韓国ドラマ ラジオロマンス 最終回16話 あらすじ 感想 後半
その夜グリムは、眠っているスホの傍に座り、愛についての台本を書いた。
愛のために、人はより広がったり崩壊したり、収縮したり満足したりする。
さらに弱くなったり強くなったりも…。
だって愛は完全じゃないから。
完璧じゃないから、人は泣いたり、愛する人を泣かせたりしてしまう。
恐らく愛はたとえ失敗したとしても、人がしなければならないことなのです。
今日、私は又愛するようになった。
書き終わったグリムは、傍で寝ているスホに視線を移した。

KBS 画面 キャプチャー
そして悪夢の代わりにジウと一緒に遊ぶ幸せな夢を見て微笑んでいるスホを見て「何よ!チ・スホったら、かわいわね 」と呟いた。
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それから3ヶ月の月日が流れ、プライムタイム放送のメイン作家を担当するほどに成長しているグリム。
相変わらずラ作家とは対決していたが、番組をコピーしたとして堂々と議論をして、最後には誇らしげに「プライタイムのメインだ 」と協調するまでに強くたくましくなっていた。
一方のスホは、和解したジュハ ( オ・ヒョンギョン )に又以前の様に自分のマネージメントを任せて忙しいスケジュールをこなしていた。
ジュハは「ファンと距離が近いスターがこの頃のトレンドだ 」 として、大衆番組に出たがるスホの意見を養護してスケジュールの調整をした。
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その後2人は、ジュハの誕生日に現れたグリムと一緒に食事をした。
「ところであなた同じ人なの?以前スホと付き合うことはない絶対にないと私に誓った人と?」
そうからかうジュハに、グリムは顔をひきつらせた。
そして「人生に” 絶対 ”なんてことはありません。あの時はこんな風に付き合うなんて思いもしなかったから。どうか暖かく見守って下さい 」 と明るく釈明してプレゼントを渡した。
その後自宅の戻ったスホは、ジュハとの食事会に緊張して消火不良になったグリムの世話をした。
そして指に針を刺そうとした時に、初めてだと言うスホに恐れをなして逃げたグリムを捕まえると、真剣な顔で告白をした。
「君の指を刺してあげたい。そして君が逃げた時に追いかけたい。そうやって生きていきたいんだ。永遠に君と 」
だがグリムは、スホの突然のプロポーズに驚いて何も答えられなかった。
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その頃、ジン・テリ (ユラ Girl’sDay)とジョンウ (ハ・ジュン)は、公衆の面前で大喧嘩をしていた。
友達の誕生日パーティに参加することに反対したジョンウに腹を立たジン・テリは「別れましょう 」 を連発した。
これにジョンウが「 ” 友 ”じゃないだろ!その” 友 ”は、一緒にクラブに行った時に君に告白したやつだろ?」 と反論すると、ジン・テリは「私を信頼できないのなら別れるわ 」 と繰り返した。
これに「本当にそうするぞ!” 二度と会わない。電話もしない。終わりにしよう ”そうだな?」 と脅して、ジョンウは去った。
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その夜、PDのホンジュンに泣きつかれたグリムは、仕方なく番組へのゲスト参加を頼む電話をスホに掛けた。
だがスホは、それに答える代わりに「じゃあ、僕のプロポーズは?」 と尋ねた。
そして「わからない 」と返事をするグリムにブチ切れて「 じゃあ、僕もわからないっ!」 と叫んで電話を切った。
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翌朝、スホの次期ドラマへのインタビューは、突然の雨に中断された。
その後共演女優と屋根の下まで移動していた時、傘を差して立っているグリムに気が付いたスホは、共演女優を行かせてグリムの傘に入った。
そして番組へのゲスト参加を頼むグリムに、結婚するかどうかを再度尋ねた。
さらに思いやりのある愛情深い夫になると誓うスホに、グリムは「 そんなにシンプルじゃないわ 」 と答えた。
だが「 じゃあ、僕を好きか嫌いかどっちだ?」 と問い詰めるスホに「好きよ。しましょう。結婚 」 とグリムは同意した。

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その後2人は、インタビューのスタッフがいる中で、傘に隠れてキスをした。
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その頃喧嘩のあと連絡を断ったジョンウに怒ったテリは、アパートで彼を待ち伏せをしていた。
そして現れたジョンウに「喧嘩したからって酷いじゃない。なんで電話してこないの?」 と問い詰めた。
これにジョンウが「僕には君しかいないんだ」と指輪を出しても「 母さんは3度指輪をもらったけど、結局今は一人だ 」と喜ばなかった。
そんなテリにため息をついた後、ジョンウはキャンドルと風船で飾った自分のアパートへ連れて行った。
そして「君の生涯のマネージャーになるから、一緒に暮らそう 」 とプロポーズをしたあと、感動して泣きそうになっているテリ( ユラ )を抱きしめた。
*
その夜、グリムと特別な時を過ごそうと計画していたスホは、アイドルDJから呼び出されたグリムに仕方なくついて行った。
酔ったアイドルDJを前にして、グリムは「以前一緒に仕事をしたDJは奴隷契約を書いて自分を支配し、あらゆる事をさせた。なのに私の台本を読もうとしなかった 」と話した。
これにスホは眉をひそめたが「 だけどどんな時でもベストを尽くしていた。作家としてそんなDJに会うのは幸運だった。そんなDJになってくれない?」 というグリムに照れ笑いを浮かべた。
*
だがその翌日、結局現れなかったアイドルDJの穴埋めとして、グリムはブースに入り番組を進行した。
そして音楽が流れている間に出てきたグリムは「病気だなんて嘘でしょ?役に立たないPDの代わりに私が掴まえに行きましょうか?」 とホンジュンを責めた。
これにホンジュンも「 いつチ・スホを連れてくるんだ?全て準備は整えてあるんだぞ 」 と言い返し、2人は睨み合った。
そんな中、タイミング良く現れたスホは、ブースに入ってマイクの前に座った。
だが台本をめくったスホは「何かが欠けている。これだとDJが好きなように聞こえるぞ 」 とグリムに非難を始めた。
そして「止めた!」と歩き出すスホを慌てて引き戻したグリムは、スタッフに見えない様に死角に連れていくと「何が望みなの?」 と訊いた。
これに「君!」と短く答えて軽くキスをして「プロポーズするから時間を作って」 とスホは頼んだ。
その後何事もなかったようにマイクに向かったスホは、グリムの台本を読まずに「もし皆さんが外にいるのなら空を見上げて下さい。」 とアドリブを話し始めた。
これにグリムはぎょっとしたが「青い空が赤く染まる時です。この美しい空は僕たちのものですよ。だから、見に行って誰かを愛して下さい。」 と続けるスホに思わず笑みを浮かべた。
*
放送後、上階の隠れ家で、スホは短期間に色々な事が起こったと言いながらグリムの指に指輪をはめた。
そして手を繋ぐと「これからはずっと僕と一緒に歩いてほしい。僕の手を握って僕の目の前で泣いてくれ。」
そう言った後、最後の願い使いたいと言いながらグリムにキスをして「一生こうするよ」 誓った。

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了
韓国ドラマ ラジオロマンス 終回16話 感想
スホとグリム
中々うんと言わないグリムに何度もプロポ-ズを繰り返すスホ。
障害を取り除いて一緒にいても人生は完璧じゃないので、時には相手にイラつき衝突もする。
それでもどんな時でもしていることに最善をつくし、お互いを選ぶ。そんなスホとグリムの姿がとてもリアルに描かれてあるドラマでした。
仕事で成功し全てを得ていると思われていたカリスマトップスターのスホでしたが、長年の虐待と仮面の下で完全に壊れていた彼のパーソナリティ。
そんな彼をそのまま受け止めて癒やして再生させたグリム。
このドラマは、この2人の純粋な愛をあまりごたごたこねずにシンプルに描いていました。
イ・ガンPD
恋に破れながらも、2人を助けたイ・ガンPD。
一見変人な彼でしたが、スケールのデカイ 魅力的なキャラでした。
なぜグリムは、ずっと応援してくれていた彼に惚れなかったのでしょうか?謎です。(笑)
ジョンウとチン・テリ
最後に結ばれたマネージャーのジョンウとチン・テリ。
地味だけど安定したジョンウと熱しやすくて冷めやすく寂しがり屋のテリは、お似合いでした。
ジェイソン
最後まで善人と悪人のどちらなのか謎のままの複雑な人でした。
ドラマの序盤では、暗くて無表情のスホを心配していたジュンソンが、明るく照らしていたので頼もしいキャラだなと思っていたのですが、どこから歯車が狂ったのでしょうか?
ですが、あの虐待母ジュハが許せたスホなら、ジェイソンも許せるのでは?と思っていたので、残念な最後でした。(涙)
ユン・ドゥジュン (Highlight)
彼のドラマは、お勧めの時代劇「ポンダンポンダン王様の恋」 (共演キム・ソルギ)や「ごはん行こうよ2」 (共演ソ・ヒョンジン)を見ています。
彼独特の元気なキャラやHighlightとして出ているバラエティとは全く違う見事な変身ぶりをこのドラマでは見せてくれています。
ソヒョンちゃんと10歳の年の差でユン・バクと実年齢は近いはずですが、年齢差を全く感じませんでした。
「ごはん行こうよ3」 のキャスティングが始まり、ヒロインは「ジャングラス」 「奇皇后」 のペク・ジニに決まったので、ユン・ドゥジュンにも是非「ごはん行こうよ 1&2」 に続いて参加してほしいのですね。
ドゥジュンがキャスティングされて、7月tvNで放映されると報道されました。
キム・ソヒョン
前作の「あなたが眠っている間に」のツンデレなピアニストの高校生役とは違う実年齢よりかなり年上の設定で、しかも幼い頃に苦労したせいか大人びた性格のグリムを完全に消化していたと思います。
明るくて爽やかな風をドラマに吹き込んだソヒョンちゃんの実力に脱帽です。これで20歳?大女優になりそうで先が楽しみです。
ユン・バク
「恋するパッケージツアー」でイ・ヨニの弟役を演じていた彼は若い役で走り回っていましたが、このイ・ガンPD役は大人で、やはり活動家でした。
今回は長年思い続けていた恋に敗れる役でしたが、ラブコメが上手そうなタイプに見えるので、次回作に期待しています。
視聴率はあまり振るわなかったですが、ラジオロマンスは人物像が魅力的に描かれていて優しい雰囲気のある作品です。
スホとグリムの恋物語を丁寧にリアルに描いてくれたので、この2人が心に残るお気に入りのカップルとなりました。
クァク・ドンヨン
「雲が描いた月明かり」2016年 「あなたが眠っている間に」2017年 に続いて、3作目の彼の作品を試聴しました。
最初は寡黙な武士、次は浮気な大学生、そして謎の精神科医という違う役柄を同じ人とは思えない表情と態度で演じていて、シン・ハギョンやキム・スヒョンの様なカメレオン俳優だなと思います。
これからの活躍が期待できる若手一番手の演技派俳優ではないでしょうか。
最後まで読んで下さってありがとうございました♪
キム・ソヒョンの出演作⇒ あなたが眠っている間に 王女ピョンガン 月が浮かぶ川 ノクドゥ伝
ユン・ドゥジュンの出演作⇒ゴハン行こうよ3
ユン・バクの出演作 ⇒気象庁の人々 君は私の春 恋するパッケージツアー
ハジュンの出演作⇒真剣勝負