韓国ドラマ 麗 (れい) 1話 あらすじ 感想 後半
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ハジンは扉に中から杭をあてて、へ氏やチョリョンが扉を叩いても開け様とせず部屋に閉じこもった。
招待がバレたらどうしようかと怖かったからだった。
” この体の持ち主のへ・スは亡くなり私が体を乗っ取ったのだから、ばれない様にすれば大丈夫。でも死にそうなほど怖い。高麗の事なんて何にも知らないのに... ”
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帰宅後、へ・スが記憶を失い部屋へ閉じこもっていると知ったワン・ウク( カン・ハヌル )は、扉を打ち破り中へと入った。
そして涙を浮かべて固まっているへ・ス( IU )に優しく声をかけた。
「 スよ。恐れるな。私が連れてきたのだから、最後の最後まで面倒を見るつもりだ。」
「あなたが連れてきた?」
「 閉じこもっても何も変わらぬぞ。強く有らねばな!」と手を差し出すワン・ウク。
「 私を信じて外に出ぬか?」
” 現代にはもう戻れないのよ。私は生きたい!。どんな事をしてでも耐えて生きたいのよ。生きたい...” とハジンはウクの手を取った。
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物見台から都を眺めている内に、顔に傷を受けた恐ろしい過去の記憶が蘇るワン・ソ( イ・ジュンギ )。
長男を失くした日に婚姻をあげようとしていた太祖に絶望した皇后は、刃物で太祖を脅し揉みあってる内にワン・ソの顔を斬りつけてしまった。
そんな忌まわしい出来事が、ワン・ソの頭の中を過ぎった。
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チョリョンと話しながらワン・ウクの屋敷を歩き回り、彼女から聞いた名前を繰り返して覚えようと努力しているハジン。
記憶を失った事を信じていないチョリョンから、実は好きな若様と会っていたのか?とか借金があったとか?と訊かれると、ハジンは「 ヘ・スはそういう子だったの?」とまるで他人事のよう尋ねた。
新しい体と環境になれず憂鬱になっていたが、肌に触り若返ったことに気付くと大喜びした。
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占星学者、チェ・ジモンの部屋を訪れる6人の皇子達。
飛行機の設計図や天体望遠鏡がある不思議な処で、暫くは飛行機や天体の話で盛り上がるが、その後帰還したばかりのワン・ソについて話し始めた。
「 王宮へいるのにがなぜ挨拶に来ないんだ?」とワン・ウォン(第9皇子 ユン・ソヌ)
「 馬を斬り殺した話を聞いたか?何故そんな事をするんだ?」とワン・ジョン(第14皇子 ジス )
「 あんな奴と挨拶を交わすのは御免だな」とワン・ヨ(第3皇子 ホン・ジョンヒョン )
「 誰よりも苦労をしているのだ。そんなふうにするのは止せ、お前の弟だろ?」(ワン・ウク カン・ハヌル )
そこへ入ってきたワン・ソは「 久しぶりだな 」というワン・ヨに「 ああ 」と言ったきり奥の部屋へ行った。
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池を散歩するワン・ウク( カン・ハヌル )とへ夫人( パク・シウン )を見かけるハジンとチョリョン。
彼を覚えていないと言うハジンに「 25人の皇子の中で最も素晴らしい人柄ですよ 」と教えるチョリョン。
そのまま仲睦ましい姿を見つめているハジンの前に現れるヨナ公主( カン・ハンナ )。
挨拶をしようとしないハジンに、振る舞いを正せと怒るヨナ公主。
「 夫婦がしている事を眺めるべきではない、もし再びしたら今度は厳しく処置するわよ。」
だが「 私の事が気に入らないなら、そう言ったらどうですか?」と言い返すハジンに、怒りだすヨナ。
その騒ぎを聞きつけてワン・ウクが来ると、2人は黙り込んだ。
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ハジンを書庫に連れて行き「 記憶がないと言う事は私も忘れたのか?」と問うワン・ウク。
「 第8皇子とお聞きしました。」
「 聞いたとな?では、皇子の入浴を盗み見たのは、記憶を失くす前か後だったのか?」
「 何も覚えていません。」
「 ではこれからどうするつもりだ?したい事なら何でもさせてやろう。」
「 ええっ?」
「 何も覚えていないのなら、多分ここで暮らすのは難しいだろうから小さな場所を見つけてやろう。」
「 どうしてですか?」
「 どういう意味だ?何故とは?」
「 怪我をしたのは私なのに、どうして皇子様が私の世話をするのですか?ああ、私夫人のまた従兄だから?それでも人の施しはいりません。自分で頑張れます。」
「 ほ、ほ・ど・こ・し?とは、どういう意味か分らない。その言葉はなんであろうか?」
「 この家で頑張りたいと言う事なんです。皆さんお優しいし頑張ってこの家で暮らしたい、きっとお屋敷のお役に立ちますから...」
とワン・ウク(カン・ハヌル)に自分を売り込むハジン。
「 そなた別人のようだな。私達は親しくはなかったのだが。その話し方と行動、まるで別の人だ。だがまあいいだろう。」
「 ええっ?」
「 覚えているとかいないとかでもう急がせない。皇子を盗み見ていたとかも、夫人を心配させないでくれ。分ったか?」
これに「頑張ります!」と言って走り去るハジン。
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チェ・ジモンから、正胤の朝食の担当者が首を吊って死んだ事を聞かされるワン・ソ( イ・ジュンギ )。
「 直接の殺し屋は自殺したが、背後ので操る犯人である皇子を見つけてほしいのです。」
「 犯人を見つけろだって?俺は犬か?犬オオカミと呼ばれ続けたが、どうも本当に私が犬だと思っているのだな。」
「 馬を殺して楽しかったですか?捕虜生活をやめて松嶽で暮らしたいんでしょ?だったら皇子様チャンスを掴むのです。殿下に信任されている私のように」
「 私にはお前のいんちきは通用せんぞ。子供の頃とは違うのだ。私と遊ぼうと思うなよ。」
正胤が望んでいるのですとジモンが言った直後に、陰から姿を見せる正胤ム(王武)は、ナレの儀式の時に正胤殺害の企てがあることを教えた。
「 兄上のふりをしろとおっしゃるのですか?報酬として何を約束されるのでしょう?」
「 犯人を捕まえてくれないか?そうすれば望みを何でも適えよう。」
「 松嶽で暮らすのが私の望みです。」
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ヨナから頼まれて、燈篭に花びらを貼る為の糊作りを庭でしているハジン。重労働に疲れて体操をしている所へ通りかかるワン・ウク。
慌てて仕事に戻るハジンに、驚くべき人だな!と笑った後剣舞の練習へと向かうワン・ウク。
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チュ・ジモンが見守る中、太鼓にあわせ暫く儀式の剣舞を舞った後、東屋に座り休憩をする六人の皇子達。
「 儀式の後、殿下が譲位すると聞いた」と話をするワン・ウォンに、お互いに顔を見合わせる他の皇子達。
そんな噂があるのか?と驚き相手にしなかったジモンだが、その後正胤に会うとしてその場を去った。
「 そんな話をするな!」と戒めるワン・ウクに「 誰もが気にしている事だ」と言い返すワン・ヨ( ホン・ジョンヒョン )。
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回廊を足早に去るジモンを見かけたハジンは、その顔にはっとした。
池に飛び込む前、焼酎をあげた浮浪者と瓜二つの顔だったからだった。
だが後を付けて行く内に、いつのまにか宮殿の外堀へと出てしまうハジン。
そこへ馬が一気に駆けて来たため、道の端へと逃げ惑う村人達とその荷で押され堀に落ちそうになるハジン。
それに気づいて馬上から腕を伸ばしてハジン( IU )を拾い上げるワン・ソ( イ・ジュンギ )。
次回のお話は⇒麗(れい)2話 あらすじ 感想
韓国ドラマ 麗 (れい) 1話 感想
ハジンとワン・ウクの出会いは穏やか、それと対照的にワン・ソとの出会いは荒々しくてダイナミックでした。
この三角関係が後継者争いの中でどう変わっていくのか楽しみなポイントです。
彼の顔に傷をつけておきながら、ワン・ソ(イ・ジュギ)を冷遇し養子に出す母后!
なのに、そんな鬼母をまだ慕っているようなワン・ソが痛々しい…。
この時代、男でもそんなに容姿端麗が尊まれる時代だったのか?と少々不思議に思いつつ、仮面をつけても男前のワン・ソですね(笑)
カン・ハヌル、調べてみると舞台俳優の両親を持ち舞台とTV半々で活動中みたいです。主演で見るのは今回が初めてですが存在感ありますね。
IUちゃんも頑張ってますっ!現代女性が高麗にワープする設定は、合っているのではないでしょうか…。
『雲が描いた月明かり』のような青春時代劇とは違ったスケールの大きい映像と、なんと言ってもイ・ジュンギが光っています。
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