韓国ドラマ ラジオロマンス9話 あらすじ 感想 後半
スホの告白
その頃スホを置き去りにして去ったジェイソンは、アートギャラリーでジュハと話していた。
ジェイソンは、JHエンターテイメントの援助で彼が医学部を卒業したことをスホが知っている様な気がするとジュハに報告した。
そして一人の人にどうしても勝てない場合、人は変わりの人で征服欲を満足させようとすると心理学で学んだと話し「 だからこそ、あなたはスホから全てを奪っているんですね。この僕でさえ...」とジュハを見つめた。
( えっ驚き ! )
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ガンが電話をしに席を離れている間、目覚めたスホは「 他の誰にも作らずに僕だけにソジュ爆弾を作ってほしい 」とグリムに頼んだ。
そして話をやめさせようとするグリムに「 君を見ていると気分がいいんだ。やっと良く見えるより気分が良い方が大事だとわかったよ。」と打ち明けた。
良く見せる方を選んでここまで来たが酷いもんだ。だから格好良くなくてもいいから気分良くしていたい、とスホはおぼろげな目で見つめた。
そこへガンが戻ってきたが、半分正気でないスホは「 僕が去れと言った時は行かなかったくせに、好きだと言うと逃げようとしている 」とさらに告白を続けた。
これに慌てたグリムは「 きっとセリフの練習ですよ 」とごまかして笑みを浮かべた。
その後外で、初恋の話をガンに思い出させたグリムは、ベンチで座ったまま寝ているスホを指差した。
これに「 顔を見ずに好きになったやつのことか?本当か ! 」と驚いたあと、ガンはスホとグリムを素早く見て深い溜め息をついた。
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翌日目を覚ましたスホは、自分を見ているガン(ユン・バク)に気がつくとベッドから飛び起きた。
そして礼も言わずに出ていこうとするスホに、ガンは「 昨夜のお前の行動から、人は間違いなくソン・グリム作家に気があると誤解するだろう 」とスホの言葉を真似た。
するとスホも「 そうだ。ソン・グリムが好きなんだ。」とガンの言葉を繰り返した。
そして「 作家だからでも契約があるからでもなく、ソン・グリム自身が好きなんだ ! 」と付け加えた。
さらに「 これからは、ソン・グリム作家の肩に触ったりタメ口で話をしたりする。そういうのを止めてくれ 」と主張した。
これにガンは「 ソン・グリムがお前を受け入れた時に、お前の言う事を聞こう 」とやり返した。
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ムッとして外に飛び出したスホは、ガンとグリムが近すぎる場所に住んでいる事が気に障り不動産会社に向かった。だが、所有者として現れたガンに狼狽するだけだった。
その後もスホとガンのグリムを巡る攻防戦は続いた。
むかっ腹立てて一旦家に戻ってきたスホは、ジェイソンからエランの退院日だと教えられるとガンに先を越されまいとして直ぐに病院へ戻った。
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その頃グリムは、病室でエランの荷物をまとめていた。
娘が何かを隠していることを敏感に感じとったエランが誰かと付き合っているのかと尋ねると、グリムは何かが起きていることは認めた。
だがグリムが詳細を伝える前に、最初にスホが次にガンが病室に現れた。
そして2人は、グリムがバスで帰る予定だと言うまで、どちらがエランを家に連れて行くかを議論した。
その後駐車場に着くと自宅まで乗せると再度主張を始める二人に、結局ガンの方にグリムが、そしてスホの方にエランが乗った。
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その日イ・テリ(ユラ)は、失踪したJayの代わりにDJに代打で起用され、初めてのDJに挑んでいた。
ブースの中のデリは落ち着いていて、否定的なコメントに対処する用意があるようにも見えていたが、最初の批判的なコメントでデリの仮面は直ぐに剥がれた。
ソンス( イ・ジキュ )が危惧していた通り、デリはリスナーに対してタメ口で話しかけたり、今までに出たCMについて自慢したりした。
その後次々と続くコメントに我を忘れたテリは、リスナーを呪っり脅かしたりして事態を悪化させた。
これにパニックになったラヒ(キム・へウン)とソンスは、その後歌でデリを切り捨て放送を終わらせた。
その後「 このアイデアを出した人を殺してやる ! 」と罵りながらブースから出てきたテリに、提案したのはグリムだとラヒは教えた。
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家の前でエランを降ろしたスホは、ガンと一緒に家に向かうグリムとエランの姿に嫉妬して、彼の願い事の一つを使いグリムを夕食に誘った。
だがそこで丁度ジュハがダソルを何度も平手打ちしている修羅場に出くわしたスホは、ジュハの腕を掴んで止めさせた。
そしてジュハが何事もなかったように顔を上げて去ると、ダソルが強請りに使った写真を奪ったスホもその場から去った。
その後夕食中に、陽気に振る舞おうとするスホに「 食べる気分じゃないからここから出たいの...」とグリムは動揺した気持ちを打ちあけスホも同じ気持ちだと思うと話した。
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レストランを出たあと街を見下ろす場所へ行ったジホとグリム(キム・ソヒョン)はベンチに座り話を始めた。
次回に二番目の願い事を使いどこか素敵な場所へ連れていきたいと話し始めるスホを、グリムは遮って子供の頃面白くないのになぜ笑うのかと言ったことを謝った。
そして14歳で父親が亡くなり15歳で母親が失明したが、自分だけが辛かった訳じゃはないと分かると、少し気が楽になったと話した。
その後散歩をしながら、スホは父親が浮気相手と出かけていた9歳の誕生日に、ジュハから生みの母ではないと聞かされたと話した。
「 これが誰もが羨ましがる家族の真実だ 」
これにグリムは「 口では何も言っていないあなたが、実は話していると今は分かっている。以前は沈黙が無視している意味かと誤解していた 」と答えた。
そして「” 去れ ! ”と言う意味が、本当は「 助けてくれ、 抱きしめてくれ、泣きたいと言っているのを知った 」と話した。
これにスホは、涙でいっぱいになった目でグリムを見つめたながら沈黙を続けた。
グリムは「 今しているようにあなたが何も言わずに私を見つめる時、私はあなたを抱きしめたい 」とスホを見つめ返した。
スホの目から一筋の涙が流れると、グリムは腕を伸ばしてスホを引き寄せてハグをした。
次回のお話は⇒ラジオロマンス 10話あらすじと感想
前回のお話は⇒ラジオロマンス8話のあらすじと感想
韓国ドラマ ラジオロマンス9話 感想
最後のハグは、グリムの方から初めてスホへ踏み出した意味のある甘いシーンでしたね。
ロマンティックなシーンと言うよりも、どちらかと言うと憐れみと慰めを与えたような感じでしたが、何も求めず心配してくれる唯一の人であるグリムを辛抱強く待ち続けたスホにとって重要なハグでした。
グリムの肩に持たれて泣きつつも、初めてのグリムからのポジティブな行動に、スホはきっと心の中で満足していることでしょう。
そして9話では「 君といると気分がいい。」と言うスホのセリフがシンプルで素敵でした。
ずっと見目麗しい芸能人に囲まれて生きてきたスホにとって、美しさは見慣れて特別ではないが、この” 一緒にいて気持ちがいい ”と言う感覚はきっと新鮮で惹かれるということなのでしょうか。
特殊な環境の中で育ちながらも、まともな精神を持っていることをスホは証明していますね。
気になるのは、スホと夫をコントロールすることで征服欲を満たしていたジュハ!
グリムとラジオに対して今後どう出てくるかですよね。
そして母親の冷たさを分かっているスホが、グリムを葬ろうとする母親をストップできるのかどうか?と面白くなっています。
愛らしいグリムが虐められなければ良いですが…。
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