韓国ドラマ シュルプ最終回16話 あらすじ 感想ネタバレ(レビュー) キム・ヘス キム・ヘスク ムン・サンミン オ・イェジュ 視聴率最終回16.9%
韓国ドラマ シュルプ最終回16話 主な登場人物
- キム・ヘス - イム・ファリョン王妃役
- キム・ヘスク - チョ大妃役
- チェ・ウォニョン - イ・ホ王役
- ムン・サンミン - イ・ガン/ソンナム大君役
- オ・イェジュ - ユン・チョンハ役
- チャニ(SF9) - ウィソン君役
放送情報は⇒ キャスト 登場人物 視聴率
画像は ⇒tvN公式サイト現場写真
それでは キム・ヘス 主演 韓国ドラマ シュルプ最終回16話 あらすじ 感想ネタバレ(レビュー) をご紹介します。見逃してしまった、内容が気になる、そんな時に参考になさって下さいね♪
韓国ドラマ シュルプ最終回16話 あらすじ - 子は親を映す鏡
廃妃(ペピ)ユン氏の願い
逆謀の事実が明らかになると、廷臣たちはイ・イクヒョン(キム・ジェボム)の母である廃妃ユン(ソ・イソク)氏とウィソン(チャニSF9)君、ユ・サンウク(クォン・ヘヒョ)を極刑に処することを求めた。
逆賊を討ったのがウィソン君ではないかとイ・ホ(チェ・ウォニョン)王が庇うが、逆謀に加担していた状況証拠と証言があることを理由にして断罪するよう主張した。
一方、ファリョンは廃妃ユン氏に会い、イクヒョンが死に復讐が失敗したこと、ユン氏が危険な身の上になったことを知らせた。
「もはや生きる理由がないので構いませぬ」と生気のない顔でイクヒョンの形見を受け取るユン氏に、彼の子であるウィソン君が生きていることを伝えた。
その言葉を聞いたユン氏は、表情を変えてファリョンに借りがあることを思い出させると、イクヒョンの子を生かしてほしいと頼んだ。
ファリョンは、ウィソン君を生かすというユン氏の最後の願いを王に伝えた。
(覚えていますか?第5話で、ユン氏の”願い””を一つ無条件で受け入れることをファリョンが約束していましたネ)
一方、王は、チョ(キム・ヘスク)大妃から、ウイソン君を殺して火種を消すよう圧力をかけられるが「私が初めて腕に抱いた子です!」と反発した。
イ・イクヒョンの血筋である邪魔者を消してしまうよう主張するチョ大妃に対し「これ以上王座を血で汚しはせぬ!」ときっぱりと拒否した。
その後、ソンナム(ムン・サンミン)大君がテイン世子の死因を暴いてこそ兄が毒殺された事が明かされるとし、家蔵史草※を公開することを要求するが、王は容易には決断できなかった。
ソンナム大君から、その話を聞いたファリョンは、テイン世子が毒殺されたとなると王位の正当性が否定されること、母親を罰することになるので王にとって簡単ではないと理解を示した。
そして、何としても兄の死因を明らかにしてかわいがっている甥を宮殿に連れ戻したい彼に、一緒に王の道を開いてあげようと慰めた。
※家蔵史草(カジャンサチョ):史官が個別に記録し保管した資料
ファリョンとチョ大妃の攻防
王の意志をねじ伏せるために大君たちの恥部を暴くことを決めたチョ大妃は、胎児が流れる薬を与えて流産したはずのユン・チョンハ(オ・イェジュ)のことを持ち出すことに決めた。
そんな中、偶然ムアン(ユン・サンヒョン)大君とチョ・ウォル(チョン・ヘウォン)の隠し子を発見するとこれ幸いと問題にしようとした。
しかし、卑しい者を王宮から追いやるよう主張するチョ大妃に対し、王は、ムアン大君の子なので言葉を選ぶよう注意した。
ムアン大君が子供と好きな女性を守りたいので婚姻させてほしいと願うと、チョ大妃は王族が賤民を妻に迎えるなど言語道断、国法を破ることになると猛反対した。
するとファリョンは、慣例を破る初の事例として、チョ・ウォルを側妻として迎え入れてほしいと王に要請した。
その後、王が熟考してみると返事をして2人を出してしまうと、チョ大妃は、世継ぎを産めないチョンハをどうするのかと切り出した。
すると、ファリョンは待機していたソン御医を呼びいれて、チョンハの湯薬に何を入れたのかを言わせたあと、チョ大妃に渡された二種の薬をなぜ使わなかったのかを尋ねた。
医官の”胎児に害があるので加えなかった”という答えに驚いて「懐妊の話は偽りではないのか?」と尋ねる王に、胎児を守るために安定期に入るまで懐妊の事実を伏せることにしたことを打ち明けた。
チョンハには合併症もなく無事に出産できると医官が証言すると、チョ大妃は、2人の話は偽りなので自分だけを信じるよう王に訴えた。
しかし、大妃の悪行を知って怒った王は、聞く耳を持たず「止めて下さい!母上!」と叫んだ。
その後、二人っきりになると「王様が味方だと勘違いなさるな。王様は決してテイン世子の死を明かせぬはず。」と自信満々のチョ大妃に、ファリョンは、正しい決断を下せるよう王を助けると断言した。
イ・ホ王の決断
その後、ユ・サンウクから、証言する旨の約束を取り付けたファリョンは、王にその事実を打ち明けて励ましの言葉をかけた。
王として20年間どう生きてきたかを自分だけではなく天と国民はわかっている…と、例え過去を明かしても聖君である事実は変わらない…と。
そして、どう使うかの判断を委ねると言い、世子の毒殺を示す検案書を差し出すと、2人の世子が毒殺された事実を歴史に刻んで世子が残した家族を守ってほしいと懇願した。
一晩悩んで、真実を明らかにすることを決めた王は、チョ大妃を訪ね、あの夜テイン世子を殺す現場を目撃したことを明かした。
そして、過ぎたことですまそうとするチョ大妃に、これ以上黙認できない、もう誰も犠牲にしたくないと主張した。
チョ大妃が母を捨てるのかと感情に訴えても屈せず、王としてやらねばならぬことをすると言い放ってその場を去った。
その後、王はユ・サンウクの証言とパク・ギョンウ(キム・スンス)が保管していた家蔵史草※、世子の検案書の全てを廷臣たちに示し、2人の世子の死を血虚による死亡ではなく毒殺されたことで実録を改訂するよう王命を下した。
廷臣たちが口々に国民に混乱を招くとか、20年の功績が汚されるため再考してほしいとかと反発するが、王は自分に対する評価は後代に任せれば良いと鷹揚に構えた。
※艮水(カンス):塩から溶け出たしょっぱくて苦い水
一方、証言をして解放されたサンウクは、兄の死に責任を感じていたソンナム(ムン・サンミン)大君に初めから兄を殺すつもりでいたのかと聞かれると、正しい処方箋を与えたと答えた。
「医術であれ権力であれ、人を救うために使われるべきではないですか?」と医者としての誇りを示して去った。
その話を聞いたファリョンは「もう十分だ。よくやった。もう兄を旅立たせてやろう」と彼を慰めた。
王はパク・ギョンウを実録庁(シルロッチョン)※の総裁官(チョンジェグァン)に任じ、先王の実録に付記を加えるよう指示した。
さらに、 ミン世子嬪(ハン・ドンヒ)、元孫、テイン世子の母ユン妃を復権させると共に、テイン世子を死に至らしめたチョ大妃を大妃殿へ幽閉することを命じた。
しかし、王命が実行される前に、チョ大妃は、誰も自分を罰せることはできないと明らかにして自ら命を絶った。
ファリョンは、そんなチョ大妃に、悪の呪縛から放たれて下さいという最後の挨拶を伝えた。
※実録庁(シルロッチョン):実録(君主の言行を記録した書)を編纂する官庁
大君たちの暮らしぶり
それから3ヶ月後、死を免れたウイソン君は、衝撃で精神を患って自分を息子として見たりイ・イクヒョンと勘違いしたりするようになった廃妃ファン(オク・ジャヨン)氏の世話をしながら宮外の質素な家で静かに暮らしていた。
ファリョンは、そんな2人を時々訪ねていき、ウィソン君を見守るというユン氏との約束を守った。
出閣(チュラブ:王女や王子が王宮を出て暮らすこと)したムアン大君は、幸せな家庭を築くことに成功し、王宮に入り浸って後宮たちから王室の教育法を学ぶようになった。
シムソ(ムン・サンヒョン)大君は、妻の懐妊という嬉しい知らせを母コ(ウ・ジョンウォン)貴人と共有して喜び会い、ボゴム(キム・ミンギ)君は、世子に会った時には必ず居所に寄ると約束してテ(キム・ガウン)昭容(ソヨン)を喜ばせた。
一方、ソンナム大君は、満月島(マヌォルド)で一緒に過ごした時のようにチョンハと心安い間柄に戻り、お腹が大きくなったチョンハを労りながら過ごした。
さらに、宮内を手を繋いで歩くとか、流れ星に願いをするなどの願い事を着実に叶えていくソンナム大君に、チョンハは感謝しながら幸せを満喫した。
新たな世界を見たい、自分らしく生きたいと思うようになったケソン(ユン・ソノ)が出宮を決めると、ファリョンは「すっかり大人だな」と涙を流しながら応援した。
数日後、ケソン大君は最後に兄弟たちと別れを惜しんで抱き合い、発った。
韓国ドラマ シュルプ最終回16話 結末
それから暫くして、ケソン大君から、新しい生活の様子を描いた手紙を受け取ったファリョンは、自分らしく生きる彼の姿を見て穏やかな笑みを浮かべた。
そんな中、発明に凝っている末っ子イリョン大君が凧を持って屋根の上に登っていることを知ったファリョンは、「なにが国母だ?中殿ほどきつい仕事はない!」と愚痴りながら全速力で走り始めた。
全てをあるべき姿に戻したあと、ファリョンが雨の中散歩をしていると、その姿を見つけたソンナム大君は傘を持って傍に寄った。
そして、ファリョンが濡れないように傘を傾けて守りながら、ゆっくりと一緒に歩いた。
韓国ドラマ シュルプ最終回16話 感想ネタバレ(レビュー)視聴率16.9%
結末についての感想
ファリョンが全ての間違いを正して、大君たちと幸せで笑い溢れる日常を手に入れて終わった『韓国ドラマシュルプ最終回16話』。
一方、チョ大妃の方は、イ・イクヒョンとファン領議政同様死んでしまいました。予想はしていたのですが、中殿の大礼服を身に着けて反省もせず自決するチョ大妃には驚かされました。
自分の欲を満たすために子供を利用するチョ大妃と子供の望みを聞いて支援するファリョンとでは、全く異なる結果が待っていましたネ。
ファリョンにそっと傘を差し出して優しく笑うソンナム大君の場面を見ながら、”子は親を映す鏡”というメッセージが心に浮かびました。
激しい権力争いとそれに伴う悲劇で始まったドラマが最後は完全に覆され、王子たちがそれぞれの母親と穏やかな生活を手に入れるという心温まる結末を迎えたことにとても満足しています。
ドラマ全体についての感想
『韓国ドラマシュルプ』は、最初から最後まで、魅力的なキャラクターと素晴らしい演技で全体的によくまとまっていました。
こんな風に、ダイナミックに母性愛を描いたドラマは今までなかった…そんな感じがします。
特に、ファリョンの持つ、強く逞しく高潔で公平、時には厳しく時には優しく、それでいて冷静!という多面的なキャラクターが本当に良く描かれていたと思います。
その全てを駆使して子供たちを守るために走り回るファリョンと手段を選ばす対抗するチョ大妃の悪のオーラも凄かったですネ。
嫁姑を演じたキム・ヘスとキム・ヘスクのケミがとにかく強烈でした。2人の火花散る演技がドラマの没入感を最高潮に高めてたと思います。
『韓国ドラマシュルプ』は今年を代表するドラマの一つであり、来年の百想(ペクサン)賞の候補に挙がっても不思議ではありません。
このドラマが初作品であるパク・パラは、今後注目すべき脚本家ではないでしょうか。
『シュルプ』でブレイクしたムン・サンミン(ソンナム大君役)、キム・ジェボム(クォン医官役)の今後の活躍も見逃せないですネ。
イケメ王子たちへの王室教育という独特なテーマと暖かくて強い最高の中殿(王妃)が登場する『シュルプ』!今年一番のおすすめドラマです。
以上韓国ドラマ シュルプ最終回16話 あらすじ 感想ネタバレ(レビュー)をご紹介しました。
それでは、又別の作品で♪(*^^*)
- 前回のお話は⇒韓国ドラマ シュルプ15話
- tvNの週末ドラマの次作は⇒韓国ドラマ 還魂光と影
韓国ドラマシュルプ視聴者へのおすすめドラマ
- キム・ヘス⇒浪漫ドクターキムサブ1番外編
- キム・ヘスク⇒スタートアップ サイムダン師任堂
- チェ・ウォニョン⇒あなたが眠っている間に 花郎
- キム・ウィソン⇒アルハンブル宮殿の思い出
- オク・ジャヨン⇒ビッグマウス トゥーカップス
- ムン・ソンヒョン⇒還魂 海街チャチャチャ ヴィンチェンツォ
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