韓国ドラマ 麗 8人の皇子たち 12話 あらすじ 後半
*ワン・ヨ( ホン・ジョンヒョン )の求婚
「 皇位に就いたら離婚してお前を皇后にする」とヨナ( カン・ハンナ )に指輪を渡すワン・ヨ。
だが「 夫人の義父が左議政のパク・ヨンギュなのに?」とクールにあしらうヨナ。
「 皇位に就いた後、彼は邪魔者だ」とヨナに指輪をはめるヨ。
そこへ現れたウクは「 最近良くここにお越しだが、人の噂になる」と忠告した。
「 お前ではなくヨナに会いに来ている。訓要十条によりチャンスが訪れたのだ。正胤ではなく俺を擁護すると約束したのを忘れるな!」とウクの気持ちを確かめるヨ。
「 わかっております」と答えるウク。
ヨが去った後「 3皇子の陰にいる兄上が理解できない」と不平を言うヨナに「 逆賊を討つ逆賊はヒーローとなるだろう。今はまだ忠実な影でいるべきなのだ」と答えるウク。
「 もし兄上が裏切ったら?」
「 その時は、お前が守ってくれれば良い。その指輪、似合っているぞ。ヨナ。大きな借りがある筈だ」と薄笑いを浮かべるウク。
*
ムスリ( 雑事を担当する下女、元来はモンゴル語 )として働いているヘ・ス( IU )。
誰が皇帝になるのかと噂するムスリ達に「 皇子様達の話しない方がいい。」と忠告するヘ・ス。
これに怒ったムスリたちは「 茶美園を追い出されたのに何様だと思っているんだ!お前のせいでオ尚宮様が亡くなられたんだって?」とスを川の水に押し出した。
そんな惨めなヘ・スの様子を陰から眺めたあと去るウク。
ヘスを見つけ出してきたジョンから「 このままにするつもりか?」と訊かれたウクは「 教坊(キョバン)のムスリだ。構うつもりはない 」と冷たく答えた。
だがその夜、川辺りでおむすびを食べていたヘ・スに密かに近づいたウクは、足の具合を尋ねた。
これに「 長く仕事をしたり水に入らなければ大丈夫です」と答えるヘ・?
「 陛下の怒りを恐れて、誰も助けられなかった駄目な男だ」と涙を浮かべるウクを、涙に溢れた目で見上げたヘ・スは「私に会いたかったですか?」と尋ねた。
そしていつも恋しかったと返事をするウクに「 それなら...もう充分です」とヘ・ス。
私にもう少し力が付けばと続けるウクに「 無理をしないでください。危険に身をさらさないで...、それならもう充分に見ました」と遮るヘ・ス。
「 どうか傷つかないで欲しい。これ以上私にすまないと思わせないでくれ 」と頼んで去るウク。
*
パク・スギョンと共に皇宮に戻ったワン・ソは「 後晋の王が代わり契丹と戦うつもりだが、王位継承の内紛もあり勝ち目はない 」と報告した。
「 では契丹が台頭して来るか...。今度は契丹に行け!」
と命じるワン・ゴンに、ワン・ソは約束を守って頂けなかったのでと言って断った。
「 まだあの娘に未練があるのか。皇帝は国と皇室のためになら何でも捨てなければならぬ。お前の代わりに捨ててやった私に感謝しろ!」
と怒声を上げるワンゴンに、「 皇帝になどなるつもりもない。正胤の味方がいるのならば私を縛らないで頂きたい」と宣言して退くワン・ソ。
その後「 子供という者は皆、自分一人で育ったと思いそう行動するものではありませぬか?」とワンソを擁護するスギョンに、ワン・ゴンはにやりとした。
「 もう誰と戦っても負けまい。ソがあのレベルになってこそ、私は平和に死ねるというもの。準備をしろ!」とスギョンとジモンの二人に指示を出すワン・ゴン。
*
洗濯を干しているヘ・ス( IU )の元へ訪れるワン・ソ( イ・ジュンギ )。
「 言う事を聞かない奴め。茶美園で待っていろと言ったのに...お前は宮女より下女の方がお似合いだが...会いたかったぞ」
と後ろからヘ・スを抱きしめるワン・ソに「 ここにいらしてはなりませぬ。見なかった事にして下さい」と言うヘ・ス。
だがスの荒れた手を取り「 綺麗だ...」と言うワン・ソ。
仮面を着けていうことを心配するヘ・スに「 お前を忘れないよう外さないでおいた。必ず戻りお前に会うと決めていた 」と打ち明けて外すワン・ソ。
だが、会える立場ではないと去ろうとするヘ・ス。
「 ここはそなたがいる所ではない。行こう!俺が何とかする」と引き止めるワン・ソ。
私を気にかけるのはお止め下さいと心の中で呟きながら、彼を拒むヘ・ス。
「 お前が俺を助けた様に、俺もお前を見守るつもりだ。辛い生活をしていた事さえも全て忘れさせてやる!」
そう言うワン・ソ涙を溜めた目で見つめて、どうか私の為にご自身を犠牲になさらないで、と心の中で思うヘ・ス。
「最も避けたいお人は皇子様です。お会いすれば忘れたい事が思い出されるのです。私は、このまま上手く生き抜いて見せます。皇子様も心穏やかにお過ごし下さい。憎しみも恨みも忘れて下されば誰も傷つかないでしょう」
そんなヘ・スを切なそうに見送るワン・ソ。
*
脈を診る医者に「 己の状態ならわかっている」と告げるワン・ゴン( チョ・ミンギ )。
医員が退くと「 新しい宮女が入れた新しい混合です。香りだけでもお試しに...」とお茶を勧めるジモン。
一口飲みヘスが入れた事に気づくワン・ゴンに「陛下の食欲を戻させたかっただけです」と勝手にヘ・スを宮殿に戻した事を詫びるジモン。
*
ワン・ソの元へ行き告白するヨナ。
「 権力が欲しいと思い兄上から距離を置こうとしましたが、私もただの女人でした。兄上をずっとお慕いしておりました。兄上は私の運命のお人なのです」
「 運命の相手だと?俺は運命など信じぬ。それに俺には他に思う人がいる」
「 ヘ・スですか?あの子は兄上に不運をもたらし将来を滅ぼすことでしょう!」
「 スがいない俺の将来はない。こう口に出すとはっきりするな...。あの子なしの俺なんて無意味だ」と言い切るワン・ソ。
*
ワン・ゴン( 王建 )に呼び出されるへ・ス( IU )。
彼を一目見て祖父の臨終の時のように死期が迫っていると感じるヘ・ス。
そしてヘ・スに死期を悟られたと気づくワン・ゴン。
「 オ尚宮の死後お前の素性を親戚や友、ウクの家来から調べた。突如違う人になったようだな。お前はジモンと同様に未来が見え、4皇子が皇帝の星に生まれた事を知っていたのだな?」
驚いて顔を上げて「ここで生きて行く自信がない」と言うヘ・スに、ワンゴンは話を始めた。
「 力が及ばない事に目を閉じてここで静かに暮らせないなら、どこへ行っても同じだ。未来に関わりすぎて今自分にある物を失うな。スヨンが娘と呼んだお前に、この忠告を与えよう」
その後天徳殿から出て、戦っている男達の怒声と剣の幻聴に襲われるヘ・ス。
*
剣舞の練習中に倒れたウヒに駆け寄るペガ。
助け起こしてウヒの怪我をして手を見たペガは、手首の無数の切り傷にハットした。
だが「 何があったか聞くべきではないのだろ?」と問われたウヒは、ただは頷くだけだった。
「では抱きしめても...良いか?」とウヒを引き寄せたペガは「辛かった時傍に居られなくてすまない。これからは良い事だけをさせてお前を幸せにしたい。信じてくれ!」と言った。
「 あなたにそんな事ができるの?あなたにそんな期待なんかしていない!」と去ってしまうウヒに「 まだ告げる事があるのに…」となげくペガ。
*
落ち込んで茫然と座っているウヒを見つけて近づくヘ・ス。
ウヒにペガとの出会いを問われたスは「 皇宮に入る前に市場で会ったのが最初だった。その後、私の従姉の知り合いだと分かって、それからの縁よ」と教えた。
「良い人のようね」
「 それは保証できるわね!あまり言えないけど...、彼はあなたに会いにここに来ているのよ。だから無理に彼を遠ざけないであげてね」
そう言うヘ・スに「親しくはなれないわ。もうすぐここを去るから...」と告げるウヒ。
「 どこに?」
「 最初に会った時の事を覚えている?お互い似たような傷があって親しくなったけど、その傷について訊いたりしなかったわよね?これからもそうして。知らない方がいいのよ」
そんなウヒに「 明日の宴では一番綺麗に装ってあげる」と誓うヘ・ス。
*
体調が優れないのにも関わらず和平のための宴に出ようとするワン・ゴンを止めるワン・ヨ。
だが反対に「 噂を打ち消して健康であると見せつける良い機会だ」と勧めるウク。
それが2人の策略とは知らずに、和平の宴ヘ現れるワン・ゴン。
*
その頃、ワン・ソは庭でヘ・スを待ち伏せて求婚していた。
「 結婚しよう。すれば教坊からも皇宮からも出られる」と提案するソに、断るヘ・ス。
「 もし俺が嫌なら一旦皇宮を出た後で離婚すればいい。だから行こう」
「皇子様が私の為に皇宮を去る必要はありません。もし皇帝になったとしても去りますか?」
「 もし俺が皇帝なら俺と一緒に去るか?使臣として旅をして悟ったんだ。邪魔されることなく穏やかにお前といたい。そうでなければ皇帝になるなど全く意味は無い」
そう言ってかんざしを手に握らせたワン・ソは「 一緒に行こう。お前は俺の人ではないか!」と誘った。
「 いいえ、皇宮から去るために結婚などできません。皇子様」
とそこへウクが現れると逃げ出すヘ・ス。そして追いかけようとするワン・ソを止めるウク。
「 皇子がムスリと結婚?そんな戯れ言でスを騙すんじゃない」
「 俺が結婚と言ったら結婚なんだ」
「 あの子が危険にさらされたのは全てお前のせいだ。お前と皇后劉氏の争いに巻き込まれてこうなってしまった!なのに婚姻するだと?許せない」
「 ヘ・スの無実を証明する機会をやったのに何もできず。お前の無能さに怒りで震えるぜ」
そう言い合った後胸ぐらをつかみ合うワンソとウク。
「 気にしているふりは止めろ!もう姻戚関係もなくお前とはー関係ないだろ?」と言い捨てて去るワン・ソ。
*
和平の宴でウヒの参加した群舞が始まっていた。
だが踊りを見つめている内にウヒが皇帝を暗殺しようとしていることを悟ったペガは、ウヒの前に飛び出して体で剣を受けると、ウヒに逃げろと言った。
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韓国ドラマ 麗 8人の皇子たち 12話 感想
ペガとウヒ、美男美女でとてもお似合いで上手く付き合い始めたのに、大変な事がおきました。
自分の体を盾にして太祖の暗殺をなんとか止めたペガは、太祖を守るだけではなく、ウヒ自身も守りたかったのでしょうね。
この深い愛に気づいたウヒが、ペガと幸せな暮らしをしてくれれば良いのですが、そうはならない運命でしょうか…。
そしてスンドクとウンの微笑ましい2人の上にも、暗雲が立ち込めるのでしょうか?
後普から帰還して、太祖の次の命令をあっさりと拒否するワン・ソとあまり怒らない太祖。
ソからスを引き離そうと躍起になっていたのを止めたのでしょうか?ジモンと同じだと見破ってスを受けれた様な感じがしますね。
死期が迫っている太祖を狙うウクとヨ。太祖とムを守ろうとするソ。王位継承を巡った争いがいよいよ本格化しそうですね。
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