雲が描いた月明かり 9話あらすじ 心の扉を開ける時 パク・ボゴム キム・ユジョン 主演韓国ドラマ
ヨン(パク・ボゴム)に正体が知られているとわかりショックを受けるラオン(キム・ユジョン)。立場をわきまえて拒もうとしますが、ヨンの心のこもった告白が!
それでは 雲が描いた月明かり 9話あらすじ をどうぞ。
雲が描いた月明かり 9話あらすじ 心の扉を開ける時
ヨン(パク・ボゴム)は、これからはそなたを世界で一番大切な女人(ひと)として扱おう、と告白して腕輪を渡した。唖然として見張るラオン(キム・ユジョン)。
「ご存知だったのですか?」
「そうだ。」
「では花園でも…?」
頷くヨン(パク・ボゴム)。
「私をからかっていたのですか?」
「そなたを軽い存在だと思ってそうしたのではない。初めは怒ったがすぐ嬉しく思った。その後は話すことができなかった。」とヨンは謝って隠していた理由を説明した。
「私が肩かごに気楽に座っていた時、そなたは歩いていた。私が歩いていた時、そなたは腕が痛くなるほど日傘(パラソル)を持っていた。私は絹の上に座りそなたは土の上に座っているのに、どうやってそなたを大事にしていると言えるのだ?」
「私は内侍として仕える身、当然でございます。」
そう言って後ずさるラオンの手に、ヨンハ自分の手を重ねて告白を続けた。
「だが、男として恋人にすることではないであろう。だがこれからは、世界で一番大事な女人として扱う。風も日差しも防いで可愛がる。良いであろうか?」
ラオンの頬に流れる涙を拭うヨン。
だがヨンの手を避けたラオンは、一度も女性として生きたことがないとして、これからそう生きればよい、と言うヨンに首を降った。
「いるべきではない場所にいて、してはならないことをしてしまいました。邸下にこれ以上ご迷惑はおかけできません」
と言うラオンに責めてはいないとヨンは遮った。
だがラオンは、ヨンに職務があるからと断り外に飛び出した。そして外で手首の腕輪に触れたながら、ヨンの告白を思い出し切なそうにヨンのいる方向を見つめた。
そしてヨンの方は、ラオンに拒否されたことに茫然としながら、去った方向を振り返った。
*
戸口でヨンが告白している様子を目撃したビョンヨン(クァク・ドンヨン)は、練兵場に行って鍛錬を始めた。
逆賊の娘ラオンが、サムノムだという情報をどうすべきか悩み、ホン・ギョンレの娘を探しているヨンと頭目、さらに自分に懐いているサムノムの無邪気な姿が頭に浮かんでは消えた。
そんな複雑な思いを振り切るかのように、ビョンヨンは激しく刀を振リ回した。
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その夜、ビョンヨンは生い立ちについてラオンに尋ねた。
大道芸人団に入る前は母と住んでいたこと、父については名前さえしらないと答えるラオン。
そしてまだ王宮が好きかと尋ねるが、ラオンはそのまま考え込んでしまった。
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科挙の中止を決定したヨンに対して、成均館の儒生達が抗議の座り込みをしていた。
三年毎の定期的な科挙は郊外の者達にとって自身を証明する唯一の方法、予定通りに科挙を、と願い出ていた。
門外の騒ぎを聞きながら話しをする王とキム・ホン(チョン・ホジン)、そしてヨン。
ヨンは、科挙でキム家門の者を送り込み宮殿内の勢力をさらに拡大しようとしている画策を阻もうとして反対していた。
だがキム・ホンは「儒生へ同情はされないのですか?」と尋ね、王は「他に儒生たちを慰める方法はないのか?」と訊いた。
説得しようとする二人に対し答えるヨン。
「門戸を開けるなら全開しなければなりません。合格者が既に決められてる試験など、どんな好機だと言うのでしょう?」
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東宮殿に戻ったヨンは、ラオンが仕えていないことに気づいて顔をしかめた。
邸下に酷く叱責されたとして東宮殿に来るのを拒否し、別の任務についているとチャン内官は話した。
*
その頃ラオンは、子供達とかくれんぼをしているヨンウン翁主の元へ紙と筆を届けに来ていた。
だが遊んでいる途中だったため、ヨンウン翁主に待っていると告げ木の下に座った。その姿を見つけて近寄るヨン。
「聞いたぞ。私から逃げようとしたのか?」
「はい、邸下。」
「理由を申してみよ。」
「私は内侍府と王宮を騙しました。全てご存知のはずです。どんな顔で邸下とお会いすれば良いのかわかりません。」
「わからないのか?私は、内侍としてではなくそなた自身に一歩近づいて欲しかったのだ。」
「それでは本当にお分りにならないのですね?男のふりをして法を破っている者が、内侍でなくてどうやって邸下の傍にいられるのです?」
「それは…」とヨンが口ごもっていた時、ヨンウン翁主がいないと駆けてくる子どもたち。
直ぐに手分けをして翁主を探し始めるが、見つからないまま日はどんどんと暮れていった。
そんな中、ラオンは地面に落ちているヨンウン翁主の筆を見つけ、鍵がついた扉から泣き声を聞いた。
鍵を開けラオンが扉を開いた瞬間、領議政の姿が蘇り気絶するヨンウン翁主。
*
ヨンウン翁主の傍に座り、ヨンは愛おしそうに髪をなぜた。
「助けを呼べなくて怖かったことだろう。明るくて小鳥のさえずりのようにしゃべる子だったのに…」
「話せない事を気に病んでいるのです。娘がこうやって笑っていられるのも邸下が書き方を教えてくださったから…。」
そう言った後、、淑儀朴氏(チョン・ミソン)は失った記憶が蘇ってくると消そうとするかの様に熱をだす…、とヨンに語った。
*
ヨンを懐柔させようとしたキム・ホンは、朝廷への参加を拒否していた。
だが宮殿への出仕を止めるやり方に、ユンソン(ジニョンB1A4)は反発し宮殿へ参上しようとした。
それを止めたウイギョは、キム・ホンが呼んでいると告げた。
キム・ホンは、邸下の決断は正しいと答えるユンソンに、正義が民への一番の良策ではないと言った。
勢力分散は無駄な戦いを導く、民と友になるのではなく強い力で導くのが政治という領議政に、チェ家との婚姻がその為ならしたくないとユンソンは立ち去った。
*
ラオンはハヨン(チェ・スベン)の訪問を受けていた。
読書が好きだから雲従街の本もあるしミョンウン公主にも借りていると話した後「口実を作って宮殿へ来るのは、あなたに近い人世子邸下のためだ」と恥ずかしそうに気持ちを打ち明けた。
本を拾おうとした時にラオンの腕輪を見たハヨンは、その言われを教えた。
お互いにその腕輪をつけていれば、別れても再びその相手と会う運命となる、と言われていると。
「そんな意味とは知らず…」
「意味を知らずに受け取ったの?男性にこんな贈り物をおするなんて私と同じでよっぽど求愛方法を知らない女人のようね。」
その夜腕輪を握り、ヨンの言葉や子供時代を思い出し独り涙ぐむラオン。