韓国ドラマ 麗 8人の皇子たち 15話 あらすじ 感想 後半
定宗( ホン・ジョンヒョン)の悪行
お茶を準備しているヘ・ス( IU )に、水銀を風呂に入れた理由を尋ねる定宗。
「 そんな事はしてません」
「 拷問されても同じ事を言うだろうか...」
「 もしそうなったら、死ぬまで陛下に指示されたと言うつもりです」
「 大した女だ!お前は昔からそういう奴だった...。お前を殺したりはしないさ。弟達の制御に使える絶好の餌だからな」
「 では代わりに水銀を入れた犯人をお答え下さい!誰ですか?」
そう二人が話している最中にウクの参上が告げられると、ぴったりな時に現れたぞとヘ・スを見る定宗。
「 お前が来てくれて丁度よかった。ヘ・スが知りたがっているぞ。誰が前皇帝の湯船に水銀を入れたかをな 」
「 陛下は病死だと思いますが...違うのですか?」
「 そうだったな!病死だった!」
そう言って笑う定宗の傍らで驚愕するヘ・ス。
天徳殿から退いたあと、私が兄とも慕っていたお方が非業の死を…と呟いたヘスは、ウクを見つめた。
「誰だったのでしょう?皇子様には関わりのないことですよね?」
そう尋ねるヘ・スを悲しそうに見つめたウクは「 何も悪いことはしていない」と答えた。
*
皇帝にヘ・スが呼び出されたと知り心配で会いに来るワン・ソに「 殺すおつもりはないようです」と教えるヘ・ス。
「 囮として使うつもりらしいが、お前がそれで安全なら、俺は構わぬ」
「 あの...お探しの方々はどうなりましたか?」
「 実は...ウンを探しているんだ。皇帝は彼を殺すつもりだが、何としても逃がすから心配するな!」
そう言うワン・ソがウンを斬る光景が頭を過ぎるが、俯くヘ・ス。
*
ウンは宮殿内にいるとジモンに言われたが発見できなかったワン・ソは「 ムが死ぬ事も、三皇子が皇帝になる事も知っていたんだろ!どこまでお前を信じればいい!」と怒鳴った。
「 知りながら巻き込まれない様にするのは、天の思し召しを読む者への神からの罰。ですが三皇子様は皇帝になる筈ではなかった。何が偏位されたのか私にも分からない 」
と訝しがるジモン。
*
ヘ・スに会いにやって来たジョンと鉢合わせて、通り過ごそうとしたがばれてしまうスンドク。
その後ジョンを加えて、宮殿の絵図を見ながら出口を探るヘ・スたち。
宮女姿で密かに宮殿の門を調べていたスンドクが来た時より護衛が増えていると嘆くと「恥ずべき兄上だ」とジョンは顔をしかめた。
そんな中、洞窟の存在を思い出して「 外へ出る方法がある!」と叫ぶヘ・ス。
*
父親への別れの言葉をジモンを通して届けたいと言うスンドクに、4皇子様と近いから危険だと止めるヘ・ス。
ワン・ソを信じていない様子のヘ・スに対してスンドクは、違うと思うと苦言した。
「 私達の為にそうしてくれてありがたいし、4皇子様の悪い噂は私も知っている。けれど自分の好きな人なのに信頼しないの?」
「 そうですね。夫人のおっしゃる通りです。私が馬鹿でした」と頭を下げるヘ・ス。
その足でジモンの所へ向かうが、不在だった為ヘ・スは文を残した。
*
その頃、スンドク( チ・ヘラ )とジョン( ジス )は洞窟の出口を塞いでいる岩をどけていた。
一働きした後、汗まみれで髪を避けるスンドクを見て簪を差し出すジョン。
これに驚いたあと「 なぜ簪を持っているの?武芸しか頭にないと思っていたのに、誰なんですか?」と興味津々になるスンドク。
「 僕のために命をかけてくれる人なんだ 」
そう答えたジョンは、昔を竹棒を振り回してチンピラから自分を救ってくれたへ・スを思い浮かべて微笑んだ。
「 その人が歌う姿を初めて見た時、自分の為にだけ歌って欲しいと思ったのが最初。これって好きってことだろ?」
そう告白するジョンに、スンドクは幼いウンとの出会いを話し始めた。
あれは姉と共に入宮後の間もない頃...。
昔から戦場を遊び場だと思うような子供だった為、皇宮でも周りの少女と馴染めずにいたスンドクの目の前に「泣くな!」と現れたウン。
「 可愛い子はみんな花輪が好きだ。変だな、お前好きじゃないの?」
そう言って花輪を差し出したウンに一目惚れして以来、一筋で生きてきたスンドクはジョンに力説した。
「 誰かを真に好きなら混乱などしない。ためらわず進むのです!頑張って!私の初恋の様に、皇子様の恋が実るのは確かです」
これに「 ファイティング!」と自分を励ますジョン。
*
定宗から贈られた指輪を着けて拝謁するヨナ( カン・ハンナ )。
皇后になる期待を密かに抱いて参上したヨナに、ワン・ソと婚姻したキョンファ公主の代わりとして契丹へ行けと命じる定宗。
「お前の兄は俺を裏切り、お前も加担していた!そんな家門と姻戚にはなれぬ 」
これにヨナは天徳殿から退いた後、悔しそうに指輪を投げ捨てた。
*
茶美園に来て以来部屋に引っ込んだままのウンのために、一夜だけ宮女を退かせて風呂場を提供するヘ・ス。
得意の手拭い巻きでウサギや鳥を作りスンドクを喜ばせた後、舟の模型を湯船に浮かべて遊ぶ二人。
その後、スンドクが皇子様の好きな物だからとパチンコをウンに渡し、ウンも水色のノリゲを出した。
だが、ヘ・スへの贈り物だと勘違いし機嫌が悪くなるスンドク。
「お前のだろ!好きじゃないのか?変だな...可愛い子は皆これが好きなんだが...」
と幼い頃と同じ台詞を吐くウンに感動して、思わず口づけるスンドク。
その後、唐突に「 男の子が二人と女の子が二人欲しい。それ以外は認めない」と発言するウンに「 口づけで子供ができるのですか?」唇を抑えて悩み始めるスンドク。
そんなスンドクに唖然とした後、「皇帝に捕まる前に風邪を引くぞ!」と立ち上がるウン。
そうしてスンドクと手をつないで微笑みながら屋敷に入るウン。
*
翌朝、床に散らばった手ぬぐいの動物を手に取ってヘ・スが微笑んでいる所へ現れるヨナ。
「 ソ兄上と別れて。ウク兄上との事も含め、これ以上淫らな振る舞いを見過ごすわけにはいきません。婚姻して宮殿から出るのが目的なら私が良い縁を…」
「 公主様には婚姻が最終目的かも知れませんが、私は違います。皇子様のお気持ちが変わらない限り去る理由などありません 」
「 お前がなぜ嫌いなのか分かった。お前には婚姻も感情もただの遊びで、私の様な死活問題じゃない!私がきっと後悔させてやる!」
そう言い放って茶美園を出るヨナ。
*
スギョンの軍とジモンがソの後押しをしているから討つ様に進言するウクに、ワンギュの反乱から日が浅いため、同腹のソを攻めるなら時機を選ぶと答える定宗。
「 では、スギョンとジモンをどうにかして引き離すのです 」
そうウクが進言している所へ突如入って来たヨナは「私がお助け致します。ですがもし上手く行けば、契丹での婚姻をお取り消し下さい」と頼んだ。
*
翌朝、ヨナが居場所を知っていると聞いて会いに行くワン・ソ。ウンの居場所を尋ねる彼に、ヘ・スが二人を隠していたと告げるヨナ。
ウンが手拭いで作った動物と舟を茶美園で見たから確かだ、とヨナから聞いたワン・ソは、顔色を変えて走り去った。
二人を洞窟への道へ案内しながら、ジョンが外で待機し舟まで見送ると告げたヘ・スは、食べ物を2人に渡した。
手紙をジモンに残したからパク将軍とも途中で会える、とヘ・スが教えている所へ駆けつけて来るジョン。
「 逃げろ!外は官軍だらけだ!俺が止めている内に逃げるんだ!」
これに反対方向へ向かうが、そちらからも近づいてくる兵の声が!
するとスに皇子様を頼むと言い残して、兵の方へ向かうスンドク。
そんなスンドク( チ・ヘラ )に、ウン( EXOベクヒョン )は別の方向へ連れて逃げようとするヘ・スの手を振り切った。
「夫人の後ろに隠れる事などできぬ。あの子には僕しかいないんだ!」
そう言って走り去るウンの後ろ姿を、涙に溢れた目で呆然と見つめるヘ・ス。
次回のお話は⇒麗8人の皇子たち 16話 あらすじ 感想
前回のお話は⇒麗8人の皇子たち 14話 あらすじ感想
イ・ジュンギ EXOベクヒョン 韓国ドラマ 麗 8人の皇子たち 15話 感想
ヘ・スに恋していてスンドクと結婚するのが嫌だったワン・ウン。
幼い頃ウンが好きになって以来、一途に思い続けたスンドク。
最初はスンドクの片思いだったけれど、一緒に暮らしている内に自然に恋愛をしていた2人。
本当に何の罪もない可愛らしい2人が処刑される危機だという不条理、権力者の意のままになる時代が悲しくて虚しい。
15話の展開だと、どんなにワン・ソやヘ・スが助けようとして必死になっても、悲劇が起こることを防げないような気がします。
邪悪な皇太后劉氏とヨが君臨する限り、スとソは薄い氷の上を渡っているような生活を強いられるのは間違いなしですね。
そして2人に負けないくらい腹黒い策略家になってしまったウク。あんなに穏やかで優しかった顔がどんどん醜くなっていますね。
スがワン・ソを信じて協力を求めていたらこんな悲劇には…と言うより前に、ヨナが密告していなければ…と言いたいです。
ジモンの予知では皇帝になる予定はなかったヨ。これはジモン自身ととスのタイムスリップが原因なのでしょうか…。
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