韓国ドラマ 麗 5話 あらすじ 感想 後半
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ワン・ウクと屋敷へ戻る途中、庭でジモンを見かけて駆け寄ったスは「おじさん私を知ってるでしょ?一緒に飲んだじゃない?」と尋ねた。
そして「何て突飛な話なんだ!」と目を白黒させるジモンに「おじさん、私を本当に知らないの?ずっと探していたのに…」と嘆いた。
「私は、お嬢様が第8皇子様の妻の従妹だと知ったばかりです」というジモンに、ヘスは千年後の公園の池の事だと叫んだ。
だが急に真面目な顔になったジモンは、ヘスに忠告した。
「気をつけなさい。皇宮の中では何を言うか常に警戒しなければなりません。何でもかんでも口にすると危険だ。ここで暮らすのならここの方式にあわせないと!」
*深く積もった雪の中を屋敷へと戻るスとウク( カン・ハヌル )。
自分の後で足跡をたどって歩いているヘ・スに気付いて思わず微笑むウク。
そしてわざと大股で歩いた後、急に開いた歩幅に思わずよろけるへ・スに手を伸ばした。
「 ジモンとそなた、お互いを知っているのか?」
「 知り合いだと思ったのですが、間違いだったようです。」
「 あのっ!」と躊躇いがちにワン・ウクにも石けんを差し出すヘ・ス。
「 皇子様にもお作りしました。お礼がしたくて、詩も頂いたし」
石けんを受け取ったワン・ウクから「 あの詩の意味はわかっているのか?」と背を向けたまま訊かれたスは「 勿論です。水の傍に柳の木がある。美しい詩でしたわ」と答えた。
これに噴きだしたウクは「 そう、では詩には詩で返事をするのが礼儀だから、そなたの好きな詩を書いて私にくれぬか」と頼んだ。
「 ええ、分りました」と顔をひきつらせて答えるへ・ス。
その夜、漢字を練習してみたへ・スは、出来るふりをした自分に後悔して書卓に突っ伏した。
と、急に何かを思いついたスは、にっこりしてすらすらっと紙に描いた。
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その翌日、ウクの書斎に入り紙を置いている時に、不運にも皇子たちに出くわしてしまうス。
うれしそうに傍に寄って来たワン・ウンに文を取られて慌てたへ・スは、ウンから取り返そうとしながら、救いの目線をウクに送った。
「 私が詩を教えて答える様に言ったのだ。退いて良いぞ。」
「 では、」とすぐに出て行くヘ・スとその後を追いかけるペガ。
へ・スの返詩を興味津々に覗き込むワン・ウンとジョンは、意味不明の文字に頭を傾げた。
ほとほと困っているワン・ウンに、意味がわかるというワン・ソ。
「 腕を空に向かって挙げろ!口を丸く開けろ!そうだ、そうだろ?詩が気に入ったという意味だろう」と呟くワン・ソ( イ・ジュンギ )。
そんな馬鹿なといいながらへ・スの返詩とワン・ウンを見比べて、大笑いする皇子たち。
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スに追いつくたペガは「姉さんにどうしてそんなことをするのだ?姉さんがどんな人だと?兄上に対する姉さんの気もちを知りながらこんな事をしているのか!」と怒った。
「そんなに怒って…私が何をしたんです?」
「お互いで目配せしているだろう?そんな二人の間柄を誰も知らないと思っているのか?私も姉さんも知っている。よく聞け!もしお前が姉さんを傷つけるなら私が黙ってはいない。」
そう言って去るペガとすれ違いにやって来たウクは、書斎から離れた池のほとりへ場所を変えた。
「あんな言葉を聞かせてすまない。」
「私の過ちです。負担はかけませんと言ったのに、重い荷物になってしまって…。」
「お前のせいではない、スヤ。私が詩を与え辺詩を受けとった。全て私がしたことだから私の過ちだ。自分を責めるのではない、そうしないでくれ。」
「気持ちと言うのは危険なものだと知っていたのに…、気付かぬふりをすればどうにかなると思っていたのです。皇子様の手を取ってあの夜部屋を出たのは私です。だから私の過ち。」
と涙を流すへ・スに「そんな事を言うな」と涙ぐむワン・ウク。
「皇子様といる時にいつも泣いてすいません」と言った後去るヘ・ス。
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贈り物の枕を持参して訪れたヨナに、ワン・ゴンは上機嫌で縁談話しを始めた。
皇宮からは遠く離れた辺境の地を勧められて動揺を隠したヨナは「陛下が選んだ場所ならどこへでもいきます」と模範回答をして去った。
その後回廊を歩いているワン・ソを見かけて嬉しそうに声をかけるヨナ。
「陛下に会いに来たのか?」
「陛下は私を婚姻させようとなさっているようなんです。」
「本当か?もう誰かを選んだのか?」
「それは…」とヨナが口ごもっている所へ現れるワン・ヨ。
「まさかお前だと思っている訳じゃないだろうな?無駄な期待を持つな。お前を皇宮に留めることに驚いたが、陛下がヨナのような大事な子をお前に渡すわけがない」
そう嫌味を連続するヨに「どうなるか私と賭けでもしたいですか?」とソは尋ねた。
「そんな結果の分る賭けをする阿呆者がいるか?ではヨナに尋ねよう。醜い顔を永遠に見続ける自信があるか?」
「私は私を可愛がってくれる人を待っているのです。私を宝物のように思ってくれる誰かを…」と答えるヨナ。
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私物を燃やしているへ夫人。酷い咳の後、血を吐いたのを目撃して駆け寄るヘ・ス。
慌てて人を呼ぼうとしたヘ・スは、へ夫人から頼まれて、涙を流しながら化粧を施した。
その後、ワンウクの元へ走って行き、大泣きしながら急いで来てくださいと伝えた。
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吹雪く中、散歩するへ夫人とワン・ウク。離れて後に続くへ・ス。
歩きながらぼつぼつと思い出話しをするヘ夫人。
「迷惑になると知りながら婚姻を押し進めたのは私です。私は皇宮を追われ羽をもがれた皇子のあなたを自分の手で助けたかったのです。」
「私がそなたの気持ちを知らないとでも思っているのか?」
「これからは、どうかスをあの子の事をお頼みします。」
そう言った後よろけるへ夫人( パク・シウン )を、背中に背負い家路に向かうワン・ウク( カン・ハヌル )。
「 私が愛していないと言ったことだが…」と話しかけるウクを遮った夫人は「何も言わなくても良いのです。あなた様を愛せただけで充分なのですから…、」と言い残し息を引き取った。
号泣するへ・スに「 静かにするように。夫人を眠りから起こすのではない…」と言ってへ夫人を人を運ぶワンウク。
次回のお話は⇒麗 6話 あらすじ 感想
前回のお話は⇒麗 4話 あらすじ 感想
カン・ハヌル IU イ・ジュンギ 韓国ドラマ 麗 5話 感想
不思議な存在の天文学者のジモン、一体彼は何者なのでしょうか?
へ・スと同じ様に彼も公園から高麗へワープしてきた?と思わせる処があるけれどどうなんでしょう…。
本当に綺麗で優しくて、スの母代わりだったへ夫人( パク・シウン )が亡くなりました。(涙…)
雪の中の散歩のシーンは、悲しみと静けさに包まれていた情感のある光景でしたね。