韓国ドラマ 花郎ファラン 17話 あらすじ 後半
* マンマン村の疫病
詩経[ 碩鼠(セキソ/大ネズミ・貪欲な搾取者の意) ] 以来王としての道を悩んでいるサムメクジョンは、ウィファ公に助言を求めた。
「 味方を見つける事です。強い人を…。もし、パク・ヨンシルを引き込めたら彼の勢力は陛下のものになるが、できないなら正当性が大事です。悪くならないようにする様に...」と説くウィファ公。
*
ウィファ公の言葉を考えながら歩いているサムメクジョンの腕を乱暴に引き止めるソヌ。
「 いつまで逃げるつもりだ?私に言う事はないのか?」
「 王のふりを続けるのはどんな気持ちだ?」
と心配するどころか皮肉るサムメクジョンに怒りの拳を上げるソヌ。そうして回廊で殴り合いの喧嘩をする二人。
「 何でも分っていると思うな。私も戦っているんだ!」
「 ハッ?戦っているだと?逃げて隠れて避けることが戦いか?」
と皮肉に笑う!ソヌに対して、冷静沈着なサムメクジョンがついに怒声を上げる。
「 神国を改善しようと望んでの戦い!神国の民が君主の為に死なないよう望んでの戦い!民が再び奴隷とならないよう守るための戦いだ!」
そう言って涙を浮かべるサムメクジョンの顔を、茫然と見るソヌ。
*
その後、ウィファ公に呼び出されるソヌとサムメクジョン。そこへ現れて、マンマン村の疫病について話し始めるアロ。
村が危機的な状態である事とヨンシル公の悪行を聞いたウィファ公は、この問題を二人に託すと言った。
「 遅れればマンマン村の民の命はもっと危険だ。お前達ならどうする?二人で一緒にこの問題を解決しろ。王ならばどうするかを検討するのだ! 」
そうして二人が去った後、騒動が起こるのではないかと心配するアロに「 二人の覚醒が神国を少なくとも少し変えるかも知れない...」と答えるウィファ公。
*
二人で一緒に解決するようにと出された課題について、ソヌ( パク・ソジュン )はサムメクジョン( パク・ヒョンシク )に否定的な言葉を投げかけた。
「 マンマン村の人々の暮らしもその美しさも知らないお前には、その価値がわからない。お前には解決できない 」
「 民の命を天秤にかけ財を成すとは死に値する。お前だけじゃない。不当な事を見れば私も怒る 」
そう反論するサムメクジョンに、その決意がどれ程のものか分らない…とソヌ。
「 結果が同じなら私にも解決できる。」とサムメクジョン。
そうして理由はどうであれ、民を助けるという点で意見が一致する二人。
*
バンリュに別れを告げられたスヨンは、もう一度だけ会って気持ちにけじめをつけようとして仙門の壁の梯子に登った。
そして歩いて来るバンリュに合図を送り話をした。
「 寂しくて来てしまいました。お気持ちが変わったとしても良いのです。あなたのような良い人と知りあえて感謝しているのですから。もう一度だけ会いたくて来たのです 」
と一旦は別れを口にしたが、涙が流しながら結局本音を口にするスヨン。
「 でも、お会いするともっと恋しくなってしまいました 」
「 傷つけて忘れてもらおうとしたのですが、見ると考えられなくなる。私は悪い男だから出来るだけ遠くへ逃げるんだ。傷つく前に...」
と忠告するバンリュに微笑んで答えるスヨン。
「 悪い人じゃないと私は知っています。あなたは良い人よ、バンリュ郎 」
*
ヨンシル公の庫房襲撃計画をスホとヨウルに打ち明け、協力を求めるソヌとサムメクジョン。
「 俺にはしなけれがならない理由があるが、お前達にはないから良く考えてくれ 」
「 やるさ。自分の為にも。さもないと寝つきが悪い 」とあっさりとスホが引き受け、続いて同意するヨウル。
だが襲撃計画からバンリュは外された。
ヨンシル公の息子である彼が傷つく事になるのではと懸念したからだった。
*
襲撃の夜、庫房の歩哨の注意を拡散させるようにとソヌに頼まれ、花郎たちに先駆けて屋敷に入るウィファ公。
酔ったふりをして歩哨を引きつけ、庫房からヨンシル公の部屋へと移動させた。
そうしてウィファ公がヨンシル公と談話している所へ松明を振り回しながら乱入したバンリュ( ト・ジハン )は、泥酔したふりをして刀を振り回して騒動を起した。
襲撃計画を盗み聞いていたバンリュは、こういう形で仲間を援護したのだった。
*
こうして問題なくヨンシル公の庫房に入った四人は、溜め込まれた薬材と黄金の量を見て唖然とするほかなかった。
「 今まで色々な気違い染みた行為を見てきたが、これが一番酷いな。彼は、こんな庫房を幾つも持っているのか?」とヨウル。
「 彼は王家よりも金と薬を所持する神国の領議政だ 」とサムメクジョン。
「 これがこの国のしきたりか?」とソヌ。
「 違う。そうじゃない !」とサムメクジョン。
そうして奪い取った薬を壁から外へ放り出し、4人が去りかけた時だった。
ヨンシル公の手下のごろつきと肉屋の大男が突如現れて、ソヌとサムメクジョンの逃亡を防いだ。
サムメクジョンは戦おうとするソヌを制して一人で彼らを打ち倒した。そうして過去紐で天井へ吊り下げられた時の恨み( 5話 )を晴らした。
*
その翌朝、薬材を満載した荷車がマンマン村に届けられた。
” 飲蓋大笑 ”( 飲んで大声で笑ってくれ )の四文字を見てソヌからだと気づくアンジ公。
その後仙門では、バンリュの援助射撃にスホが感謝していた。ソヌの暗殺事件以来険悪だった二人は仲直りをした。
そしてソヌの方は、計画が思いとおりに運び満足そうに笑っていた。
だがそこへ「 アロが王宮へ連れ去られた。」と血相を変えて飛び込んで来るサムメクジョン。
*
昨晩、密かに王宮に連れ込ませたアロが現れるのを待ちながら、ジソ太后は20年前の忌まわしい出来事を思い出していた。
「 そなたは引き続き厄介を引き起こすだろう。息子のためにも王家の邪魔者は始末しなければならない 」
と告げ、苦楽を共にし同士でもあった源花をジソ太后は自らの剣で刺し殺していたのだった。
そこへアロが姿をみせると、物思いを振り切り近づくジソ太后。
「 サムメクジョンが王位に就くと言ったが、そなたがサムメクジョンを混乱させそう仕向けたのか?」
そう責めた後、ジソ太后はいきなりアロの腕に掴みかかると宣言した。
「 お前を源花とし、その運命に従うようにさせるつもりだ!」
次回のお話は⇒花郎ファラン 18話 あらすじ 感想
前回のお話は⇒花郎ファラン 16話 あらすじ 感想
韓国ドラマ 花郎ファラン 17話 感想
いつも中心にいるソヌとサムメクジョンに加わり同房のスホ、ヨウルとバンリュが活躍したお話しでした。
ソヌを王だと信じる単純なスホは面白く頼もしい。 今までどこか漂々とした日和見のヨウルがそな態度を捨て一緒に遺書に行動しました。
このまま悪人になるかと思えたバンリュも、泥酔騒ぎを起して四人を応援しました。 これはスヨンの影響なのでしょうか…?理由はどうであれ改心すればいいですが…。
花郎として成長しつつある彼らの姿が頼もしく描かれていてポジティブな17話でした。
そして女の戦いも本格化してきて興味深くなっています。 史実では、叔明( スクミョン )公主と結ばれるチヌン王ですが花郎ではどうなるでしょうか?
源花となるアロとスクミョン、王座を巡るサムメクジョンとソヌ。最終回まであと3回ありますが、最後まで怒涛の展開が続きそうです。
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