韓国ドラマ 麗 6話 あらすじ 感想 後半
*ヘ・ス(IU)の入宮
その頃ペガ( ナム・ジュヒョク )は、回廊でワン・ソ( イ・ジュンギ )を説得していた。
「 頼むよ。スを救う方法を見つけだしてくれ!」
「 自分で行ったんだから自分で我慢するだろう。」
「 あの場で主張して留まったら、私達が皆死ぬと思ったからだろ?」
「 どんな場合でも逃げるべきだったのに…、もう誰にも止められない。」
「兄さん!」と食いさがるペグァに「あの子に気があるからか?」と尋ねるワン・ソ。
「そうじゃない。だがスは私の特別な存在だから…」と答えたペガは、へ夫人の葬儀以来毎晩のようにへ・スと酒を飲み交わしていた話しを打ち明けた。
*
「 そんなに好きならどうして、へ夫人に告白しなかたの?」
「 滅亡した新羅の母を持ち他の皇子とは違うので告白できる立場ではなかったんだ」
「 またそれっ?いい加減聞き飽きたわ。千年経ったら人の上下なんてもうないんですよ。皇帝が何だって」
葬儀後、酔った勢いで暴言を吐くスとペガは酒を飲みつづけていたのだった。
ペガは「上手に生きてもある日死ぬのよ。天から落ちてこんな場所で生きる羽目にもなる。だから気持ちの赴くままに生きるのが一番よ!したい事をして望むとおりに生きるのよ!オーケー?」とスの言葉を伝えた。
そして驚いて顔色を変えるソに、ペガは何一つ間違ってないと付け加えた。
「よい家柄と容貌を持つ者がよい待遇を受けるだけだ。皇子の我々だってそうなのだから、民だとどれほど酷だろう。」
「 それで?皇権を転覆させてお前が国を変えるつもりか?」
「自由になりたいだけ、兄さんもそうだろ?ではへ・スは?両親も兄妹もいない少女がこの皇宮でどうやって生き延びる?今日が終れば陛下を二度と見ることもなく窒息死するだろう。」
*
検査が終わり部屋の隅に座り込んでいるヘ・ス。
お風呂にお入り下さいと勧めるお尚宮に、気が動転しているので時間がほしいと頼んだスは湯を確かめにオ尚宮が去ると大声で独り言を言い始めた。
「 婚姻( ホニン )!合房( ハッパン )!逃げなきゃ!でもどこへ?そうよ!秘密の洞窟の入り口はこの辺の筈…」
と部屋から出て駆け出すが、茶美院から一歩も出ない内にあっけなく捕まった。
*
その頃、ワン・ソは正胤とペガを伴いジモンに圧力をかけていた。
「 満足か?結婚を強制して!だが私の知るジモンと言う人物は、必ず抜け道を幾つか持っている!」
とぎゅうぎゅうと喉を押した後で「 秘策を教えろ!」と手を離した。
*
内官から「へ氏家門から差し出された娘、スが婚姻を待っている」と聞いたワン・ゴンは驚いて「何故あの娘でなければならぬ?なんと欲深い者たちなのだ」とため息をついた。
だが内官から、止められますかと訊かれたワンゴンは、厄介だからと立ち上がった。
その後部屋へ向かう途中で道を遮るワン・ウクを睨みつけるワン・ゴン。
「正当な理由があっての婚姻だ。契丹が侵入して戦争にならぬようヘ氏の協力が必要だからな。では婚姻に抗議するお前の理由とは何だ?」
と尋ねられてウクが答えに窮していると、そこへ現れるワン・ソ。
「ヘ氏が契丹と密通しているという証人を見つけました。へ氏を罰し他の家門に国境を任せることもできるでしょう。別の方法があるのに外戚関係になる必要があるのでしょうか?」
「お前が言う様にヘ氏の密通を罰し軍を送った時の他の有力な豪族の行動に恐れを抱かぬのか?事が起こらぬよう正当な言い訳を見つけなければならぬ。お前達の名分は通用しない」
そしてワン・ゴンが婚姻を進めろと内官に告げるのを盗み聞いたス( IU )は、花瓶を割って自らの手首を切った。
「 その名分…私が陛下にお渡しします。」
「 何だと?」
「 私の体には傷が…、私は皇帝と結婚は出来ませぬ。ですからどうかお取り止めを!」
これにいきなり哄笑したワン・ゴンは「男よりそなたは度胸がある」と言うと去った。
その後ばたりと倒れこむへ・スに駆け寄るワン・ウク。
そして気を失っているへ・スを運ぶワン・ウクに駆け寄る皇子たち。
医員を呼べと叫びぶワン・ウク。
*
夢をみているへ・ス。
ーどこにいるの私?溺れて死に掛けたけど死んでいなかった。太祖…光宗、高麗4代目の皇帝は兄弟と家臣を殺した。どの皇子様が光宗になるの?
とそこで目が覚めたスは「 死んでなかった、ではここは皇宮?」と訊ねた。
「 死んでないからまだ皇宮内だわ」と傍で答えたオ尚宮は「深い傷だったので痕が残るそうよ」と医員の言葉を伝えた。
「陛下と婚姻すれば望み通りに富と繁栄が得られたのに…」と言われたヘスは「生き方は自分で決めます」と答えた。
「 若い時はそう思うものよ。すぐに罰せられるでしょうからそのつもりでいるように…」
そう言って扉を開けたオ尚宮は、扉の外で待っていたウクに驚いたが何も言わず場を離れた。
その後ヘ・スの手首を掴み話し始めるワン・ウク。
「全て終わった。陛下は体の傷を理由に婚姻を取り消した。ヘ氏は国の利益に反していると確定されたから家門からの圧力ももうないだろう。昨夜、惨めで惨めでどうしようもなく…、悪い奴だと思いながら夫人に願った。もしスが戻ってきたら夫人にできなかった愛情を与えるからスを送り返してくれとと…」
そして「 もう二度と会えないと思ってた」と涙するへ・スを抱きしめて大丈夫だと慰めた。
*
「 可哀想には思うがあの娘が命令に背いた事実を無視はできぬ。奴婢として送り出せ」
と命令するワン・ゴンの説得を試みるジモン。
「皇后劉氏と皇甫氏が皇宮の尚宮へと願われています。皇子たちも…」とジモンが言うと、急に声を張り上げるワン・ゴン。
「あの娘と皇子達の関係は一体何なのだ?8皇子と4皇子を巻き込みおって!これ以上の面倒はごめんだ!」
だが、茶美院のオ尚宮も嘆願されているとジモンが言うと、急に面白そうな目つきになったワンゴンは「あの娘は今どこにいる?」と訊いた。
その後散歩しているへ・スとワン・ウクの前に現れて、宮女として宮内で働くことになったことを告げるジモン。
「どこも行く所はないし、お手当ても頂けて良い事だわ」と朗らかに言うへ・スに「罰を避けられて安心だ」と言いながらウクは顔を曇らせた。
「賢いし、私にできないことは何もない。すぐに学んで必要とされる人になります」と楽観的なへ・ス。
その後へ・ス( IU )の絵を真似て、腕を上に上げた絵を渡すと毎日見に行くからと励ますワン・ウク( カン・ハヌル )。
そこへ口々に名を呼びながらやって来る皇子たちだが、喜んでいる皆と違い機嫌の悪いワン・ソ。
「私が何故そうしたがわかっているのに…なぜ開放しなかった?」とジモンを睨むワン・ソに「誤解です」とジモン。
励ましてくれる皇子たちを見ながら心で呟くへ・ス。
ーこの中の誰が光宗となり兄妹を殺すのだろう…。いいえ、そんな事起っては駄目よ。
その後「お前、何度死にそうになったらいいのだ?次は間違いなく死ぬな。」と面白そうに言うワン・ウォンに、一斉にやめろと叫ぶ他の皇子たち。
その後恐れる必要はないと励ますワン・ウクに礼をして、ヘ・スは茶美院へ向かった。
その姿を最後まで見ているワン・ソ。
次回のお話は⇒麗 7話 あらすじ 感想
前回のお話は⇒麗 5話 あらすじ 感想
EXOベクヒョン IU イ・ジュンギ 韓国ドラマ 麗 6話 感想
スの高麗での母親代わりだったへ夫人の死の悲しみに包まれている中、太祖との婚姻話が持ち上がるス。
これに協力してスを馬に乗せて逃げるワン・ソ。冷たい一匹狼だけではない彼の一面をみせてくれましたね。
養子先で苦労したソは、スを皇宮から逃したかった様ですが、それはできませんでしたね。
これでいよいよ宮女となり働くことになるヘス。これからどんな権力争いに巻き込まれてしまうのでしょうか。
ソとウクは、頑張って働くと楽観的なスを罠から守れるのか、心配ですね。
こちらも合わせて読みたい
イ・ジュンギの米リメイクドラマ⇒ [クリミナル・マインドコリア]
イ・ジュンギの最新作⇒ [無法弁護士 キャスト 登場人物 視聴率]
カン・ハンナの最新作⇒[私のワイフ キャスト 登場人物 視聴率]
ジスのラブコメ⇒ [力の強い女トボンスン キャスト 登場人物 視聴率]