韓国ドラマ 雲が描いた月明かり 13話あらすじ 感想 後半
チョン若様の正体を知るミョンウン姫(公主 チョン・ヘソン )
お茶を飲み終え靴をはこうとして傍の文に気付くミョンウン公主。それを読み終え差出人の名前を繰り返す。
「 チョン…ドクホ、チョンドクホ…チョン若様?」
「 はい、そうです。」
と目の前に現れるチョン若様に、呆れるミョンウン公主。
「 又あなたなの?」
「 チョンドクホなんです。私が…」
「 チョン若様?」
「 はい、公主様」
「 好きなのは、ウォリではなかったのですか?」
「 えっ?何?どっ…どういう意味ですか?」
「 どうしよう...。」
「 わ...わわ私が好きなのは...」と焦っていきなり公主の手をつかみ平手打ちをくらってしまうチョン若様。
ミョンウン公主がすっかり動転し去ろうとすると「 公主様(コンジュママ)、私が好きなお方はあなた様なのです」と告白した。
そうして見つめあう二人。
*
男の子です、と匿っていた宮女に生まれた赤子について中殿に報告するソン内官。
泣き声を聞かれない様に、必要なら猿ぐつわをつけるのよ、と命令する中殿。
と、そこに突然現れたユンソン。大慌てで取り次ぐソン内官と動揺を隠しきれない中殿キム氏。
素知らぬ顔で中殿に挨拶をするユンソン。だが胸中は、回廊で聞いた赤子の泣き声と奥の部屋に映っていた人影に疑問を抱いていた。
*
数日後、キム・ホンを呼び出し刺客を殺した件で怒る王に、宮殿内の間者がいると嘘の報告を始めるキム・ホン。
刺客の証言は真実であり、間者の名前はホン・ギョンネの娘ラオンとでっち上げを書いた書状を王に差し出す。全てを傍で見ているハン尚膳。
*
その夜、ハン尚膳に呼びだされたビョンヨンは、ラオンをキム・ホンから守るため明日宮殿から連れ出す、と聞かされた。
同じ頃ユンソンもホンラオンの名を切り札として利用しようと画策中のキム・ウイギョとグンギョ、ホンの会話を盗み聞いていた。
顔色を変え外へ出るユンソン(ジニョン)に、頼みがあると言うビョンヨン(クァク・ドンヨン)。
「 私に?何だ?」
「 あの子についてだ。」
「 ホン内官についてと言ったのか?」
「 先日彼女を助けるために領議政に反しただろ?ならば今夜宮殿から彼女を連れ出し、誰も知らない所へ誰にも見つからないように連れて行け。できるか?」
*
寝ているヨンの傍に座りじっと見つめているラオン。
「 どうやって眠れば良いのだ。そなたがそこに座っているのに…」
「 でも、もう眠たそうですよ。邸下」
「 そなたに言ったであろう。夜通し起きている必要はないと…。」
「 私が見ていたいだけなのです。邸下の顔を夜中ずっと…」
「 明日も一日中私を見ていられるだろう?」
「 邸下、毎日の生活の普通に見える日が、突然とても貴重に感じることもあるのです。」
「 そなたはまるで最後であるかの様に感じているのか?」
「 ええっ?はい、そうです。」
「 そうか…分った。では近くに来て私の顔を見て良いぞ。」
ヨン(パク・ボゴム)が寝床の傍を手で叩くと、言われたように近づいて座り顔を見つめ続けるラオン(キム・ユジョン)。そしてその手を引き寄せ寝床に添い寝をさせるヨン。
「 もし私が両班の生まれとして邸下のお傍に来ていたら、私を愛しんで頂けたのでしょうか?」
「 愚問だな。」
「 では、邸下…もし私が両班のふりをしてミョンモク山へ行かなかったとしたら、それでも私達お互いに知り合っていたのでしょうか?どう思われます?」
「 疑いの余地はない。」
ラオンの頬に触れて諭すように話し始めるヨン。
「 言ったであろう。私達はもし離れたとしてもお互いに会うようになるはずだと…。」
そう言った後、目を閉じたヨンをじっと見つめるラオン。
ーでは邸下。私に会った事を、例え私が逆賊の娘だと判ったとしても後悔しないですよね?この瞬間を少なくとも一度は寂しがって頂けますか?
そう心で呟きヨンにキスをするラオン。そして別れの切なさに涙を流した。
*
翌朝、目覚めたヨンはラオンを呼んだ。
傍にいないと判り扉の外に声をかけるが、入ってきたのはチャン内官。今朝ホン内官はまだ来ていないと言う。
宮殿の庭でぞろぞろと連れて行かれる宮女達を見るヨン。通りかかったウイギョに声をかける。
「 どうしてこの様に物々しいのだ?」
「 王命で宮殿にいる逆賊を探しているのです。お聞きでしょう?ホン・ギョンネの娘が白雲会の間者だと…邸下。ついに情報を掴んだのです。」
「 本当か?それで、最初に宮女を連れて行っているのだな?」
「 はい、そうです。邸下」
「 判った。行ってよいぞ。待て!その情報とは何だ?どのような娘かわかったのか?」
「 いいえ、18歳で暴動中に母とはぐれて暮らしていた事と名前はホン・ラオンだと言う事です。ですから私達は…」
ウイギョの口から出た名前に衝撃を受けるヨン。
「 なんと言った今?」
「 ですから18歳の宮女を集めて…」
「 違う…!彼女の名前が何だと?」
「 ホン・ラオンと言う名ですが、名前を変えているかも知れません。それでは…邸下…」
と去って行くウイギョにも気付かず、雨の中立ちつくすヨン。
ラオン(キム・ユジョン)を探しに資賢堂に来たヨン(パク・ボゴム)が見た物は、きちんと整理された部屋と内官服、そして贈り物の腕輪。
それを手に取ってヨンは茫然と佇む…。
キム・ユジョン 日本公式FC
韓国ドラマ 雲が描いた月明かり 13話 感想
逆賊の娘と知って別れを準備するラオン。
二人の甘いシーンがふんだんにありましたが、そのせいでとても切なかったですね。そうとは知らず終始嬉しそうなヨンが憐れでした。
予想していたとはいえ、辛い展開になってきました。
救いはビョンヨンとユンソンのコンビでしょうか。 どちらも陰ながらヨンの側について動いているのが頼もしい…。
本編のほうが緊迫している中、サイドストーリーのチョン若様とミョンウン公主のコンビには笑わせてもらいました。