浪漫ドクターキムサブ 8話あらすじ 感想 ヒューマニズムの現れ ~ ハン・ソッキュ ユ・ヨンソク ソ・ヒョンジン主演韓国ドラマ
ドラマの視聴率20%越えで週間ドラマの1位も納得の緊迫した8話でした。
リアル社会で問題となっている病気が明示され見ごたえありましたね。
それでは 浪漫ドクターキムサブ 8話あらすじ 感想 ヒューマニズムの現れをどうぞ
浪漫ドクターキムサブ 8話あらすじ
鎌(かま)をソジュン (ソ・ヒョンジン)の首にあて手術室に入ってきた謎の男 (イ・チョルミン)は「直ぐに手術を止めろ!さもないとこの女の命はないぞ!」と脅した。
続けて「全ての医療機械を止めて出て行け」と命令した。
この緊迫した中で、彼をギャングだと思い込んでいるドジュン(ユ・ヨンソク)は焦り「先生、言われたようにしましょう。手術台から離れて下さい。」と叫ぶ。
だがキム・サブ (ハン・ソッキュ)は「この場を動くな!手術を続ける」と微動だにしなかった。
すると謎の男は、患者を指差し「その男は強姦犯だ。俺が夜遅くまで汗を流して宅配をしている間に、こいつが家に侵入したんだ。妻は二人目の子がお腹にいたのに…。そして娘は11歳だった。だがこいつはっーーー!」と涙ながらに語り…、
「たった三年の刑罰、しかも初犯で模範囚だからといって仮釈放されたんだ。妻は流産し子供は生涯人工尿管をつけて生きなければならなくなったとのに…。信じられるか?夫として父として俺が償わせてやる」と言った。
それに対してキム・サブは「したい様にすればいいが私が手術を終えるまでは止せ。」と手術を強引に進め始めた
。通常なら1~2時間掛かる難しい手術を30分でする事になるキム・サブ。
そして流れはじめたビートルズの「Hey Jude」。患者の避難が始まると同時にSWAT(警察の特殊部隊)も入ってきて騒然としている病院内。
そんな中、鳴る電話。
「カン・ホンソ、周囲は包囲した。武器を置いて手術室から出て来なさい。」と言う刑事の声に、にわかに興奮し手術を止めろと喚き始めるカン・ホンソ。
そこに電話から響く少女の声。「父さん、そこにいるの?出てきて!私…母さんといるけど怖いの。」
「アリン…」と呟くカン・ホンソ。
手術を終えたキム・サブは「私の仕事は終った。殺すか生かすか好きなようにしろ。だが脊椎の損傷があり歩く事もトイレに自分で行く事もできない障害者となる彼は、死んだ方が良かったと多分思うだろう。」と患者の容体を告げた後、
「それでもこんな男のために殺人者になりたいなら殺れ!だがその代わりに沢山の事を失う。」と戒める。
その後スタッフを手術室から出させ一人残るキム・サブ。
「どう選んでもあなたの人生だが家族を失わないようにと願う。」と言い残しと手術室を後にする。
鎌を捨て強姦犯の手術台に崩れ落ち号泣するホンソ。そして入って来たSWATに囲まれ刑事に引き渡された。
*
パトカーで搬送されるホンソを見送るドンジュとソジュン。
「先輩、大丈夫か?」
「死ぬ程怖かった。でも…良かった。キム先生のお陰で誰も傷つかなかった。そうでしょ?」
「そうか?だが彼の愚かな哲学のせいで先輩の命が危なかった。」
「でも…驚きじゃない?あんな状況の中どうやって平静にいられるの?もし私が先生の立場だったらパニックだったわ。」
「二つ可能性がある。生まれついての医者なのか変わり者として生まれたのか。」
その後、院長室で行われた会議で「患者の傍に殺人犯を一人残した」とキム・サブのやり方を非難するソン外科部長。
それに対して、「キム・サブは彼が患者を殺せないと知っていた」と擁護するナム麻酔医師。
そして「彼は殺し屋ではなく一人の父親だ。それからこの事を犯罪事件かのように話すのはやめろ」と警告するキム・サブ。
部屋に戻るとソジュンが待っていた。
「心配しました。面倒をお掛けして申し訳ない」と謝るソジュンに「危なかったのはお前だった。人のことより自分を自分を心配しろ。」と言った。
その後、よくやったなと言われたソジュンは飛び上がって喜んだ。
その夜、強姦犯の様子を見るキム・サブの頭に、昼間の幼いアリンの姿が浮かんだ。
「おじさんが病気を治すために全力を尽くすから心配するな。費用はおごりだ」とその後キム・サブはアリンに約束していた。
そして今、「これで公正だ。」と強姦犯に告げるキム・サブ。
普段と変わらぬ様子で夜番をするキム・サブの姿を見て、心の中で呟くドジュン。
-彼は…類稀な外科医と知られ、ある人は精神病者と呼び、医者としてまだまだと僕に思わせる人…。
脚を切った若い男 (2PMチャンソン)の治療後、診療室から出てくるキム・サブ。
「ソジュン先輩の首に刃物が当たっていると言うのにどうやって自制を保ったのです?格好良かったですが…」
ドジュンが訊くと、キム・サブは「手術をやめていたら誰かが死ぬか負傷していただろう。だから自制を保ち、誰も傷つかない様に全てを終らせようと頑張ったんだ。」と答えた。
それに対して「又格好つけちゃって…」ドンジュが呟くと、キム・サブは「専門用語ではハッタリ、おしゃれな言葉だとロマンティックな理想家」と笑った。
その言葉に呆れるドンジュに「浪漫のない人生なんて意味はない。お前は頭が良すぎて、計算高くてわがままで…。」と続けた。
そう言われて「なぜそんなに僕を嫌うのでしょう。」と声を上げるドンジュ。
「嫌ってなどいない。お前の劣等コンプレックスと自己嫌悪を見ると落ち着かないだけだ」とキム・サブ。
「私はただ良い医者になりたいだけです。それが気に入らないのですか?」
「では、意味を考えたりせず良い仕事をするだけに集中しろ。」
ソン外科部長 (チャン・ヒョクジン)とジン看護士の連絡のあった翌日、トゴデ病院長(チョ・ジンホ)は精神科医と医療監査員をドルダム病院に送った。
ソジュンは精神鑑定を受けることになり、キム・サブは院長室に呼ばれ昨日の手術とソジュンの病歴についての説明を求められる。
そして行われた精神鑑定で、5年前の出来事を聞かれたソジュンに幻聴がぶり返す。
最近のリストカットも指摘され追い込まれたソジュンは、医師免許剥奪の可能性を知っていながら精神安定剤の過剰服用を白状した。
キム・サブの方は、監視員の質問から、院長トの目的がドルダム病院と自身両方にあると悟った。
だがチェ監査に弁明もせず「協力しようがしまいが結果は同じことだ。好きなようにしろ。」と立ち上がる。
だがそんな彼に「質問について納得のいく説明があるまで医療行為を禁止する。自分で招いた結果ですよ。」と宣告するチェ監査。
その後ロビーに降りたキム・サブに「シン会長 (チョ・フン)の手術をするほど良い医者ではないということだ。あまり頑固だと又お気に入りの生徒を失うぞ。」と言うソン・ヒョンチョル。
腹に据えかねてキム・サブが掴みかかろうとした時、シン会長と共に現れるドンジュ。
♠Pick up 素人医術用語♣
foley catheter
フォレー管は 人口尿管(尿を抜くために膀胱から尿道に通される柔軟なチューブ)の内で最も普及している。(英語訳)
韓国ドラマ浪漫ドクターキム・サブ(9話・良い人間の限界)あらすじと感想へ続く
ドラマの放送情報はこちら⇓です。
浪漫ドクターキム・サブ(1~最終回)~キャスト(出演者)紹介・ドラマ情報・視聴率Nob.2016
前回のお話は⇓こちらです
浪漫ドクターキムサブ 8話感想
ソジュン(ソ・ヒョンジン)の擁護者だったはずのト・ユンワンですが、キム・サブ(ハン・ソッキュ)の弱点と知り攻撃開始してきました。
ソジュンそしてドンジュそしてインボム(ヤン・セギョン)を巻き込んで対立が本格化する中、ドルダム病院に入ってきたソン外科部長とジン看護士。
ゴデ病院からのこの二人は、コミカルに描かれてはいますがかなり目障りですね。
ト院長、あんまりあくどい事をしなければ良いですが…息子のインボムはクリーンなイメージですが今後父親につくのでしょうか?