韓国ドラマ 麗 8人の皇子たち 19話 あらすじ 感想 後半
*ワン・ソの罠にかかるウク( カン・ハヌル )
天徳殿へ布を被せた鳥籠と共に入って来るワン・ウク。
これが兄妹愛の表れというもの、家族の調和はお国の調和…、とワン・ウォンとワン・ソが笑い合う中、布が外される。だが中には鷹の死骸が!
凍りつくワン・ソとざわめく重臣たち。
「鷹の死骸を差し出すとは!王を呪っていたのか!このままにはしておけませぬ」と叫ぶ重臣。
「誤解です、運んでいる内に手違いが…」と言うワン・ウクにワン・ウォンは「自分で運んだのでしょう?では誰を非難しているですか?」と尋ねた。
「呪おうとして持ってきたのか。」
「罠にかけられたのです」
と床に平伏すワン・ウクに、ワン・ソ( イジュンギ )は「反逆ならば命を持って償ってもらおう」と薄笑いを浮かべた。
*
知らせを受け皇后ヨナに助けを請に来る皇太后皇甫氏。
だが口出しできないと冷たく断るヨナ。
「私は皇后。そして私の家族、陛下を失いたくないのです。もっと大きな絵を見なくてはなりません。」
その頃、へ・スもワン・ウク( カン・ハヌル )の命乞いをしていた。
無視しようとするワン・ソの前で膝を折り座るへ・スに、慌てて近寄るワン・ソ。
「膝を使ってはならぬのを知っている筈なのに…、歩けなくなるぞ。立つんだ!」
「兄弟を傷つけないとおっしゃいましたね。」
「ウクの為にこんな事をするな。起きるのだ!」
「罠にかけたのは陛下ですよね。鷹をわざと殺して皇子様を危険に陥らせたのですよね?」
「どうしてだ?ウクが兄のムとウンを殺し、ペグアを追いやったのだ。私を殺そうとし私達を引き放した奴だそ。」
「誰かを殺したら悪運は自身にはね返って来るでしょう。罰が厳しすぎると皆は、徐々に陛下を敵とみなすでしょう。血塗られた君主として名を残して欲しくないのです。」
ではウクを生かせてやると言われ一瞬喜ぶへ・ス。
だが「生涯屋敷で軟禁させれば直ぐ殺すより良いかも知れぬ」と笑うワン・ソを茫然と見あげた。
*
茶美院で湯に花を浮かべているへ・スに、「花と戯れる時間があるなんて、嫌な人ね」といきなり皮肉を言い始めるヨナ。
「ウク皇子様のことをご心配なさっていることでしょう」と挨拶をするへ・スに「あなたが兄を変えたのよ」ときつい声で非難した。
唖然とするへ・スに向かって、ウクから聞いた話しを打ち明けるヨナ。
「4皇子に気をつけろ。ワン・ソの道を阻むと死ぬかも知れないと、あなたが言ったのでしょう?」
「私が?皇子様に4皇子に気をつけろと言ったのですか?」
突然ヨナに言い出されても、そのことを思い出せないヘ・ス。
「それで兄は4皇子が王になると確信したんだそうよ。慕っているあなたが、他の男を王として認めたのを何よりも嫌がっていたわ。だから兄は…。何もかも全てあなたのせいよ!」
私のせいなの?と茫然と独り言のように呟くへ・ス。
これに「あなたが全てを破滅させたのに恥ずかしげもなく、よく生きているわね!」と非難するヨナ。
*
ヨナが去った後、茫然と階段に座ったへ・スの頭の中には「ワン・ソに化粧をしたお前のせいで…」と非難しながら亡くなったワン・ヨの姿が蘇っていた。
全部私のせいだった…と苦しそうに胸を押さえるへ・ス。
*
天徳殿で絵師に肖像画を描かせていたワン・ソは、そこへ無理やり入って来るジョンを「死にたいのか!」 と睨みつけた。
これにジョンは「陛下の同意を頂きに来ました」 と言うと、前王が残した命令だとして文書を見せた。
ジョン皇子( ジス )とへ・ス(IU)茶美院尚宮の婚姻を許可すると記されているのを見て怒りだすワン・ソ。
「紛い物だ!嘘だ。」とワン・ソが投げた文書を拾うジモン。
「前王の遺言で皇位についた陛下が、彼の命令を粗末に扱って良いのでしょうか?文字を見比べれば本物だと分るでしょう。」
「もし偽りでないとしても認められない。へ・スとは結婚できない。」
「前王が同意した以上できない理由はない。」
「馬鹿げたことを申すな!」 と相手にしないワン・ソ。
「スは皇后でも側室でもなく、陛下の夫人ではないのだから私と結婚できない理由はない。それに重臣達には陛下の許可を待っていると既に言ってある!」
怒りに震えて「流罪を破ったジョンを罰しろ!」 とジモンに命令するワン・ソ。
だがジョンは「ヘ・スの望みだから本人に確認すればよい」 と静かに言った。
*
その後茶美院の宮女が作った石けんを調べて助言をしているへ・スの所へ血相を変えて入ってくるワン・ソ。
「ジョンがそなたと結婚したいと言っている。そなたとの結婚を許可した前王の命令を持っていたのだ。知っていたのか?」
「いつその命令を受け取ったのです?」
「ジョンが百済との戦いに勝って帰還したときだ。ジョンはそなたも結婚を望んでいると言っているがそうではないだろう?偽りの命として捨ててやるさ。」
「離れている時は考えるだけで胸が震えていたのです。でも毎日会えるけれど今は時々陛下が嫌なのです。こんな事が続くと憎しみと嫌悪しか残らない。その前に去りたいのです。」
そう訴えるヘ・スに「絶対に許さない!」 と出て行くワン・ソ。
*
音を立てて扉を明け部屋に入って来る皇后ヨナ。
「皆どうやって王座を得たのかと疑っているのにこの事を無視するつもりなのですか?私に兄と家門を捨てさせたのにへ・スを捨てられないのですか?陛下!」
「そうだ。へ・スは絶対に行かせない。」
「陛下は皇位を捨てられるかもしれませんが…、私は絶対できない!」 と言い捨て出て行くヨナ。
*ヘ・スとの過去を告白するウク( カンハヌル )
へ・スの嘆願で助命され書斎に戻ったウクを訪れて助けを求めるヨナ。
その翌日、天徳殿を訪れたウクは、ワン・ソにへ・スとの過去を告白した。
「私達は結婚の約束をしていたのです。」
「死にたいと見えるな!」
「へ・スが陛下の情人となるずっと以前の事でした。スは私の人だったのです。」
その後、茶美院のへ・スの元へ現れて尋ねるワン・ソ。
「そなたがウクを心配する理由が分った。そなたが長い間着けていた腕輪、茶美院の洞窟での秘密の逢瀬、全て本当なのか?ウクと結婚するつもりだったのか?」
「そうです」 と答えるへ・スに「嘘だと言え!」 と叫ぶワン・ソ。
「嘘はつかないと約束したではありませんか?」 とへ・ス。
「どうしてこんな風に私を傷つける?なぜウクなんだ?そなたの心の中にはいつもウクがいたんだな。」
そう言って涙を浮かべるワン・ソの手を取ろうと近づくへ・ス。
だがその手を振り払い「触るな!」 と怒声をあげるワン・ソ。
「今日よりそなたに二度と会うことはないだろう。」と言い捨て出て行くワン・ソに、崩れ落ちるへ・ス。
*へ・ス( IU )の出宮
へ・スが出宮しようとしていた。
見送りもせず玉座に座り書を読むワン・ソに声をかけるジモン。
「一度捨てるだけで充分でしょう。いくら皇権を守る為とはいえ、こんな風に送ってしまうと陛下もご自分を見失ってしまうことでしょう。」
「私が捨てたのではない。スが私を捨てたのだ。」
へ・スに同行して門まで来たペガ( ナム・ジュヒョク )は、お酒が縁で仲良くなったから離れる時も飲もうとお猪口を出した。
「ジョンがそんな命令を持っていると知っていたら助けなかったんだが…」
「私だって知らなかったのよ。」
「結婚、したくないんだろ?なら今引き返すべきだ。」
「結婚は嫌だけど、それしか宮殿を去れないのなら、そうするわ。」
「兄さんの傍にいて欲しかったのに…。なぜ去ろうとする?いつ兄さんを捨てられないと分るんだ?」
「沢山の血が流れて…止めたかったのに。これ以上見続ける自信がもうないのです。悲嘆にくれて病気にならないでね」
*
そうして二人が酒を飲み終わりへ・ス( IU )が別れを口にした時、姿を見せるワン・ウク。
「直ぐに去れ!」 と声を荒げるペガに、行く様にと視線で示すへ・ス。
「ジョンはそなたを大事にするだろう。体に気をつけて暮らしてくれ。」
ワン・ウクの言葉に穏やかな笑みを浮かべ耳を傾けるへ・ス。
「起こった事は全て忘れ将来のことだけを考えるんだ。スヤ、私の気持ちはわかっているな?」
とへ・スを抱き寄せてワン・ウクは 「私達の絡み合った運命はここで終わりだ」 と言った。
微笑みあい別れる二人。
*
ワン・ウクが去ったあと天徳殿を振り返り、ワン・ソがいる辺りを見つめて思いを馳せるへ・ス。
ー愛さなければお互いを捨てることもなかったのに…いっそあなたに会っていなかったら…、と涙を流す。
そして同じ頃ワン・ソもへ・スの残した婚礼衣装を握り締め涙していた。
次回のお話は⇒ 麗~花萌ゆる8人の皇子たち最終回20話
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韓国ドラマ 麗(れい) 8人の皇子たち 19話 感想
ウヒが墜落して悲惨な死を迎えてしまい、打ちのめされるペガ。ウヒは自分自身の幸せよりも最後まで公主として生きたのでしょうか
これでペガが去りヘスも出宮して、本当にワン・ソは宮殿に一人残されてしまいました。
自分の大事な人たちを守るために皇帝になったのに、その人たちが離れていってしまう結果になり、ワン・ソが哀れですね。
どんどん悲劇的な方向へ向かっていますが、最終回はどうなるでしょうか。
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