韓国ドラマ 麗 8話 あらすじ 感想 後半
*オ尚宮の真意
皆が去った後、「 正胤から離れていろと告げたはずだ!」とヘ・ス( IU )の頬をいきなり打つオ尚宮。
「尚宮。何がそんなに間違っているのでしょう?お助けできる方法を知っているのに、どうして無視しろと言うのです?どんなに考えても私には理由が分りません。」
そう涙を流しながら抗議するスに「皇宮の事を分っていない。人を信じて恐れを知らないお前のような娘(こ)は皇宮にいるべきではない。容易く死ぬのではないかと心配している。」と言った。
その後、お腹を押さえて倒れこんでしまったオ尚宮に、スは医師からの指示で松の実の雑炊を運んだ。
「ご心配をおかけしていたのが分ったので、これからは尚宮様のように本当にしっかりと注意深くして生きるようにします。だからこんな時は頼って下さい。」
と匙を出すへ・ス。そうして微笑みあう二人。
*
干ばつが続いている中、祭壇で祈る太祖ワン・ゴン( チョ・ミンギ )の体力も限界に達しようとしていた。
そんな中、ジモンは民を落ち着かせる為に雨乞いの祭り( 祈雨祭=キウジェ )をしてはどうかと王に進言した。
だが盗賊退治で正胤( チュイン )ムが不在の為、皇子達の中から祭主を選ぶことになった。
その後皇子達の名前が入った壺から札を取りだしたワンゴンは「 サファンジャ( 4皇子 )、ワン・ソ!天からの思し召しだ。お前が祈雨祭を導け!」と宣言した。
*
だがその後祈雨祭の会場へ向かったワン・ソが輿を降り市井の中を進むと、民衆は彼に向けて口々に罵声を飛ばし汚物を投げた。
「仮面で顔を隠している者がどうして雨乞いの祭主なのだ?天からの怒りをかったらどうなる?」
その後汚れた顔と衣装で逃げるように雨乞いの場へと入って来るワン・ソ( イ・ジュンギ )。
その様子にハッとする皇子達とへ・スだが、皇后劉氏とワン・ヨだけは満足そうに笑った。
全ては、雨乞いの場を利用して正胤(チュイン)を変えようとする二人の画策だった。
*
その後ワン・ソの行方を捜したスは、東池(トンジ )の湖岸の小船で横たわっている彼を見つけた。
寝ているかと訊いても返事もなく恐る恐る船に乗り込んだス( IU )。
だが均衡を崩して船から落ちそうになると、ワン・ソ( イジュンギ )はスの腕を引っ張り自分の方に引き寄せた。
ワン・ソの胸に抱き寄せられたが直ぐに体制を立て直すへ・ス。
「 ここで隠れて何をしているのですか?行って下さい。皆が心配しています。」
「 邪魔するな。同情するなと言っただろ?何故生まれてきたか理由を知っているか?こんな風にいつまで生きなくてはならないのか理由を見つけようとした事はないのか?」
「 ありますよ。この頃そうなんです。どんな風に生きるかを決めるのは私自身でしょう?私は人の言いなりになる人生を送りたくないと決めています。そう見えないかも知れませんが苦労して生きているのですよ。」
「 若いくせに世の中の事を全て知っているふりをしやがって...!気に食わぬ。」
その夜ワン・ソの問い” 生まれてきた理由は何か?”が気になり寝付かれなかったへ・スは、起き上がり、書を片手に様々な色粉を潰した薬剤に混ぜ合わせて肌色クリームを作った。
*
正胤が戻らず部屋の中をうろつきながら、ジモンは祈雨祭を遅らせれば民衆は平静ではいられないだろうと心配をしていた。
「正胤を迎えに行くので、どうか民をなだめていて下さいよ」とワン・ソに言い残し出かけようとするジモン。
だが「行かない!」と返事するソに振り返ると「 正胤の代わりでしょう?。刺客はためらいなく殺せる皇子様がこんなちっぽけな事で気が萎えてしまわれるのですか?」と尋ねた。
「 ちっぽけだと?」
「 顔の傷を克服しなければ正胤の力にはなれず、母后への怨恨も決して解消できないでしょう。」
「 では、そのために私を選び最悪の状況に突っ込んだ?そう言う事か?」
「 お分かりになりましたか?ですが自信を持った態度で臨めば、つぶてを投げる人は減ることでしょう。」
「 お前、投げられた事があるのか?天の思し召し?私を見くびるんじゃない。ただ雨が降るまで座っている奴隷が要るから私を選んだんだろう?」
「雨が降ればその" 奴隷 ”は”皇帝”となるでしょう。皇子様が皆の前にそびえ立つ事が正胤が皇権を得られる方法なのです。そして皇帝の唯一無二の地位にあなた様も立つ事ができる!ですが無理強いはできませぬな。所詮ここまでのお方だったのだ…。」
そう言って去るジモン。
✳︎
祭主の衣装を握り出て行こうとするワン・ソを引き止めたへ・スは「 皇子様の仮面を取って差し上げます。」と茶美院へ連れて行った。
仮面を外し傷に触ろうとするへ・スの手首を掴むワン・ソ。
「 そなた、この醜い顔が気にならないのか?可哀想に思っているのか?」
「 いつも殺すと脅迫している人をどうして可哀想に思えるのです?傷があるなしよりも皇子様の良い人柄の方が私には重要なのです。」
そう言うとワン・ソ( イジュンギ )の傷を指で辿りながら「ほんの手幅程の長さの傷の為に暗い人生を延々と過ごすなんて不当ですよね?」とつぶやくヘス( IU )
「 そなたを本当に信じるべきか迷っていた」とワン・ソ。
「 裏切られた経験があるから人を信頼するのは難しいと思っています。ですからもし皇子さまが私を信頼して下さるなら変わらないと約束します。」
これに「 そなたに任せよう、私はそなたの者だ」と目を瞑るワン・ソに、スは化粧を始めた。
*
祈雨祭の場で正胤( チュイン )ムを待っている面々。
「 これ以上待てない、正胤に続く長子である3皇子を祭主としてお立て下さい!」と進言するパク・ヨンギュ。
これに祭主の輿へと向かうワン・ヨと時間稼ぎをしようとしてのろのろと歩くジモン。
*
ちょうどその頃ワン・ソへの化粧が終わっていた。へ・ス( IU )が「行きましょう」と立ち上がると、その腕をつと引き寄せるワン・ソ( イ・ジュンギ )。
「覚えているか?私はそなたの者だと言ったのを?そなたが私の顔に触れた瞬間に私は決めた。そなたを私の者にすると。これからは気を引き締めてろ!決してそなたを逃さぬつもりだから。」
そう言って口づけようとするワン・ソだが、硬直しているヘ・スの姿に気付くと体を放し出て行く。
その後震える手でワン・ウクの腕輪を触るへ・ス。
*
輿に近づくワン・ヨを「正胤と私だけがこの輿に乗る資格がある」と遮るワン・ソ。
「獣の癖に…、」とワン・ソの顔を殴ったワン・ヨは、その弾みで仮面が外れ顔に傷がないのを見て絶句した。
「 お座り下さい。天より選ばれた方は4皇子様でした。」とワン・ヨに指示するジモン。
*
ワン・ソを乗せた輿が市井に入ると、民衆はまた罵声を上げ始めた。だが顔に傷がないのを見て態度を豹変させた。
「 竜の子よ!どうか雨をお降らし下され!雨をどうかもたらせて下され!」
その後平伏し祈る民たちへ、壺の水に濡らした小枝を振りながら門まで進むワン・ソ( イジュンギ )。
その様子に驚いて「 ヨはどこにいる?」と動揺する皇后劉氏を「 祈雨蔡を終えることが大事だ」と諌めるワン・ゴン。
傷が消えたワン・ソの顔を唖然と見つめる皇子達。
その後皇帝や臣下たちが勢ぞろいしている前を通り過ぎたワン・ソは、( 祈雨祭=キウジェ )の祭壇へ向かう階段を昇った。
そして彼が祭壇の前へ立ったちょうどその時、雨粒が落ちた。
待ち焦がれた雨に「 雨だ!天がお答えになられたぞ!」と狂喜乱舞する臣下たち。
してやったりと大笑いするジモンと悔しそうに唇を噛み締める皇后劉氏。
そして振り向くワン・ソを「クァンジョン?(光宗)…」と茫然と見つめるへ・ス!!
次回のお話は⇒麗 9話 あらすじ 感想
前回のお話は⇒麗 7話 あらすじ 感想
ホンジョンヒョン IU イジュンギ 韓国ドラマ 麗 8話 感想
雨乞いのシーンですが、民が皇子につぶてを投げるなんて有りでしょうか?
王家の威厳はないのかと有りえない感じがしますが、雨乞いの儀式自体は壮大で見ごたえ有りました。
イ・ジュンギのカリスマが炸裂していました。
ワン・ソは今回の出来事で、はっきりと自分の気持ちを自覚したようですね。ウクと秘密の洞窟デートをしているヘス。
三人の今後の展開が木になりますね。
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