サムマイウェイ 最終回16話 あらすじ 感想 パク・ソジュン

韓国ドラマ サムマイウェイ 最終回16話 あらすじ 感想 後半

＊それぞれの道に邁進するF4

リング上で堂々とドンマンとタクスの再試合をアナウンスするエラを、誇らしげに見るドンマンとチョンガブ、コ・ドンヒ、ジュマンとソリ、そしてボクヒ。

最初にドンマンがアリーナに登場するが、彼のテーマソングがいつもの勇ましい歌ではなく、いつも自分が歌っている歌に変わっている事に驚くエラ。

リングに入る前、第2ラウンドまで立って戦うと言うドンマンに「ドンマナ！今日はコーチングを忘れて好きなように戦え！」 と指示を出すファンコーチ。

周りを見回した後「ここにいるだけで、お前は既に勝者だ」と言う彼に「あいまいな結末は嫌だ。勝つならきっぱりと勝って終わらせたい」 とドンマンは試合に臨んだ。

＊

その後タクスもリングに入り、決戦が始まると目をしっかりと閉じるエラ。

そうして聞こえるのは、二人の男が戦うときに体に当たる拳の音だけ。だがその数秒後、決然として目を開き、試合を凝視するエラ。

面白いことに、ドンマンとタクスは前回の試合とほぼ同じような展開で戦った。

ドンマンがタクスを床に投げつけると、彼はドンマンに手を差し伸べグラウンドでの戦いに誘った。

だがドンマンはスタンディングの姿勢を崩さず彼の足元にとどまった。

タクスはドンマンを柵で押しつぶして足を払おうとしながら、床で戦うことはできないのかと罵倒した。

だが今回は怒る代わりに彼を床に投げグラウンドで戦い始めるドンマン。

その後タクス( キム・ゴヌ )が起きあがろうとする度に、素早く動き又彼を捕まえ押さえ込むドンマン。

そして彼の背中に飛び乗りカメのように背中にくっつくと、体を回転させて彼を自分の体の上乗せヘッドロックを掛けるドンマンに、全く逃げることができないタクス。

だがタスク陣営はギブアップせず、審判は二人を止めてコーナーに一旦戻した。

戦いが再開すると、ドンマンを真似たキックを試みるタスク。

だがそれを軽くかわした後「コピーするなら正しく行え！」 と叫んだドンマンは、有名な回し蹴りをタクスに当てた。

そしてその直後にリバース(逆)キックでフォローして、タクスを床にノックダウンした。

KO！を取り、勝者と宣言されるドンマン。

＊

アリーナが拍手喝采で包まれる中、膝を床についたドンマンの頭の中を、10年前の屈辱的な戦いや前回の無判定の戦いが通り抜けた。

そして目に涙を浮かべて立ち上がると、勝利の雄叫びを放つドンマン。

これを見た父親が誇りと安堵で泣いているように、家でもドンマンの母親(キム・イエリョン)がTVの前で泣いていた。

家で見守っていたヘランも、勝利したドンマンに笑顔を浮べた。何てクールな奴！迷惑だわ、と呟いて…。

その後ドンマンがゴールデンビクターのベルトをファンコーチに渡すと、彼は泣き笑いを浮べてベルトを振り回した。

そんな中、少し緊張して勝利者インタビューをするためにリングに入るエラ。

最初に感想を訊かれたドンマンは「弱点だったグラウンドの戦いを克服できて嬉しい。聴衆の声援とサポートしてくれた全ての人に感謝する。」と答えた。

その後詳しいインタビューはスタジオで行うと告げた後、涙を抑えてドンマンを祝福しインタビューを終えるエラ。

*ドンマン( パク・ソジュン )のプロポーズ

まるで誰もリングにいないかの様にエラの手首を掴んだドンマンは「元彼の勝ち負けに、なぜ泣くんだ？」 と尋ねた。

そして「付き合うべきじゃなかった」 とピシャリと言うエラに「付き合って別れたことを忘れないか？一緒に暮らしてくれ」 と提案した。

これにショックを受けたエラが同棲したいのかと尋ねると、ドンマンは「俺はシンプルな男だ。付き合えばキスする。一緒に住むなら結婚だ！」 と公衆の面前でプロポーズした。

「もし二度と見ないか毎日見るかを選ばなければならないのなら、永遠に見る方を選ぶ」と言うドンマンに、「MMAファイターは？」と尋ねるエラ。

すると「お前！おまえしかいない。死んだとしてもお前にするから結婚してくれ」 ともう一度尋ねるドンマン。

「なぜ尋ねるの？」 と泣きながら見上げるエラをドンマンが引っ張って抱擁すると、アリーナから歓声が上がった。

その姿に「若いっていいわね」 と目を細めるボクヒ。

＊

リングの中の二人に感動しソリの手を握るジュマン。そんな彼に「握ってもいいけど意味はないし許すつもりもないから」と口を尖らせるソリ。

だが、そんな彼女の頬に奇襲キスをするジュマン。

そして驚いたソリに叩かれると「君にキスして殴り殺されても幸せだよ」 とにやりとした。

怒って顔を背けるソリ！

＊

その後、結婚式の招待状を準備するドンマンに、エラは急いで小さな結婚式で済ませようとしていると不平を言った。

だが「計画があるから任せろ！」と言い返す彼に、「弱い頭を使って考えるな！」と皮肉るエラ。

そんな中、ジュマンのアパートから妙な音が響き、上に上がる二人。

そして、ドンマンは「誰も手伝わないから...」と言ってソリの梅を剥がしているジュマンを睨みつけて、エラはトランクを開けて隠れているソリを見つけだした。

「ジュンマンと縁りを戻したら人間じゃない」と言ったソリの言葉を思い出させたエラは、彼を捨てて素晴らしい人生を送れと言った。

それに対して、梅を剥いてくれただけだと主張していたが困ってうつむくソリを抱きしめたジュマンは「僕達の愛を認めてくれ！」 と懇願した。

そんな彼にフライングキックをして怒るエラ( キム・ジウォン )とドンマン。

＊

屋上で、ボクヒとぎこちなく一緒に座っているエラ。これからは「母さん」と呼ぶと言うエラに「それがマナーだ」 と答えながら嬉しさで顔が緩むボクヒ。

その後、エラが金持ちかどうかと聞くと、ボクヒは3つのビジネスに失敗したと答えてショックを与えた。

そしてファンコーチのジムを買ったことを思い出させると、エラにきちんと家賃を支払うように要求した。

エラがなぜナミルヴィラの「ナミイル」なのかと尋ねると「わからない」 と罪悪感のある表情を浮べて答えた。

その夜ファンコーチと飲んでいる時、同じように名前について訊かれたボクヒは、酔った勢いで正直に話した。

ナミルの高速道路の…とボクヒが話し始めると、高速で生まれたのだろうと続けるファンコーチ。

だがボクヒは、高速の側にあるナミルインと言うモーテルで受胎したと言った。

顔を隠して恥ずかしがり主題を変えるファンコーチに、一緒にスンデ事業を開かないかと尋ねるボクヒ。

＊

引っ越しを決めたヘラン( イ・エリヤ )は、エラの幸福を祈ってお祝儀を残し「隙間を見たら戻ってくるわよ」 と冗談を言って去った。

その後ジムにエラを連れて行くと、コーチと二人でポーズしているポスターを自慢げに見せるドンマン。

「俺達は一緒にビジネスをしていくつもりだ。ドンマンは忙しい時期は戦わない」

と誇らしげに計画をエラに話すコーチに「最後の部分は結婚届を出してから言うつもりだったのに…」とうなり声をあげるドンマン。

「あなた達、残りの人生を一緒に暮らさなければならないの？」

と冷たい目をするエラに「コーチとそうすることに決めたんだ」 と言い切るドンマン。

呆れるエラに「俺とあなたの残りの人生も絡まっているかもしれない」 とボクヒとの関係をほのめかすファンコーチ。

「妙な事にならによう、あまり親しくしないで下さいよ」と忠告するドンマンに「愛するのはお前だけか？俺だって愛せるぞ」 と怒るファンコーチ。（笑！）

＊

エラ( キム・ジウォン )とドンマン( パク・ソジュン )の結婚式前夜、一緒に過ごしているファンタスティック４(F4)。

ドンマンのアパートに移るのかどうかを尋ねるジュマンに、ドンマンに計画がないので知らないと答えるエラ。

「計画が幸せにしてくれるのか？無謀でなければ、お前はMCではなく俺はファイターではなくソリはCEOではなく、ジュマンは横隔膜を見つけられなかっただろう」 と主張するドンマン。

そうして、自分たちのやり方で生きる自分たちの人生に乾杯するF4！。

了

前回のお話は ⇒ サムマイウェイ １５話 あらすじ 感想

韓国ドラマ サムマイウェイ 最終回16話 感想 キム・ジウォン パク・ソジュン 

結末についての感想

ドンマンとエラの結婚でハッピーエンド！

結婚すると思われていたジュマンとソリではなく、エラ達のスピードウェディングでのハッピーエンドでした。

エラに別れると言わせない為のドンマン流の囲い込み作戦ですよね。

反対にスタート地点に戻ったソリとジュマンは、何だか恋に落ちたばかりの様なフレッシュなカップルとなって終了しました。

出演者についての感想

キャストで選んで視聴しましたが、大正解！！でした。

パク・ソジュンは、「彼女は綺麗だった」「花郎・ファラン」よりも遥かに高い演技力を発揮してくれたし、キム・ジウォンも可愛くて元気なエラを好演しました。

パク・ソジュンとのケミは、太陽の末裔の相手チングよりも上だったと思います。

演技ドルの物足らない女優さんが多い中、若手ではナム・ジヒョンやパク・シネに並ぶ上手な女優さんではないでしょうか。

序盤のカメオ出演のクァク・ドンヨンとチェ・ウシクも良かったし、大家のボクヒや先輩PDのキョンギュとかの謎が最後で以外な結末を迎えるたのも面白かったです。

久しぶりに見たキム・スンオ( ファンコーチ )とソン・ハユン、アン・ジェホンのリアル生活演技も見事でした。

作品についての感想

ラブコメだと思って見始めて、確かに序盤はそんな感じでしたが、話が進むにつれてシリアスになり、家族愛の盛り込まれた見ごたえのあるドラマで終わったと思います。

ジャージとTシャツ 姿で、笑ったり、共感したり、世の中の不条理に怒ったりさせてもらって楽しませて貰いましたね。

世の中の厳しい現実と夢、そして悲哀と愛が溢れるアラサーの成長物語でした。