雲が描いた月明かり 3話 4話 あらすじ パクボゴム キムユジョン 主演 韓国ドラマ
ミョンウン公主(チョン・ヘソン)に若様の代筆をしたことがバレたラオン(キム・ユジョン)が絶体絶命のピンチに陥り、ヨン(パク・ボゴム)が助けに現れたシーンから。
視聴率は3話が16%、4話が16.4%と前話の二倍へ急上昇!それでは 雲が描いた月明かり 3話 4話 あらすじ をどうぞ。
雲が描いた月明かり 3話 あらすじ お前の後ろに俺がいる
ミョンウン公主(チョン・ヘソン)の刀を止めてラオン(キム・ユジョン)を救った後、義禁府(評定所)へ連行しろとヨン(パク・ボゴム)は命令を下す。
交換していた恋文について調査し、王に厳罰を頼むつもりでいる、と言うヨンに、ミョンウン公主は内心焦る。
父親に知られるのも、事を大げさにもしたくない、とヨンの袖を掴み訴えるミョンウン公主。
手打ちにすれば気が収まるのか、お前は誰かを傷つけたりする人ではないであろう…、とヨンは諌める。
去ろうとするミョンウン公主に、涙ながらにラオンは謝った。恋文の代筆がこのように御心を傷つけてしまうとは思わず…と。
筆記試験合格?!
<皆が平伏し何でも持っていると言うのに何かを切望しているように見える者。どうやったらその者の空虚感を満たせるのか…。>
と言う問いに対するラオンの白紙解答を見ながら、ヨンは昨夜の会話を思い浮かべた。
ラオンが、何でも持っている金持ちの坊ちゃんなのに虚しそうに見える、だから私の愛情のかけらをあげるよ、とチキンを差し出したのを…。
白紙解答に合格の判を押すヨンに、理由を尋ねるチャン内官に「答えはチキン、既にそう聞いておるのだ」と意味深に言うヨン。
*
滋源堂前庭の卓でふて寝をしているラオンの前に現れるビョンヨンとヨン。
「ワン公、そなたは主人に挨拶をしないのか?」
「又噛み付きますよ。近づかないで下さい。気分が悪いし凶暴な私(犬)なんだから…。」
と急に世子(セジャ)に合格の理由を聞きに東宮へ行く……、と立ち上がるらの前を二人は阻む。
「 セジャ(王世子)のせいで私は破滅だ。内侍になる資格などないのに…。」
「どうして彼はお前を留めたのだ?」と尋ねるビョンヨン。
「大きな罪を犯した私を責めるつもりなんだと思う…。」
そう言って頭を抱え込むラオンを見てヨンは、命を救ってやったのに恨むとは何て奴…、と呆れた。
ヨンは見晴らしの良い砦へとラオン、ビョンヨンを連れて行く。
わが家は宮殿…、とつい口走り焦るヨンを気に留めず、「私には我が家といえる場所なんてなかった」語るラオン。
王宮に好きな人がいたら住む価値はある、とビョンヨンに言われ、じゃあ私もそうなるかな…と橙色の夕日をみながら呟くラオン。
*
友か否か?
淑儀朴氏に仕える事になったラオンは、集福軒(淑儀パク氏の住居)へ挨拶に訪れていた。
穏やかな態度の淑儀朴氏だが、体調が優れないのか咳き込んでいる。ヨンウン翁主(オンジュ)の世話を仰せつかるラオン。
ユンウン翁主に付き添い庭に出て遊んでいるラオン。そこへ淑儀朴氏の見舞いに来ていたヨンが通りかかる。
「どこにでも現れてお坊ちゃん一体何者なんですか?」と興味を示すラオンに満更でもないヨンだったが…、
「内官から護衛武官、今は金持ちの道楽者に見えるけど、ほどほどにしないと上官の怒りをかいますよ」と続けるラオンに苦笑い。
「友達の忠告は聞くもんですよ。」
「友達じゃなかったら、私達何でしょう?」
「わん公とご主人様」
「その呼び方はもうお止め下さい。ホン・ラ…サムノムと言う名があるのです。」
「サムノムが”名前”と申すか。」
「あの…、お名前は何です?」
その問いには答えず、ラオンの髪から花飾りをとり帽子を被せると、ヨンは去って行く。
*
大殿にて父王と対面するヨン。
気が狂いそうだ、そろそろお前が代理聴政をするのだ、と父王が言うと…
「したくはないのです。王世子(セジャ)である事は選択の余地はないでしょうが、どの様な世子になるのかは己で決めます」と言い放ちヨンは立ち去る。
*
白紙の手紙
大殿の門で、ラオンは大殿内官の態度に呆れ返っていた。
預かってきた淑儀朴氏の手紙を渡すと、彼は王がまだ読んでもいないのに返答の手紙を懐から出したのだった。
聞けば、王は常に白紙で返事をしている、と言う。
納得のいかないラオンが手紙を取り戻そうと内官と揉めている所へ中殿キム氏が通りかかり、隅にラオンを連れて行くといきなり平手打ちをした。
黙って白紙の手紙を受け取りなさい、とラオンに凄む中殿キム氏。
*
だがその夜、上訴状を運ぶ内官とぶつかったラオンは、淑儀朴氏の手紙をその中に紛れ込ませて王へ渡すことに成功する。
翌朝王からの返答を淑儀朴氏へと渡すラオン。
素敵な香りがする手紙に返答が記されていると信じて…。だがまたも白紙だった。
落胆した淑儀朴氏に燃やしてくれと頼まれたラオンが手紙を処分しているのを見たヨン。事の次第を聞いて王の元へと向かう。
淑儀朴氏を訪ねて欲しいと頼むヨンに、中殿キム氏の妊娠を理由に時期を待とう、と答える王。
実母が亡くなった時も同じ様に何もせず待てと…、朝鮮の王だと言うのに…、とヨンは涙を流す。
*
その頃、ラオンは王からの白紙の返答を手にぶつぶつと独り言。
いい匂い、この手紙からは甘いりんごの香りがするな。
その言葉を聞き、ビョンヨンがラオンの手から手紙をひったくる。手紙を火であぶると、王からの返答が書かれていた。
りんご酢を使った文字は、火であぶった時だけ現れるのだ、と教えるビョンヨン。
ビョンヨン兄さん大好きさと大喜びのラオンだが、最後の文面を読んで集福軒 へとすっ飛んで行く。
そうやってラオンの仲立を介して、王と淑儀朴氏は、かって待ち合わせていた橋の上(エリョンジョン)で久しぶりの再会を果たした。
その様子を眺めながら、ヨンは父王との口論を反芻していた。
「私は何もしてはならないのだ。お前の安全を守る為に。何かをしようとして二千の民を失い王妃、師匠そして友を全て失った。無能の私が私の人を守る唯一の方法は、何もしないことだ」
「この世を治めている王なのに何を恐れ秘密の手紙を書いたのだろう…。」
と、呟くラオンの傍で、ヨンは思いを巡らせていた。
私は分ってはいなかった。彼は王であるというだけではなく誰かの愛する夫でもあり、かけがえのない父であると言う事を…。
*
代理聴政
ヨンは再び王を訪ね代理聴政(テリチョンジョン・摂政の意)を承諾すると告げた後、条件を言う。
「私が弱気になったり恐れを抱いた時は父上に頼りたいのです。」
その言葉に涙ぐみながら頷く王。
翌日の朝儀の場において、王は重臣達を前にわめき始めた。
キム・ホン、キム・ウィギョ、キム・グンギョと次々と玉座に座るつもりはないのか、と尋ね回る王。そして急遽ヨンを呼び寄せる。
重臣達が右左に控える中央でひれ伏すヨンと代理聴政をしろと言う王。
他の重臣達は口を揃えて反対の声を上げたが、キム・ホンはなぜか賛成を唱える。
するとヨンは顔を上げ「若輩者なれど謹んでお受けする…」と王との確約通り承諾の意を示す。