韓国ドラマ 麗16話 あらすじ 後半
時は経ち、定宗( ホン・ジョンヒョン )統治三年目(948年)
チェリョンから「尚宮~!二年ぶりに戻られましたよ!」と言われて走って行ったヘ・スは、ジョンを見て内心がっかりした。
「 スのお茶を飲もうと思い二日早めて帰ったんだが、ウニ兄上の墓を見に行っていたんだ。義姉に手柄話をして置いたよ 」
大将軍になっても性格が変わらないジョンを「 少し程度が低いんじゃありませんか?」とからかって微笑むヘ・ス。
「 行っている間に皇宮を去っているかと心配したよ」
「どこに私が行けるのですか?」
「 婚姻はしないのか?婚姻で皇宮から去れるはずだろう?」
「 結婚して誰かの世話をするべきだと言うのです?年をとったら遠くへ旅して余生をおくるつもりです。砂漠に行ってラクダに乗ったり、海に出かけたり...。私、お給金は全部貯めてあるんです 」
そんなヘ・スに微笑むジョン。
そこへ「 久しぶりだな!契丹に大勝利だったとか!」とウヒと共に現れるペガ。
だが、教坊( キョバン )の最高尚宮だとウヒを紹介されたジョンは「 例の妓女だったと言う?いつも悪い付き合い相手だな。殺し屋の後は妓女か?」と辛辣な言葉を吐いた。
「 口に気をつけろ!」
「 兄上こそ気をつけてください。いつか刺されますよ!それから笛吹きの密偵を部隊に送ったりするのはお止め下さい」
と頭を振って去って行くジョン。
「 何でバレたんだろう...」と呟くペグァに「 本当に密偵を送ったんですか?」と呆れるヘ・ス。
「 元気かどうか気になるだろ...?ところでソ兄上はどの部屋だ?」
「 4皇子様がお戻りに?」
「 ここにいると思って来たんだが…」と口ごもるペガ。
*
その頃、 定宗は気が触れたように開国寺の本堂で祈り続けていた。ウン( EXOベクヒョン )の死後幻聴を見るようになっていたのだった。
そこへ現れた太后劉氏から、ジョンを正胤にしようと提案された定宗は奇怪な質問をした。
「母上にとって私は何ですか?人ですか豚ですか?それともジョンが皇位を狙っているのか?」
そしてソが現れると狂った様に笑いながら「そんなに不安ならソを正胤にしよう!ジョンもソも母上の息子だ」と告げた。
これに腹を立て出ていく太后劉氏。
すると「お前は何かと便利な奴だ!」とソに言うと、また祈り始める定宗。
*
ジョンとウク、ワン・ソを並ばせて、西京での工事が中止されている事に怒声をあげる定宗。
「 人手と物資がどちらも不足している」
「 では眠らせず働かせ物を盗み取り、強要しろ!そして予定通りに完成させるのだ!」
そしてお茶を運んでいるヘ・スの手首を握りしめる定宗に、ジョンが抗議しようとするのを止めるウク。
「 死に値する罪を犯しました。陛下」
そう言って平伏するワン・ソと、人払いをして話しませぬかと提案してスを退かせるウク。
*
その夜、ワン・ソからの文をいつもの様に写書きしているヘ・スに、眠れないのなら散歩はどうかと提案するチョリョン。
そうして池辺りに行きワン・ソと出会うヘ・ス。
「 二年ぶりなのに一度も会とうとせず...もう私の事はお忘れのようですね」
これに、そうだと言って去ろうとするワン・ソの背中に抱きつくヘ・ス。
「 私にはまだ終わってないので我慢して下さい。私をまだ恨んでおいででしょうか?」
だがスの手を解いて去るワン・ソ。
*
「 西京での工事が滞っているのは、遅延工作です。太監ワンシンニョムが重い病にかかっていると噂されています」と報告するウヒ( ソヒョン )。
「 ソの目的は何だ!皇位を狙っているのか?」
「 答える前に私の問いにお答えを。税を払えぬ後百済の民が無理やり工事現場で働かされて死んでいるとか...。取引をお忘れか?なぜ私が陛下の間者として働かねばならぬのか?」
「ウヒ公主。ペガは芸術家らしく、とても繊細で潔癖な心の持ち主だ。そなたが俺の犬だと知ればどんな顔になるかな?」とウヒを脅迫する定宗。
*
池辺りに佇み、ヘスとの思い出に浸っているワン・ソ。そこへ現れたヘ・スと見つめう。
そんな二人の様子を背後の物見台から見ながら、二人の関係は終わったと言う定宗に、確かめるべきだとそそのかすウォン( ユン・ソヌ )。
近づこうとするヘ・スに「 止まれ!会わないほうがいいんだ...」と言った直後、ス( IU )を狙った定宗の矢に腕を射られるワン・ソ。
その後二人に近づいた定宗が怪我したのかと尋ねると、ソは大した事はないと答えた。
「 面白がって尚宮を殺したと噂がたてば、皇帝の名が汚れますぞ 」
そう牽制するワン・ソに「 そうだな。手違いだった 」と笑いを浮かべる定宗。
*
ワン・ソの様子を知ろうとしたヘ・スは、ウヒを部屋に呼んでペガからのメッセージを聞いた。
そうして西京への旅の途中で矢の傷が悪化したソが、家臣なしで休んでいる...と聞くと、ヘ・スはワン・ソの元へ向かった。
そうして思ったよりも深い傷に、涙ぐみながらワン・ソの腕を薬草で治療をした後、いつの間にかそのまま寝入ってしまうヘ・ス。
*
目覚めて、壁に寄りかかって寝ているヘ・スに気づいて驚くワン・ソ。
「 どうしてお前がここに?」
「 お尋ねしたいことがあって、ペガ様にお頼みしたのです」
「 では、さっさと訊いて帰れ」
「 まだ私をお忘れにはなっていないのでしょ?好きではないと言ったのは嘘だったんでしょ?」
帰れと背を向けるワン・ソに向かい話し続けるヘ・ス。
「 ここは皇帝の目が光る皇宮ではありません。これを訊くために命を懸けて宮殿から出てきたのです。あの時に戻りたいと何度も望んで...、信じているとお伝えしたかったのです。」
そう訴えた後「嘘をつかず、お答え下さい。私をまだ愛しておいででしょうか?」と尋ねるスを拒むことができす口付けるワン・ソ。
そうして会えなかった時間を埋めるかのように愛し合い、二人だけの幸せな時を過ごすソとス。
*
ウンの命乞いの声や太祖の幻覚に襲われ日増しに衰えていく定宗( ホン・ジョンヒョン )。
そうして床に倒れた定宗を見て、西京のワン・シンニョム(叔父)の所へ行くウク。
これにジモンはワン・ソの元へ行き、定宗の侍医からの病状を告げて機が熟したと言った。
「 パク大将軍とシン州カン氏が豪族と皇軍を掌握し待機している中、ウク皇子とジョン皇子が皇宮を去りました。どうかご決断を!」
*
庭で夜空を見上げるワン・ソに近づき、皇位を望まれるかと尋ねるヘ・ス。
「 望む!」
「 私から去ったのも皇位の為だったのですか?」
「 皇帝はお前を囮にして俺を得た。俺を利用するためにお前を困らせるだろうと思ったんだ」
「 諦めろと言ったらどうします?」
「 良いと言うまで説得するよ」
「 城を建てながら分かった事は、君主が変われば世も変わると言う事だった。誰にも制御されず愚行を取り除けるのなら、皇帝に必ずなってやる!」
と決意を告げるワン・ソ。
次回のお話は⇒麗8人の皇子たち 17話 あらすじ 感想
前回のお話は⇒麗8人の皇子たち 15話 あらすじ 感想
韓国ドラマ 麗16話 感想
暴君だったワン・ヨが亡くなりそうですね。その後遂にワン・ソが即位するという流れでしょう。
初めて悪役に挑戦したホン・ジョンヒョンは、イ・ジュンギより年下だそうですが、全く違和感なくて、存在感ありました。
病的な母に育てられた男の悲劇。皇帝の座を得た途端狂っていくという虚しい人生でしたね。
一つの愛( ウンとスンドク )の悲劇的な終焉。可愛い2人だっただけに、いたたまれないです。
そしてペガ&ウヒの愛とワン・ソ&へ・スの愛。
しあわせな二組の愛の行方はどうなるでしょうか?
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