韓国ドラマ 無法弁護士 14話 あらすじ 感想 後半
サソリの救出
グァンスからサソリが捕まっていると連絡されたサンピル( イ・ジュンギ )は、すぐに” オジュナイト ”まで車を走らせた。
そして現場で律事務所のスタッフ全員と合流し中へ乗り込むと、マンベに殴られているサソリを見て戦い始めた。
その後サンピル達は、サソリと彼の手下と共にマンべ派と殴り合いの末に制圧した。
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マンベ派のチンピラを全て正座させたサンピルは、チェ・デウン( アン・ネサン )を裏切った理由をマンベに尋ねた。
これに「礼儀を忘れたのか?」と睨みつけるマンベに「叔父さんと仲間を裏切った奴に敬意を払う必要はない」 と冷淡に言い放った。
「弁護士になって以来、お前の舌を嫌っていた。」というマンベに、サンピルは「法で戦う弁護士になったが、お前の様な人間に対しては別のやり方で戦いたくなるな」と話した。
そんな中、サソリが自分たちのやり方で裏切り者を処罰するとして大型ナイフを取り出すと、サンピルは「サソリ兄さんのやり方か法で処罰されるか選べ。この2つの違いを知っているな?」とマンベに尋ねた。
これにサソリは「お前が望むなら反対はしない」 とマンベをサンピルに任せた。
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その後事務所で手当を受けているサンピルに、ジェイは「あなたを見ていると、お金と力がある人と戦うのがどれほど難しいかを痛感させられる。それで勝ったの?」と尋ねた。
「どう思うんだ?」ニコッとするサンピル。
「無法ボン・サンピルが戦いに行ったので、結果は保証されているわね」
「ハ・ジェイが認めたぞ。気分がいいな」 とふざけるサンピルに、周りにいた誰もが皆笑った。
その後、二人はコーヒーを飲みながら事件について話した。
「担当のホン裁判官を除いて代わりにチャ判事を法廷に入れたい。法服を身に着けているチャ判事を破壊したい。」
「最高の結末を与えるつもりなのね?ではホン裁判官の財産を調べてみる。他に何か見つけられるかもしれない。」
「頼りにしているよ!ハ・ジェイ、ファイティング」
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翌朝、事務所に現れたカン・ヨニは「母があなたの提案に同意しました」とチャ・ビョンホ財団の会計帳簿をサンピルに渡した。
「この帳簿で母にダメージを与えないとどうやって信頼すればいいのですか?」
「信じたくないならと信じなくていい。いずれにせよ、ナム女史は自身の罪を支払うことになる」
「母には二つの選択肢があった。悪いのとさらに悪いのと…母は多分最初の方を選んだのね。」 とヨニは話した。
帳簿をめくりムンスクの名前がどこにも記載されていないことを発見したジェイは「チャ・ムンスクの不正の証拠は自分が握っていると言うメッセージね?」と帳簿の真の意味を理解した。
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チャ・ムンスク ( イ・ヘヨン )の元へ現れたチョン地区検事長は「失うものが何もない悪党が何をするかわからないので用心のためです」と猟銃のボックスを開き、使用法を教えると話した。
(アン・オジュのことでしょうか?)
その頃、サンピルと契約をしたスンジャは「私の署名が何を意味しているか分かっているの?」 と確認していた。
「ムンスクとの縁を完全に切るということだ。あなたがしなかった事に罪を負わせたりはしない。全てチャ判事の指示でやったんだろう?」
そう尋ねるサンピルに「そうよ!私はただの力のない主婦よ」とスンジャは興奮した。
その後「あまりにも早く受け入れたけど、ナム・スンジャを信用できるかしら?」と不安を口にするジェイに、サンピルは「保険のつもりで契約したんだろう。後は待つしかない」と話した。
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チョン・ソンボム( パク・ホサン )のオフィスを訪れたサンピルは、スンジャの弁護士であることを伝えた。
これに笑みを浮かべたソンボムは「復讐のために俺を使うつもりなら、許さない」と言うと、ジェイは「ボン・サンピルが個人の復讐のために誰かを利用したりしないと保証します」とサンピルを庇った。
「情報の収集に来たのかも知れないが何も言わないぞ」
「まもなく法廷で会うことになるでしょう。だから神経質にならないで欲しいと言うつもりで寄ったんです」
これにソンボムは「我々は知り合いだが、そのことと裁判は関係ない。」 とサンピルに微笑んだ。
2人が去った後、ソンボムは「ボン・サンピルは心に恨みを持っているやつだと思っていたが、段々と本物の弁護士になっているようだ」 とコン刑事に告げた。
これにコン刑事は「18年前に両者とも悲劇に遭った」 と言って、二人の母親の事件ファイルをソンボムに渡した。
「ボン・サンピルの母は死亡し、同じ日にハ・ジェイの母は行方不明か…」 と考え込むソンボム。
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ホン裁判官を尾行していたグム・ジャに合流したジェイは、彼と愛人が別れ話でもめているのを車中で見つめていた。
話が違うと訴えていた愛人が彼の腕を掴むと「裁判官の身体に触れるな!」と腕を振り切って彼が去った後、ジェイは運転席で顔をうずめている愛人の車窓を叩いて名刺を渡した。
そして「流した涙を全てお金に変えましょう。」 と誘いかけた。
グム・ジャは「この偉大な弁護士さんがホン裁判官からお金を沢山取りますよ!」 と宣伝した。
その後、愛人とコーヒーショップで会ったジェイは、彼女が持ってきた全ての書類に目を通した。
そしてホン裁判官がしてきた全ての不動産取り引きの書類を見て、ジェイは「勝利することは間違いない」 と彼女に太鼓判を押した。
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その頃アン・オジュ( チェ・ミンス )は、ジョギングをしていたコ・インドゥ弁護士を待ち伏せて襲っていた。
市長の銘板で打ちつけるオジュに「申し訳ない。話し合おう」というインドゥ。
「コ・インドゥ、ここを読め!」
「キソン市長、アン・オジュ」
「そうだ。チャ・ムンスクに伝えろ。次はお前の番だと!わかったか!」
芝生の上にボロ布のようになって横たわるコ弁護士の写真を撮ったクァンドンは”俺を裏切ればこの様になる”というオジュのメッセージを添えて、チャ・ムンスクに送った。
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サンピルがスンジャの弁護を引き受けたと知ったムンスクは、サンピルの法律事務所に向かった。
「チャ・ムンスク、あなたにここへ来るガッツがあるとは思わなかった…」
「もしかしたら、ナム・スンジャがジェイの母親殺しを教唆したかも知れないのに、なぜ彼女の事件を担当するのか分からない」
「私たちがあなたを理解出来ないように、あなたも我々の苦しみを理解できないだろう。ジェイは多くの痛みを抱えて全てを見ているんだ」
「あなたの決心をハ・ジェイが理解しているというの?」
「 これは弁護ではないんです。審判です」
「私がキソンの審判です。あなたは卵で岩を打っているようなものだと、本当に知らないの?」
「そうなのか?見ていろよ。その岩は直に壊れるだろう。」
「あなたは私と法の前で負けるでしょう」
そう言って背をむけるムンスク。
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タイの指圧師殺人教唆事件第一次公判
ホン裁判官が「”タイの指圧師の監禁及び殺人教唆”についての裁判を始めます。では検事、冒頭陳述を始めて下さい」と指示を出した。
だがチョン検事と同時に立ち上がったサンピルは、裁判官の変更を要請した。
サンピルが「不公平な決定が下されるからです」と続けると、ホン裁判官は「あなたが弁護士資格を懸けて話すなら、あなたの説明を聞きます。」と発言した。
これに同意し法廷の真ん中に出たサンピルが「もしこれが証明できなければ裁判終了後弁護士事務所を閉鎖します」と誓うと、法廷は騒然とした。
「これは裁判所と法律に対する挑戦であることを知っているのですか?」
「知っています。証拠があるので、証明しても宜しいでしょうか?」
「この裁判と私は何の関係もない。だが、裁判官としての名誉を守る必要があるので、あなたにチャンスを与えます。感謝することだ。」
「感謝致します。裁判長」
「ではあなたの理由とやらを聞きましょう。」
*
サンピルはジェイ( ソ・イエジ )が準備した”キセンのヴィラ”のビデオを開始した。
「これはホン裁判官が権利を所有する、市場価格約3億円のヴィラです。不動産の購入をすることはもちろん問題ないですが、3億円の物件を1千万で手に入れたとしたらどうでしょう?」
そう言ってホン裁判官の署名付きの契約書を示し「裁判官、そうですね?」 とサンピルは追求した。
そんな中、電話が入ったジェイは傍聴席から立ち上がり後部のドアに向かった。
そしてサンピルの裁判官変更の要請を最後尾で見ていたムンスクと視線を合わせて出ていった。
その後オジュから「弁護を引き受けてもいいと言ったな?証拠がいるだろう?二人っきりで話がしたいからすぐに来い。来なければお前の父の元へ行く」と言われたジェイは、同意して電話を切った。
法廷では、キソン建設会社の代表の判決を下したホン裁判官が、後に彼に恩恵を与えて大幅に減刑をしていた事をサンピルが暴露していた。
「裁判官、あなたは彼と取り引きをしたのではありませんか?」
「ここは小説を書くのための場所ではないぞ!」
「私の依頼人に申し訳ないですが、私にはこの裁判官に高価なヴィラを渡す様な財力はないので不利になるでしょう。ですから裁判官の忌避を申し立てます。」
これに立ち上がったチョン検事も裁判官の忌避に同意して、法廷は閉廷した。
その後、サンピルは姿の見えないハ・ジェイを探した。
グァンスが電話があったと伝えると、サンピルは彼に探すように指示した。
その後、記者たちに囲まれて質問攻めにされたサンピルは「裁判の行方を見守って欲しい。公正さが法廷において最も重要だ。この事件を最も公平で公正に判断できる裁判官を望んでいます。」と答えた。
さらに記者たちに裁判官は誰であるべきだと思っているかとか、収賄の証拠をどこで入手したとかと質問を受けたサンピルは「後で話します」とムンスクに視線を向けながら答えて外に出た。
そして車の中でジェイからの電話を受けて、代わりに聞こえてきたオジュの声に顔色を変えた。
「ボン・サンピル!テレビ写り良かったぞ。」
「ハ・ジェイはどこだ?警告しただろ。ハ・ジェイに触れれば法はないと。」
「いいから、すぐここに来い!」
その後指定された廃屋に現れたサンピルは、姿の見えないオジュに「アン・オジュ!出てこい」と怒声を上げた。
そして気軽に出てきたオジュに、ジェイを隠した場所を尋ねた。
「ハ・ジェイ、知りたいか?お前に守りたい物があるように、俺も俺のものを守りたいんだ」
「アン・オジュ、お前は壊れた器だ。もうどうすることもできない。素直に受け入れろ。僕を殺したかったんじゃないのか?そのチャンスをお前に与えるために来たんだ。」
そう挑発するサンピルの額に、オジュは取り出した拳銃を当てた。
「お前はお前の女を救うためにここに来たんだ。だがお前はハ・ジェイにつり合わない。ひざまづけ!」
サンピルは頭に拳銃を突き付けられた格好でひざまずいた。
「俺がハ・ジェイの世話をするから心配するな。3つ数えよう。1、2、 もう終わりだボン・サンピル!」
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イ・ジュンギ 韓国ドラマ 無法弁護士 14話 感想
あれだけ色々起こった後で、誰にも言わずにオジュに会いに行くなんて、ジェイは無謀過ぎるんじゃないでしょうか?
指定された場所へ出かけていって拳銃を突きつけられるサンピル。
危機的な状況のエンディングでしたが、予告で戦いのシーンが映されたので大丈夫のようですね(笑)
チャ・ムンスクも猟銃を渡されていましたが、それを使う場面が出てくるのでしょうか?
段々と物騒になってきましたが、とにかくスンジャの公判がどうなるか次回が気になります。
裁判官として出てくムンスクが、最後被告人席の方に座るのかどうか楽しみですね。
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