韓国ドラマ 花郎ファラン 9話 あらすじ
正体がバレたことを知らないソヌ( パク・ソジュン )は、「 花としてではなく薬材だ」と回廊で小菊を恥ずかしそうにアロ( アラ )に手渡した。
だが小菊を下に落とし「 兄上が兄上だから好き。でもあなたは兄上じゃない。あなたは誰なの?」
と涙を浮かべた目で睨みつけるアロに、真実を打ち明けるソヌ。
「 俺はお前の兄ではなく友達だ。マクムンは死んだ」
「 ではなぜ兄が死にあなたが生きているのですか?」
「 王京に忍び込んだ後の逃亡中、禁軍によって斬られた。俺はお前の兄として生きるつもりだ。彼がそう望んだから。お前もそうするんだ」
と嗚咽しているアロにソヌはそう告げた。
だがアロは泣きながら歩き続け、途中現れたサムメクジョンも無視して王宮を出て行った。
その後をつけ、延々と泣いているアロを見るに絶えず相手を聞き出そうとするサムメクジョン。
「 お前を泣かした奴を始末しようか?苛められたか叱られたのか?そいつの関節を全部斬ってやる。舌を引き抜いて喉の渇きで死なせてやる。お前が泣く事が我慢ならないんだ。誰がお前を傷つけた?誰が泣かせたんだ?」
「 私は自身を非難して恨んで、でも安堵して…そんな自身が嫌でむかむかして、自分が嫌いなの」
そうして結局アロを家まで送り届けた後「泣くのは止めろ。見るのはもう終わりだ。俺はお前を俺のものにする」と呟くサムメクジョン。
*
その夜、戻ってきたサムメクジョンからアロが酷く悲しみ混乱していたと聞くとソヌは苦しんだ。
アロの方も、自分の混乱した気持ちに戸惑い部屋に座ったまま過ごした。
そしてサムメクジョンはアロが描いた絵を見ながら「 私もお前をかわいそうだと思っている。俺を見てくれないのか?」と呟いた。
*
翌日、スクミョン公主( ソ・イエジ )を乗せた肩輿が市井の中を抜け入宮した。
病気療養地より戻ったスクミョン公主を、宴の助けとして仙門(ファランの本院)へ送り込もうとするジソ太后。
だが「 花郎内の事は私にお任せ下さい」と異議を唱えるウィファ公。
すると突然ジドウィについて質問を始め「 お前の甥なのか?本当の名前は?彼の家族はどこだ?拷問して聞きだし死ぬ前に全部聞きだしても良いが…」と脅迫するジソ太后。
そうして仕方なく交換条件としてスクミョン公主を花朗へ受け入れるウィファ公。
*
アロが洗濯物を干している所へ現れるサムメクジョン。
無視しようとするが引き寄せられると「 キスするつもり?私が優しく訊いている内に行って!」と冷たく彼を追い払おうとするアロ。
「 お前の前にいる男の胸は、ドキドキしているぞ。お前を好きだと叫んでいるんだ。お前の心は動かないか?」
そう尋ねるサムメクジョンに答えず、兄上は大丈夫か?とソヌを心配するアロ。
だがくじけずアロの顔に当たる日差しを手で遮り「 私達の距離は縮まっている。次にはもっと縮まるんだ」と言うサムメクジョン。
そんな二人を遠くから見つめているソヌに気づいたアロは、また涙ぐんだ。
*
仙門へ到着し、館を見て回るスクミョン公主を見て噂をする花郎徒。
「初めて公主様を見た」と歓声を上げるハンソンに、スホは「 太后とは違う。笑いもしない冷たい感じだ」と否定的に言い「きっとお婿さん探しに来たんだろう」と推測するヨウル。
そして別の場所でスクミョン公主を見たサムメクジョンも「 何を考えている?母上に限って意味の無い事はしないが…」と不安を口にした。
*
仙門と清雲斎の後、川に来たスクミョン公主は、ソヌ( パク・ソジュン )が座っている事に気づかず足を川に着けのんびりしていた。
だが蛇に気づいたソヌが刀で追い払うと「 毒蛇なのに何故殺さなかった?」と刀をソヌの首にあてるスクミョン。
「 毒を盛って生まれたのは蛇の過失ではないのに、何故殺すんだ?もし恐れがあるのならば、あなたが気をつければいいのだ」と返事をするソヌ。
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本を運んでくれたソヌに「 もし私ができないって言ったら?もし私があなたを兄として望まなかったら?」と尋ねるアロ。
「 何も変わらない。俺はお前の兄として生きる」と兄でいようとするソヌ。
「 嘘ばかりだった。行って。顔も見たくない」とソヌに冷たく言った後、泣き崩れるアロ。
*
門塀でお喋りをするスヨンとアロ。
バンリュが胸を触ったという噂がすっかり広まってしまった事を嘆き「 忘れ薬ってないかな?」と尋ねるスヨンに「 そんなのあったら自分が先に飲む」と答えるアロ。
「 兄上は兄ではないの。兄上じゃないのに、兄だと主張するから嫌なの」と同じ内容を繰り返すアロに
「 新しい話しじゃないけど・・・今度は何?」と尋ねるスヨン。
*
「 踊りは体で自然を表現するのだ。風は吹き、雨は降る。日は昇り、川や海に流れるように身体も動かす為には、柔らかい身体がいる」
と、花郎徒に体操をさせるウルク( キム・ウォンへ )。だが悲鳴を上げ練習する花郎徒。
その後花郎徒を集めて第二の課題を告げるウィファ公。
「 太后と重臣たちに見せてやれ。筆と刀だけで統治すべきではないと。音楽と踊りで王京を燃え上がらせよう。民を喜ばせたかどうかで合不合格を決めよう」
その間バンリュは回廊で独り悩んでいた。その前に突如現れ手紙を見せるアロ。
「 スヨニがとても好きらしいから、でももしあなたの気持ちが本気じゃなかったらこの手紙破り捨てるから」
その手紙をアロから受け取ったバンリュは” 明日の宴では、あなたの踊りを前で見て応援しますから ”と読んだ後、ため息をついた。
*
夜になっても続く剣舞の練習。上達してきた花郎徒の踊りにウィファ公が満足している所へ姿を見せるスクミョン公主( ソ・イエジ )。
「 公主様が何がお得意ですか?」
そう問われたスクミョンは、両側に花郎徒を並び立たせ中央で剣舞を踊った。
刃先のように鋭い目つきと素早い剣さばきで舞うスクミョン公主(王女)のカリスマに舌を巻く花郎徒。
そしてその姿を見て、川で遭遇した女性(ひと)が公主だった事を悟るソヌ。
踊りを終えた後、冷徹に花郎徒労に言うスクミョン。
「 王京にての花郎のお披露目である。いかなる間違いもすべきではないとおわかりですね!」
*
チュソク当日、沈んだ顔で座っているアロ( アラ )を訪れるサムメクジョン( パク・ヒョンシク )。
「 恋しがってきたんだ」と言う彼に顔を曇らせるアロ。
「 冗談がこれだけ言えるくらいだから、良く眠れるようになったに違いない」と言うアロに「 もしまだ眠れないといったら、私と眠るか?」と傍によるサムメクジョン。
だが針を見せ脅すアロに「 私の人はお前独りなんだ。だからお前は来なければならない」と指で差した後出て行くサムメクジョン。
その後「 聞いていると頭が痛くなるわ」と独り言を言うアロ。
その後ソヌに踊りを見に来るかどうか聞かれて頭を撫ぜられたアロは、手を振り払った。
「 どうして私に触るの?兄上じゃなのに。誰でもないのに…」とぶつぶつと文句を言いながらその場を去った。
*
日も暮れて松明が燃える中、重臣たちや民が続々と広場に集まって来た。
そんな中、天幕の中で最後の準備に追われる花郎徒の所へ、ヨウルがアロを連れて入って来る。
すると気まずくなり出て行くソヌとサムメクジョン。
その頃、ヨンシル公に指示されたよう太鼓を壊そうとしてバンリュは天幕に侵入していた。
だがそこを通りかかったソヌに見つかり慌ててナイフを隠した。そして命令を果たせないままその場を去るバンリュ。
集合した花郎徒の前に機嫌よく現れるウルクとウィファ公。
だが、サムメクジョンとバンリュの二人が不在だとヨウルから聞き青くなった。
第二の課題が不合格になる危機に、必死で二人を探し始める花郎徒とアロ。
*
その頃サムメクジョン( パク・ヒョンシク )は、ジソ太后( キム・ジス )の思惑を探ろうと天幕を訪れていた。
「 何故スクミョンを花郎に送り込んだのですか?」
「 王が花郎にいるのに。公主がなぜできぬ?もし嫌なら花郎を去ればよい。人前で踊るなど、王の品位を落とすつもりか?」
「 誰も私が王だと知らないのに、何故問題ですか?母上」
その会話をサムメクジョンを探しに来て丁度天幕の外にいたアロが偶然聞いてしまい、ジソ太后の護衛につかまる。
ト・ジハン アラ 韓国ドラマ 花郎ファラン 8話9話 感想
アロの母親が言葉を話せないシーンから始まり、結局ソヌが実の兄ではないと知り混乱する気持ちを抱えて涙するアロ。
贈り物をしてストレートに気持ちを告白するサムメクジョン。
兄として接しようと努力をしていた事もあり、二人ほどまだ自分の気持ちに気づいていないソヌ。
三角ロマンスが7話より深まってきましたが、其々に切ない状態ですね。
そして始まる第二の課題「楽」でした。
その宴がどうなるか、ヨンシルから指示されたバンリュがどうするのか次回が楽しみですね。
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