韓国ドラマ 無法弁護士 13話 あらすじ 感想 後半
ヒョンジュの救出
お金を奪って逃亡しようとしていたソク・クァンドン(チョ・デフン)をオジュグループの金庫の前で発見したオジュは 「口にお金を詰めろ!」 と言って椅子に座ると、机の上に銃を置いて弾をつめ始めた。
これにクァンドンは「オジュ兄さん!そんなことをしたらサンピルに負ける。あいつは兄さんが俺を殺して殺人犯になるのを待っているんだ。それが彼の計画なんだ!」 と主張した。
そして考え込んだオジュの足元を掴んで「命をお救い下さい。一度だけお許しを。お傍でお仕えします!」 と嘆願した。
彼の髪の毛を掴んで金庫まで引きずったオジュが「口にお金を詰めろ!」 と繰り返すと、クァンドンは 「このように死にたくない!永遠にお傍にいますから!お許しを」 と泣き叫んだ。
これに結局机の上に銃を置くオジュ。
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ムンスクに秘密口座を解約して現金を隠したことを報告したスンジャ( ヨム・ヘラン )は、その後マンベの元へ直行し、ヒョンジュ殺しを命じた。
「18年前に既に死亡した者を生かす必要はない。私の言うことはチャ判事の言葉だと思え。これはチャ判事の命令だ!」 と叫ぶスンジャに「これから宜しくお願いします」 とお辞儀をするマンべ。
この一部始終をドアの外で聞いていたサソリから連絡されたサンピルは、直ぐにグァンスを連れて”オジュナイト”へ向かった。
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その頃チャ・ムンスクに会っていたマンベは、、スンジャが指圧師殺しを依頼している映像を見せた。
「トラがいなくなっても別の誰かが働いてくれるわね!ハッハッハ」 とムンスクは笑い声を上げた。
そして「ナム・スンジャの望み通りにするべきね。自分自身で処理しなさい。手下に任せないで…」 とマンベに指示した。
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”オジュナイト”についたサンピルは、ジェイの母を直ぐに救いに行こうとするグァンスに「もうすぐ誰かが来るから…」と止めて、車の中で待機するように指示した。
そこへ現れて建物の中に入っていくオジュを確認して、グァンスと共に裏口から中に入った。
その頃、ヒョンジュをドラム缶に入れていたマンベは、オジュがダンスホールに現れたと聞くと、ヒョンジュの処理をサソリに任せて様子を見に行った。
そして「いつかお前も俺のようになるんだ。さっさと女性を引き渡せと」 と要求するオジュに、「キソンへ来て最初の仕事を台なしにできると思っているのか?」と凄んだ。
これにオジュは、マンベの足元へ拳銃を一発ぶっ放して、クァンドンにヒョンジュを探すように指示した。
その後クァンドンがドラム缶を乗せた荷車を引いているサソリとチンピラ達を発見したが、ドラム缶は彼の目の前で海に投げ込まれてしまった。
「兄さんの生き残る唯一の証拠だったのに…」と嘆いているクァンドンの前へ現れたオジュは「重要なカードが海に沈んでしまった」 と呟いて場を去った。
その後、マンベからヒョンジュ殺害を終えたと連絡を受けたムンスクは、ソウルに戻り連絡を待つ様に指示して笑みを浮かべた。
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チンピラたちが去っていくのを確認したサンピル( イ・ジュンギ )は、車で暫く走った後「体を起こして座っても大丈夫ですよ。」 と計画が成功したことに安堵しながら、後部座席のヒョンジュに声を掛けた。
サソリはサンピルと協力してヒョンジュを裏口から逃がしたあと、砂袋を入れたドラム缶を運んで海に落としていたのだった。
海岸、ムンスクの元へ戻ると言うヒョンジュに、サンピルは死んで生きる計略を持ちかけていた。
「18年前の殺人の唯一の目撃者であなたを、ナムスンジャと共にムンスクは殺そうとするだろう。あなたが死んでやっと過去を埋葬することができるから。僕があなたの完璧な死を準備します。」
そう言うサンピルに、ヒョンジュは「やります。最後まで」 と返事をしてムンスクの家へ戻っていた。
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その後ジェイに連絡を入れたサンピルは「ジェイ、今母さんと一緒に向かっている所を言うから、そこへ来てくれ。待っていろよ。」 と話した。
ジェイの声を聞いて、涙を流しながらサンピルに感謝するヒョンジュ。
準備しておいた家にヒョンジュを案内したサンピルは、庭で待っていたジェイに対面させた。
そしてヒョンジュが泣きながら近づき「母さん、やっとそう呼べる」 と言うジェイを抱きしめる姿を見届けて、その場を去った。
その後ヒョンジュは「私について話さないようにボン弁護士に頼んだの。別れて欲しいとも…。彼と一緒に危険な復讐をしてもらいたくはなくて。でもあなた達に悪い事をしたと思ってる」 と謝った。
だが再びヒョンジュを抱きしめたジェイは「母さん、大丈夫だから」 と微笑んだ。
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事務所に戻ったサンピルは「こんな嘘をつくなんて、皆失望しているんだ!」 とグム・ガンに責められていた。
これに「ちょっと!騙したわけじゃないでしょ!弁護士さんがどんな気持ちでいたかを何にも分かってないのね!」とグム・ジャが反論し、サンピルも「秘密にする以外に方法はなかった」 と説明した。
そんな中事務所に戻ってきたジェイは「ボン・サンピル!完全に私を騙したわね!」 とサンピルの胸を何度も拳で殴り始めた。
そして「すまない」 と謝罪するサンピルに「話がある」と言って奥の部屋へ移動した。
抱きついたジェイが「母さんを救ってくれてありがとう。」と言うと、サンピルは「すまなかったな。ジェイ」と答えて笑顔を浮かべた。
そんな二人に「二人の間にお前が入る隙間はないぞ。弁護士さんは義理の弟には決してならないな」と冗談を言うグム・ガンに、グムジャは「大きなお世話!これからキャリアを積むから。」と言い返した。
そんな二人に、事務所のスタッフは久しぶりに心からの笑顔を浮かべた。
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翌日見送りに来たサンピルに、ヒョンジュはデウン( アン・ネサン )の最期の言葉を伝えた。
「甥は卵で岩を打って大きな敵と戦おうとしている。だから例え自身を犠牲にしたとしても岩に小さな穴を開けるから、中に入り込んでさらに崩してくれ、と言っていました」
そして「私も同じだった。どうしても救いたい誰かを守るためなら何でもできるんです」 と打ち明けたヒョンジュは、サソリの車に乗り込んだ。
その後車中で、サンピルは茶色のノートの送付者がムンスクである事実を打ち明けてジェイを驚かせた。
「僕を利用して汚れた過去を知る7人会のメンバーを抹消する計画を立てたようだ」
「過去を隠してその上に新しい未来を創造するつもりなのね」
「そうだ。これから僕たちの本当の戦いが始まるんだ。」
サンピルは、そうジェイに決意を語った。
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ナム・スンジャ( ヨム・ヘラン )の逮捕
警察庁前でナム・スンジャは、拉致監禁及び殺人教唆の容疑で逮捕された。
コン刑事は「殺人を教唆しているカン検事の母のビデオを入手しました。」 と傍にいるヨニに令状を示し、スンジャに手錠を掛けた。
そして「何ですか!離しなさい。母さん!」 と叫ぶヨニの目の前で、ヨンジャをパトカーに押し込んで警察へ連行した。
警察の家宅捜査はオジュの事務所にまで及んだが、スンジャ逮捕の話を知ったオジュは、クァンドンと共に既に逃亡していた。
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その後『市長と秘書に殺人容疑の捜査!キソン市長と幹部逃走!』 とニュース速報が流れた。
ナム・スンジャは、タイの女性殺害の教唆と働かずして35年間報酬を受け取っていたことについて捜査中だと報道された。
テレビを切り法服を来て法廷へ向かうムンスクに、サンピルは 「この手帳を僕に送ったのはあなたですね?ですがチャ・ムンスクの終わりが書かれていない。」 と声を掛けた。
これに微笑んだムンスクは「最終章をうまく仕上げるように。私もとても興味を持っているから」と言って通り過ぎようとした。
「ジェイの母を二度殺した。絶対に許さない」 と言うサンピルに、振り向いたムンスクは「私は何の関係もない。それにタイの指圧師が本当にハ・ジェイの母親なの?どこに証拠があるの?」 と尋ねた。
「あなたが真実を言うとは期待していませんよ」
「ノートを送る時に予期していなかった事は、あなたがジェイと関与するようになること。きっとジェイとの関係があなたの復讐を行き詰まらせるでしょう」
「反対だと思いませんか?僕とジェイが一緒になることを予測していなかった事が、あなたの入念な計画の大きな割れ目になると?」
そう言って不敵な笑みを浮かべるサンピル!!
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イ・ジュンギ 韓国ドラマ 無法弁護士 13話 感想
チャ判事の計画が次々と実行され始めました。
ナム・スンジャとアン・オジュ、そしてカン・ヨニ…
自分の悪行を知っている者たちを全て排除して、法服を着た自身を虹と陽光で輝かしく包みこもうとする彼女のパワーに恐るべし!
ですが7人全員を排除して証拠は消せたとしても、それだけで過去を葬ることは、もうできないのではないでしょうか?
サンピルとジェイ、コン刑事にチョン検事…等々事件の真相を知る人は、ドンドンと増えてきているので…。
命を掛けて突破口を開いたチェ・デウンとその穴を広げたノ・ヒョンジュ。
今後は、ジェイとサンピルの二人がどうやってムンスクという巨岩を打ち砕くのかを見るだけですね。
予告で出ましたが、サンピルはスンジャの弁護を引き受けるようです。
最終回まで残り3回、悪行の限りを尽くしたチャ・ムンスクがどう沈没していくのかを見るのが楽しみですね。
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