韓国ドラマ 花郎ファラン 16話 あらすじ 感想 後半
パク・ソジュン 韓国ドラマ 花郎ファラン 16話 あらすじ
その夜、スヨン( イ・ダイン )はバンリュ( ト・ジハン )と話をする為に屋敷の門前で彼を待っていた。
そこへ現れたバンリュに話しかけるが、硬い表情のバンリュ。
「 無事にお帰りだと聞いて、連絡をお待ちしていましたけど…、自分で来てしまいましたわ」
「 私の様な者をこれ以上好きになるのではない。あなたに二度と会う事はないでしょう」
バンリュは、冷たくそう言い捨てスヨンを置き去りにして屋敷に入った。
「 働きには効き目なし」とヨンシル公( キム・チャンワン )から文を受け取ったバンリュは、謝罪して挽回する機会を得るために家に戻って来ていた。
「 お前を王にするのは辞めた。自身が王になる 」と言うヨンシル公に、協力を誓った。
*
お酒を飲んでいるソヌの前に現れ「私も一人だ。一緒に飲もう」と勝手に座るフィギョン公。
「 そなたが王だと聞いた。南扶余の太子を叩きのめしたのは本当か?」とソヌをぎくりとさせた。
「 民は花郎の中に王がいると聞いて世が変わると喜んでいるが、本当の王ではないとしたら大いに失望するだろう。本当の王になることを考えないか?私ならそうすることができる」
フィギョン公は話を持ちかけてソヌを驚愕させた。
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眠れず詩経[ 碩鼠(セキソ) ]を見ている内に涙を流していたサムメクジョン( パク・ヒョンシク )は、そこへ現れたウィファ公( ソン・ドンイル )に、胸中を吐露した。
「 そなたが言う通りだ。私は王になる資格がない。私はいつも隠れて顔を隠している臆病者だ 」
「 この世には、多くの臆病な王がいるものですが、自身を臆病者だと認める王はいないのです。臆病だと認めるには勇気がいるものですから。」
「 私は本当に王位に就けるのであろうか…?」
「 陛下、耐えなされ。もしそれが王としてやるべき事ならば辛抱なさるのです。それが私の答えです 」
そう言ってウィファ公が去った後も詩経の垂れ幕を見つめるサムメクジョン。
同じ頃、ソヌも眠れず外にいた。
「 もしそなたが世を変える力を持つことが正しいのならば、なぜためらう?塀を登って、また友を失いたいのか?」
フィギョン公のその言葉を思いだし、混乱した頭を抱えて歩き続けるソヌ。
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ヨンシル公を呼び出し譲位すると告げるジソ太后。
「 南扶余の太子を打ち負かし素晴らしい手柄を立て戻ってきた 」
とチヌン王を讃えた後「 自身が王位に留まる理由はない。陛下の大胆さをそなたも見たであろう?王家は強くなった 」とヨンシル公に冷笑を浮かべた。
そうして譲位宣言するジス太后だが、実はその気はさらさらなかった。
サムメクジョンはまだ子供だとし、これはヨンシル公にソヌを王だと思わせるジソ太后の計略だった。
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休暇にもかかわらず家に帰って来ないソヌを心配しアンジ公に打ち明けるアロ( アラ )。
「 南扶余でソヌが王だと名乗って民を救ったので、ソヌを王だと皆思っているの。その事でジソ太后に叱責されたのかもしれない。だがら休暇なのに戻ってこないのです」
*
その頃仙門に残っていたソヌ( パク・ソジュン )は、物見台にいるサムメクジョン( パク・ヒョンシク )の元へ行き疑問をぶつけていた。
「 他の者は皆お前が王だと言い、お前だけが私だと思っている様だが…」とサムメクジョン
「 ずっと今まで、この様に暮らしてきたのか?だれかに殺されるかと心配し、自分の周りの誰かが傷つくのではないかと心配し、その為に眠れず。俺はそんな感じだが…」
そういうソヌに、それだけではないと告げるサムメクジョン。
「 では、王でいる為に世をもっと台なしにする方法について考えているのか?」
「 王として一度も扱われていなかった王が、どうやってそんな事を考えるのだ?」
「 その王は民と繋がれるのか」
「 民を知っているのではなく、彼はきっと民の一人として暮らしてきたのだ」
「 だが民として生きてきたその王が、顔を見た者を誰でも殺すと聞いたが?」
と今まで腹に抱えていた疑問をサムメクジョンにぶつけるソヌ。
「 そうだ。殆どの場合、彼は彼の為に誰かが死んでいると知らなかったんだ。彼は無知で馬鹿で、殺すなと言うには弱すぎたんだ 」
「 それで?そんな王に何ができる?その王は世を変えらるのか?どうして彼はまだ生きなければならないのだ?」
「 殺したいのか?なら彼を殺せ!」とサムメクジョン。
*
薬房を訪れアロに求婚するサムメクジョン。
「 私は新羅の王位をそなたと交換するつもりだ。一緒に行ってくれぬか?そなたが兄ではない男を好きでも構わぬから私の元へ来てくれ。誰かの王としてではなく、そなたの男として生きるつもりだ。」
「 逃げだす言い訳として私をお使いになるおつもりですか?陛下はご存知の筈です。なぜ王にならなければならないのか、王になったら何をすべきかを…。」
「 そなたに何がわかる?」
「 陛下の目は、陛下が今まで一度も諦めた事はないとおっしゃっています」
*
その夜顔を隠しヨンシル公の屋敷に忍び込んだサムメクジョンは、王の印である腕飾りを見つけると手で堅く握り締め決意をした。
そうして顔を隠していた布を外し剣を抜いたサムメクジョンは、ヨンシル公の上に覆いかぶさると「 私がそなたの王。チヌンだ!」と告げた。
*
同じ頃、仙門には刺客たちが忍び込んでいた。
ジソ太后の思惑通り、ソヌを王だと勘違いしているヨンシル公が送った刺客だった。
寝つかれず外へ出たソヌの居場所へ手引きしたのは、他でもないバンリュ。
だがソヌが襲われている所へ刀を抜いて飛び込んで来るスホとヨウル。そして後方から弓で援護するダンセ。
そうしてなんとかスホたちが刺客たちを防いでいる中、突如気を失い倒れるソヌ!!
次回のお話は⇒花郎ファラン 17話 あらすじ 感想
前回のお話は⇒花郎ファラン 14話15話 あらすじ 感想
アラ パク・ソジュン 韓国ドラマ 花郎ファラン 16話 感想
ソヌとサムメクジョンの両方に怒涛の展開がありました。
ソヌの方は甘いアロとの時間も束の間で、ジソ太后に王のふりを続けろと命令されてしまうし、サムメクジョンは二人の仲を知った衝撃で混乱に巻き込まれました。
そしてスクミョンに正体がばれた後、サムメクジョンはヨンシル公に顔を見せて遂に王だと宣言しました。
ヒョンシク君の繊細な演技が光るお話しでした。冷静な気品が漂っている王、適役だなと思います。
一本の矢の傷の治療で包帯で巻かれるスホ。決闘で大怪我をしたソヌの方はどうなんでしょう? まあフュージョンですから不死身扱いだと言うことで…(笑)
源花(ウヌファ)
善徳女王のミシルは源花でしたね。
彼女より前の最初の源花(リーダー兼巫女の役)と呼ばれた二人の女性は、南毛(ナンモ)と俊貞(チュチョン)でした。
この二人は、お互い仲たがいしてしまい、俊貞が南毛を殺害して俊貞は処刑されたと言われています。
ジソ太后はその源花に、スクミョンとアロを選んだのでした。
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