雲が描いた月明かり 8話あらすじ 良く知りもしないのに パク・ボゴム キム・ユジョン主演韓国ドラマ
7話のキスの前へ戻り、ラオン(キム・ユジョン)が女性だと遂にヨン(パク・ボゴム)が気づくシーンから 8話 は始まります。怒りから喜びにかわるヨンの表情に注目です。
それでは、雲が描いた月明かり 8話あらすじ をどうぞ。
雲が描いた月明かり 8話あらすじ
心の迷いと戦いながら気持ちを告白しようとヨン(パク・ボゴム)は筆を取る。
ー誰にも知られないよう隠しておこうとしていた気持ち…。そなたを傍に置くために、この気持ちを決して表すべきではないとわかっている…。
その後、文を持ちサムノム(キム・ユジョン)の所へ向かうヨン。
-そなたが言ったように私は勇気を振り起こしているのだ。この告白が私を危険に追い込み、そなたを失うやも知れぬのに…。
誰もいないと思い帰りかけ、ふいに音を聞いて振り返るヨン。と、そこへ入ってくるラオン。
可憐な乙女姿が目に入ったヨンは、はっと息を呑んだ。そして扉の隙間から彼女を食い入るように見つめた。
そうとは知らず長い髪に髪飾りをつけるラオン。
ーあの踊り子はやはりそなただったのか…、と心の中で呟くヨン。
その後花園へラオンを呼び出したヨンは、、ラオンの正体に気づいたことは伏せたまま告白をした。
*
唇を押さえボーっと座っているラオンにビョンヨンが声をかける。
「何かあったのか?」
「キムヒョン、何その酷い言葉!何もなかった人に何かあったのかと聞くのって失礼ですよ!」
「そうか?すまない…。」
と行きかけるビョンヨンを引きとめたラオンは、ヨンが今まで女人を好きになったかどうかを尋ねた。
一度もない、と言い切るビョンヨンに、唇に手をやり戸惑うラオン。
*
マ内官とウォルが呼び出されていた。
二人に宮殿から去る許可と、生きるのに困らないようにと推薦状を与えるヨン。
「人の真心が奇跡を起こすことを教えてくれたことに礼を言うぞ」と二人に告げた。
宮殿を去ろうとしているマ内官にラオンは元気よく別れの言葉を言った。
「お二人で幸せになって下さいよ!私がくっ付けた三番目のカップルなんですから…」
「他人の縁を考える前に自分の周りを良く見ろよ!一人じゃなく二人!わかってないんだろ?」
何のことか全く分からずきょとんとしたままマ内官を見送るラオン。
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科挙についての報告をユンソンから聞いているヨン。
「試験に申し込むのも受かるのも皆キム一族か面白い…」と苦笑いし、質疑応答の記録をちらりと見て横にやった。
「どう思うのだ?」
「キム氏としてでしょうか、それとも礼曹正郎として?」
「立場によって答えが違うと見えるな。」
「キム氏としてなら、受けるに値する非難だと。文官としてなら、間違いを正す必要があると思いますが…。」
「本当か?」
「そうだと言ったら信じて頂けますか?」
「お前、領議政が聞いたら卒倒するような事を言っているぞ。」
と、そこへ箱と本を抱えて入ってきたラオンが、いきなりそれを床にばら撒いてしまった。
すかさず傍にったユンソンはよ、手伝いながら、時間があるかどうかと聞いた。
「サンノミ!こちらに来なさい!」
とラオンを呼びつけるヨン。
二人を見ながら「内侍が合わないのは分かっていても、申し少しここに居たい」と話したラオンをユンソンは思い浮かべた。
「自身を危険にさらしてまで…何がラオンの心を捕らえているのか…」、と気になるユンソン。
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ミュンウン公主から15日僧から与えられた食事だけを取ると顔が半分になるという山寺へ行く、と宣言されて驚きの声をあげるハヨン。
ミョンウン公主は、《私達が知らなかった朝鮮恋愛史》の著者が男女関係特に求愛について知らないことはない、と言って本を出した。
「これをお借りしてもよろしいか?」と身を乗り出し本を掴むハヨン。
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ビョンヨンを呼び出したヨンは。仮面を見せて指示を与えた。
「ホンギョンレの娘が生きているという噂話を領議政が王に告げ、不安をあおった。もしその話が本当なら、彼が見つける前にその娘を探し出してくれ。」
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行列を連れて庭を散歩しているヨンとその後ろを重い日傘を持ちよろよろとしながら続くラオン。
「手を貸そうとするヨンに、これは私の仕事です、それに皆が見ているから「」と囁くラオン。
日差しが強いから傘にちゃんと入って下さいとチャン内官もはらはらしながら見ている。
「これくらいの物を重過ぎるなんて男じゃありません」と平気そうにするラオンを助けようとしてヨンは休むとチャン内官に指示した。
「気持ちの良い風がふいている、あそこで少し昼寝をするから起こすな!」
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傘の前に座り体を皆の目から隠すと、ヨンは悪戯っぽい顔をして「小さな手、こんなに荒れて…」とラオンの手を取った。
「男の手とは、こういう物です。」と真面目に答えるラオンが面白くてたまらないヨン。
「そう…、そうだな。そなたの目も鼻も唇も間違いなく男の物…だから私は惚れたのだ。」
その言葉にビクッとしてラオンは手引っ込めて、不安がった。
「誰かに聞かれるかもしれません。お言葉を撤回してください。」
「既に言った言葉を退けるべきじゃない。代わりに責任を取るべきなのだ。私が読んでいる間、少し休みなさい。」
「邸下、気をつかって下さっても私は喜べないのです。私の全てを知っていると思わないで下さい。」
「全てを知っているとそなたに言った覚えはない。少し休めと言っただけであろう。」
そういうと、ラオンを肩にもたれさせるヨン。
ー邸下(チョーハ)優しくしすぎないで…。そうでないといつも寄りかかっていたくなりますから…と思うラオン。
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ハヨンは恋の悩みを恋愛の専門家ラオンに打ち明けた。
話を一通り聞いたラオンは、「貴方様には私の助言は必要ない、きっとそのお方とお幸せになれます」と励した。
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代理聴政の初日、ヨンの身支度を整えるラオンとチャン内官。心配して傍で長々と助言をするチャン内官を「一言で十分だ」と遮るヨン。
「頑張ってください。邸下」とチャン内官。
その後「言うことはありません。上手になさると信じていますから」と答えるラオンに、満足そうに笑みを浮かべるヨン。
そうして勤政殿へ入るヨンだが、殿中は空だった。
領議政は腹痛、吏曹判書は高血圧、それに皮膚病と書状を次々と取り病名を読み上げるヨン。
「直ぐに参上するよう命令を送る」いうチャン内官に、「この書状を見れば、彼らが本当に病んでいると明らかであろう」と皮肉るヨン。
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書庫で本を読んでいるヨンの傍に、月餅を持ってくるラオン。
隣に座るよう目で合図するヨンに「苛立つ時は甘いものが一番のお薬です」と窓際の椅子に置きラオンも座った。
「難しい相手に出くわした時、そなたらなどうする?」
「戦わねばならない相手なら、戦いに最善を尽くす。それでも上手くいかない場合は流れに身を任せるでしょう。」
と、去ろうとするラオンの腕を引き抱き寄せたヨンは、特効薬だ!と月餅をラオンの口に突っ込んだ。
まだ一口も食べていないと文句を言うラオンに、「そなたが私の特効薬だ!」と微笑むヨン。
と何かを思いついたヨンは「尚薬内官(サンヤク=薬草担当官)に来る様に言ってくれ」と急にラオンに頼んだ。
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ホン・ギョンレの手がかりをみつけたと報告する手下に、キム・ウィギョは、すぐに確かめろと命令を出した。
その時、騒がしくなり門へ出てみると、薬を満載した荷車が一台。
荷台から箱を取り、ウイギョが中を確かめている所へ現れるヨン。
「病欠者それぞれに薬を配達するのは時間が掛かると心配だったが、同じ場所にいるとは安心したぞ」とヨンは薬を渡した。
その頃、ビョンヨンはホン・ギョンレの娘を探すために、知り合いだったというお婆さんを訪れていた。
そして娘の本名がホン・ラオンだという情報を得ていた。
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その後、領議政に招かれ、屋敷の中へ入るヨン。
「重臣達が揃っているなら、いっそのこと宮殿ではなくここで朝廷を開くのはどうだ?」と皮肉るヨン。
「原理原則を無視し自分勝手な方法を取るお方に仕える義理はない。だが正しい道を行かれるなら…」と答えるキム・ホン。
「そちの言う”正しい道”と私の中の”正しい道”は違う方向を向いている。」
そんなヨン対し、出る杭はうたれると言った後「助けが必要ならいつでもここへお越しくだされ」と笑いを浮かべるホン。
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相手の方に縁談を破棄して貰おうと思い、ユンソンを呼び出すハヨン。
つらつらと自分の欠点を並べたてるハヨンに「心配は無用だ!」と一笑するユンソン。
「結婚はしたくない。でも断ると後が怖いとか?」
「どっ!どうしてそれを?もしかして…、お好きなお方でもおありでしょうか?」
「意見が一致しましたな。では平和的にこの縁談を壊すとしよう。」
ユンソンの言葉に安堵して、彼と目を合わせて笑うハヨン。
その帰途買い物をしようとしたハヨンは、また同じものを取ろうとしたヨンと偶然に出くわした。
偶然なのか?と疑惑の眼を向けるヨンに、「本当、本当です!」と慌てるハヨン。
その時、逃げていくビョンヨンを見かけたヨンは、直ぐに後を追った。その後に続くハヨン。
*
刺客に囲まれ戦っているビョンヨンを発見し、助太刀に入るヨン。
悲鳴を上げるハヨン庇いながらヨンが応戦すると、形勢が悪くなった刺客が逃げ始めビョンヨンは追いかけた。
ハヨンの傍により無事を確かめるヨンに「邸下(チョハー)が無事でよかった、」と涙ぐみながらヨンの手を掴むハヨン。
ハヨンを立たした後、地面に落ちていた仮面を拾うヨン。
その後、何も問い詰めず歩きだすヨンに、「何故何も訊かないのか?」と尋ねるビョンヨン。
「私に言えることなら隠しはしないだろう。ビョヨナ!私がもしこの世で一人だけ信頼するとしたら、それはお前だ。知っておるか?」
と信頼を見せるヨンに、苦しそうに頭を垂れるビョンヨン。
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「邸下、どこに行かれていたのでしょうか?」
その夜、そう尋ねるラオンに、母に会いに行っていたと答えながら懐かしそうに母と吹いた箏を撫ぜるヨン。
「どのようなお方だったのでしょう?」
「宮殿は母には窮屈な所で外の生活に興味をもっていた。そしてばかげたことで宮女を困らせていたな…。」
「ほんと、邸下のようですね?」
「そして誰よりも賢く暖かい人だったの、私は護れなかった。だから、私は大事なものを護る為に強くならねばなぬ。何も言わず出かけたので心配したのか?そなたは私の元気の素(特効薬?)だ」
と、ラオンのおでこを指先で弾くヨン。
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翌日、本を渡そうとしていたラオンは、庭を横切っていくヨンの姿を見て後を追った。
だが花園でハヨンと話しているヨンの姿を見ると慌てて木の陰に身を隠した。
ラオンの助言信じて実行するつもりでいたハヨンは、慕っているとヨンに告白し贈り物を渡した。だが開けずに箱を返すヨン。
がっかりしながらも苦手な裁縫をして作ったことを告げてずっと、会いたいと思い続けていたと告白するハヨン。
遠くからそんなん二人の姿を見つめ涙を溢れさせるラオン。
そして相談を受けていたハヨンの相手がヨンだった事を悟り胸が痛んだ。
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昼間の光景が頭から離れず、その夜書庫で思い切ってヨンに尋ねるラオン。
「女性と心を通わせたことがおありでしょうか?」
「ある。」
「あるのですか?いつ、どんな女人(ひと)とでしょう?」
「今、この瞬間!とても美しい女人(ひと)と。」
ヨンの答えに傷ついたラオンは、涙を浮かべて抗議した。
「ではなぜ私に対してこんな風にするのです?私は、一日に何度も幸せだったり怒ったり傷ついたり辛かっのです。訊いたり興味を持つべき立場ではないのに、どんなお気持ちで私を扱っているのでしょう?内侍の私ですが、心まで邸下のものという訳ではありません。」
そう言って背を向けるラオンの後を追いかけようとして止めるヨン。
*
翌朝、腕輪を持ってラオンの元へ訪れたヨンは、ラオンの手を取りて手首に腕輪をつけた。
「何でしょう?これは」
「美しい女人(ひと)に似合う飾り物だ。そう思わないか、そなた?」
「美しい女人?誰が?」
「ある、と私はそなたに答えた。私の目の前に愛する女人がいると…」
当惑して後ろに下がるラオンの腕を取るヨン。
「これからはそなたを世界で一番大事な女人(ひと)として扱おう。そうしても構わぬか?」
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雲が描いた月明かり KBS公式サイト