韓国ドラマ 花郎ファラン 11話 あらすじ
ソヌの馬が草原から戻ってきたのを見たヨウルは、ソヌ(パク・ソジュン)を薬房へと運んだ。
その夜傍で看病をしていたアロは、体が冷えていくソヌを心配して部屋の中をうろうろした。
「医員としてやることよ。患者を助ける事に最善を尽くさないといけないから」
そう独り言を言いながらソヌの隣で横になり、アロは彼を抱きしめた。
そして「早く目を覚まして私を見て。沢山話したい事があるの」と隣のソヌに呟いた。
*
翌朝、スホとヨウルに挟まれた恰好で意識を取り戻し、悲鳴をあげるソヌ。
起き上がりきょろきょろするソヌに「妹ならここには居ないぞ。四日もろくに寝ていないから私が休むように言ったのだ。頑固だったが…」とサムメクジョン(パク・ヒョンシク)。
その後普通の生活に戻ったソヌは、様子を見に来たアロに対しなぜか目を反らしたり冷たくあしらったりした。
そんな彼の態度に呆れる花郎徒。
「お前、妹がどれだけ心配していたと思っているんだ。何て奴!」と戒めるスホ。
「男女の仲はいつも複雑だ。いや兄妹の仲か…?」と意味ありげに呟くヨウル。
*
悩んだアロは、スヨンに門塀で相談した。
「男が女に口付けた事を忘れるってことあるかな?あなたの兄上がバンリュとの事件を忘れたように?」
「それとこれとは違うわ。比較できないわよ。キスを忘れるってどんな男よ?」
「じゃあなぜ、彼はあからさまにあんな態度をするの?」
「多分…責任取りたくないとか?それか、思い直して後悔しているとか?兄のスホもそうだけど男って移り気だから…」
「そうじゃない。違うわよ!」と言いながら落ち込むアロ(アラ)。
サムメクジョンは不可解なソヌの態度が気に入らず、矢を持って練習に行こうとしている所を引きとめた。
「おい、ケセ郎!騎射、上達したのか?一緒にするか?」
「必要ない」と去ろうとソヌの腕を掴み尋ねるサムメクジョン。
「アロにあんな態度をするのは、どうしてだ?」
「放せよ」とソヌ
「何があったのか、言うんだ!」
「関係ないだろ。」
「知っているはずだ。私がお前の妹に関心があると。だから無視できない。もし誰かがあの娘を泣かせたらお前でも許さない」
そうアロを心配するサムメクジョンの心情が分り、結局彼を騎射に誘うソヌ。
*
郎頭のダンセに藁の的を宙に上げさせ騎射の競争を始める二人。
一度目はソヌが、二度目はサムメクジョン、三度目は二人同時に的にあてて、三本勝負は引き分けに!
「習うもんじゃない。気合で当てるんだ」と互角の勝負をしたあと自慢するソヌに、苦笑いするサムメクジョン。
そんな二人を見ながら「完璧なフォームだ」とサムメクジョンを自慢するパオに「10日でこの腕前だ」とソヌの上達ぶりを褒めるダンセ。
*
血の滲んだ手を川の水で洗うソヌを見ながら呆れたように呟くサムメクジョン。
「お前は一体なに者だ?恐れ知らずで何でも上手くこなすが…」
「ではお前はどうだ?俺と同じくらい秘密だらけだろ?」
「秘密を打ち明けるべきか?生まれて以来友達はいなかったが、今はお前が唯一の友だ。私はお前が気に入っている。私の大きな秘密を知るときっと驚くだろう」
サムメクジョンの言葉に気持ち悪そうな表情を浮かべるソヌ。
そして彼に抱きつき一気に川に引きこむと、二人はびしょぬれで川遊びを始めた。
そんな姿を遠目で見守る郎頭のダンセとパオ。
*
川べりに座り冷たい態度を取るソヌについて悩んだあげく、むしゃくしゃしてつい靴を川に流してしまうアロ。
それを拾い「靴を投げたり、どこへでも座る癖、もう止めろよ」と近づくソヌ。
「そう言う事は覚えているのに他の事は覚えてないのね」と文句を言うアロに、靴を履かせた後「覚えている」と答えるソヌ。
「じゃあどうして私を見てみないふりするの?」
強張った顔でそう言うアロを見つめて、隠していた気持ちを告げるソヌ。
「お前を見ると…抱きしめたくなるから…。手を掴んで皆の前に走り出したくなるから…我慢していたんだ」
笑顔が広がるアロに、続けて「今も抱きしめたいけど、お前が壊れそうだからできないよ」と言って今までの態度を謝るソヌ。
そう言って立ち上がったソヌの背中に抱きつき「毎日あなたの顔を見て、私ずっと恋しがっていたのよ」と告白するアロ。
その翌日、贈り物の菊の花束をそわそわと薬房に置きに行くソヌ。
花束を嬉しそうに手に持ち花瓶にいれた後、何度も匂いを嗅いで微笑むアロ。
*
ソヌが腕飾りを落としたと聞き、一緒に探し始めるサムメクジョン。
失くした本人よりも大騒ぎをする彼に「他にすることないのか?行けよ!」と追い払おうとするソヌ。
口論をしながら探し続ける二人の様子を暫く探ってみていたカン・ソンは、その後拾った腕飾りをヨンシル公に届けた。
「二つの竜頭が輪で繋がっている王の紋章が仙門で見つかり、身につけていたのはアンジ公の息子パンチョのソヌか」
とにやりとするヨンシル公。
*
薬房を訪れ、アロに侍医になってほしいと言うスクミョン公主。
アロが断ろうとすると「太后もお前が私付きになる事を望んでいる。それに難しい事ではない。呼ばれたら来ればよいだけ」と脅した後、去るスクミョン公主。
太后に殺されそうになった後、公主に脅された事で気が滅入りぼーっと歩いているアロ。
そこへ「探したぞ。どこに居たんだ?」とソヌが現れるが「見過ごしたのね」とごまかすアロ。
フィギョン公の警告が気になり、門前にアロを迎えに来るアンジ公。
ソヌに別れを告げ「来てくれてうれしい」と父親と手を組んで帰るアロ。
その夜屋敷に戻ったアンジ公は「どこに隠してもジスからは逃げられまい。あの娘を守るんだ」とフィギョン公から渡された毒を見つめていた。
*
段上に立ったスンミョン公主から、次の課題が花郎徒に言い渡された。
「これよりお互いにぶつかりあう。公主様が特別に観察し真剣勝負に勝った者だけが合格する」と聞きざわめく花郎徒。
「ぶつかり合うとは?」とスホ(ミンホ)
「公主が何をするって?」とバンリュ
「変わっていないな…」とサムメクジョン
「今までの課題と違い勝負の中で命を落とすかもしれない。命をかけて戦え!死を恐れる隊長は部下を守れない事を肝に銘じておけ」
と言われ顔色を変える花郎たち。
*
試合の前にスンミョン公主の提案で狩りが開かれた。
騎射の最も有効な訓練で有り、鹿を射た者が勝者となると説明をされた後、二組に別れて始まった。
先立ってジソ太后にアロ殺害を頼まれたスクミョンは「めまいがして調子が悪い公主様を診て欲しい」と宮女に嘘をつかせ、アロを森におびき寄せていた。
そうして誤射に見せかけて殺すつもりだった。
「公主様~」と呼びながら森の中をさまようアロへ放たれる弓矢。たが鹿を追って付近に来ていたソヌが気づき、矢を代わりに体で受けた。
矢で胸を刺され倒れこむソヌの傍で、助けを呼ぶアロ。
その声を聞き馬で駆けつけたサムメクジョンは、逃げていくスンミョン公主を直ぐに追いかけた。
そして橋で休んでいる姿を見つけると「もし、もう一度あの娘を傷つけようとしたら許さない。わかりましたか?」と凄んだ。
*
薬房に戻り、泣きながら身代わりになったソヌの手当てをするアロ。
痛みに耐えながら「こんな傷大した事はない。だから泣くな。お前が泣くと辛くなる」と言うソヌ。
そして母親の仕業だと思いながら外で待つサムメクジョン。
胸を押さえ出て来たソヌに近づき「すまぬ」と謝るサムメクジョン。
「お前がなぜ謝るんだ?」とソヌが訊いていたその時、清雲斎の物見台に”花中在王”と書かれた掛け軸が垂れ下がる。
それを見上げ青くなるサムメクジョンと心配そうに彼を見るアロ。
「花郎の中に王がいる?」
「俺たちの中に王が?」
「そんな馬鹿な!」
と口々にそう言いながら集まった花郎徒は、「背後に動機があるなら次は許さない。わかったか?」と険しい声でウィファ公に戒められた後、散って行った。
そんな中、地面に投げられた掛け軸の”王”の文字を見つめ立ち竦むソヌ。
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- 前回のお話は⇒花郎ファラン 8話9話 あらすじ 感想
schineeミンホ 韓国ドラマ 花郎ファラン 10話11話 感想
内容がぎっしりの10話でした。
アロを救い出そうとジソ太后に堂々とはむかうサムメクジョン。
今回はなんとか間に合いましたが、これからもジソ太后の魔の手から、アロを防ぎきれるのでしょうか?
ドラマの王や世子が殆ど愛を獲得している中、身分、格好、性格、頭脳全て兼ね備えてるサムメクジョン(パク・ヒョンシク!)は、このまま片想い王になるんでしょうか。
アロに胸の内を打ち明けられてキスするソヌ。 すこし唐突かな?…とは思いましたが、これで2人の気持ちの確認がすんだので、これから本格ロマンスがスタートしますね。
アロと親友の可愛いスヨン(イ・ダイン)との梯子おしゃべりがまたあるでしょうか?
11話では超ストレート告白がありました!
キスの後アロに冷たくしていたソヌですが、その後に胸キュン告白がでてきました。
「見たら…抱きしめたくなる。手を握り締め皆の前に走りたくなる。我慢しているんだ」
ソヌの野性的なストレート告白に、すっかり機嫌が直るアロでした。
ジソ后と同じ様に冷たいスクミョンも絡んできて、恋の4角関係も楽しみになってきました。
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