韓国ドラマ サムマイウェイ 14話 あらすじ 感想 後半
* 試合前の充電
今夜は家に帰ると言うエラの手を握ったドンマン( パク・ソジュン )は「試合前夜にお前の充電が要るんだ!」と引き止めていた。
ソリになんて言えばいいかと悩むエラに、真実を話そうと言うドンマン。
そこへ買い物袋を下げ戻って来たソリを見て、悪いことでもしていたかのように飛び上がる二人。
その後悲しそうに手を振り、ソリに続いて家に入ろうとするエラの腕を掴むドンマン。
「ソリ!今夜は僕がエラと寝る。明日は僕の試合だから今夜はエラが必要なんだ。エラを貸してくれるか?」
「連れてって!」ソリは笑みを浮べると、優しくエラをドンマンの方へ押した。
*
ドンマンの家に入ったエラは、赤くなった彼の耳を冷やしながらリングアナウンサーに合格したことを話し始めた。
エラを褒めた後、もし勝ったらインタビューはエラがするのかと尋ねるドンマン。
「そうよ。タクスに勝利者インタビューはしたくないから絶対にあなたが勝つのよ!」
「15分間傍で瞬きせずに見つめて何も起こらないように守っている」
と約束するエラに、15分経ったらお前の前に立っているからと誓うドンマン。
だがその後「正直言うとあなたが起きないように麻酔を打ちたい。あなたが大好きだから...」と泣き始めるエラにキスをした後ドンマンはため息を付いた。
そして横たわるエラの上に覆いかぶさると「お前が大好きだから、今夜はもう我慢できそうもない」と言った。
そんなドンマンを受けとめるエラ。そうして一夜を共に過ごす二人。
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翌朝、満ち足りた気分で目覚めたドンマン( パク・ソジュン )は「麻酔を打ったのか?起きたくない」と不平を言った。
そしてエラの方に向き直り目を開けると「お前の事大好きだと思っていたが、昨日から500倍好きになってしまった」とつけ加えた。
「ちょっと!そんなこと平気で言わないでよ」
と恥ずかしがるエラを見つめたドンマンは、どうやって俺は20年間もお前に抵抗したんだろう…と思いながらエラに手を伸ばして抱きしめた。
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朝食にジュマン( アン・ジェホン )を誘いに来たドンマンは、酔いつぶれて床に寝てしまった彼を見つけた。
「お前とは10年だがソリとは20年の付き合いだから、喧嘩をしたらソリの味方だ」と言うドンマンに、出て行けと叫ぶジュマン。
これにドンマンは「他の男は信用できない。お前が一番だ。上の階に上がって許しを請えよ!」とジュマンを叱った。
その後ジュマンを連れてきたドンマンは「今日は試合だから4人揃って食べたい」と説明してエラの攻撃から彼を守った。
だがエラはお客さん用の割り箸を出したり、目玉焼きを彼にだけ出さないなどの嫌がらせをした。
その時コンピューターをしていたソリが、急にエラに傍に来るように頼んだ。
ブログに書いた梅干しと桑のワインが売りに出されているかを問い合わせるメッセ-ジが来ていたからだった。
これにあまりにも低い売値を口にするソリに、ため息をついて離れる三人。
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会場であるドンチョン高校のアレーナでは、マッチの準備が着々と勧められていた。そこでアレーナでの撮影許可を代表から貰っているキョンギュ。
ドンマンとエラの拒否にも関わらず、キョンギュは未だに自分が描いたシナリオで番組を作るつもりだった。
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試合時間が近づくにつれ恐怖に怯えるエラ。
俺は怖くないと言うドンマンに、大きなため息をついた後「負けていいから。痛かったら降参するのよ。」とエラは言った。
「降参しなかったら私がフェンスを超えてリングに上るから」
「わかった。死にそうになったら降参する。だが立てる限り正々堂々と戦って勝つよ」
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その頃ソリは、連絡をしてきたイエジンとカフェで会っていた。
最近ジュマンと飲みに行ったとイエジンが話し始めるとソリは聞きたくないと遮った。
だがイエジンは、ジュマンが付き合うのを断り3時間ソリについて語っていたと言う。
酔っ払ったジュマンが誰が来ても常にソリを選ぶと言った事を告げて、彼は最初から自分を拒絶していたのに自分が聞こうとしなかったと伝えた。
そしてジュマンとソリの絵をプレゼントとしたイエジンは「ソリの様な親切な人を泣かせた罰を受けたくないから、留学する前にきちんと謝罪したかった」と告げた。
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その夜、焼肉屋で会社の食事会が開かれた。
ソリ( ソン・ハユン )がいつものように焼き係を始めると、ジュマン( アン・ジェホン )はソリから用具を取り上げて代わりに焼き始めた。
ソリの隣りに座ったチャンホが” あそこへ( ネイルショップ )一緒にいきましょう ”と話すのを聞くと、殆ど生の肉を彼に食べろと与えて会話の邪魔をした。
そして、彼氏がいるのかどうかを尋ねるチャンホに、いたが別れたとソリが答えるのを聞いて顔をしかめた。
その後レストランのオーナーが追加の木炭を運んで来た時、部長が驚いた拍子に木炭にぶつかり、それがソリの方へ飛んだ。
叫び声を上げて皆が逃げる中、ソリに覆いかぶさって木炭を代わりに背中で受け止めるジュマン。
そしてシャツを焼かれて背中に火傷を負ったジュマンは、それでもソリに大丈夫かどうかと尋ねた。
*
ドンマンとタクスの決戦の時が訪れていた。
少しナーバスになりながらスタージに上がったエラは、対戦の紹介を自信に満ちた声で完璧にこなした。
聴衆に混ざり誇らしげにその様子を見ているボクヒとナムイル。
テーマソングと共に、ドンマンがアレーナに入って来た。
ファンコーチは「怪我に気をつける事、まだ準備が足りないとして床での戦いを避けろ」と彼にアドバイスをした。
「ここに来るのに10年も掛かった。後悔のないよう戦う」と言うドンマン。
リングに入っていくドンマンと座っているエラを見比べながらて「二人の内どちらだ?」とボクヒに尋ねるナムイル。
そしてタクスもリングに入り、試合開始のゴングが鳴ると、エラは目をつむった。
ドンマンとタクスはお互いにパンチとキックで攻撃した。タクスが床につかそうとするたびにそれを避けるドンマン。
ドンマンが彼の有名な回し蹴りをタクスの頭に当てると、強烈な打撃にふらつく彼にレフリーは直ぐにタイムアウトを指示した。
コーナーに戻ったタクスに、ヤンマネージャーはドンマンを煽って得意な床に引きずる様に指示した。
戦いが再開し、最初はタクスがパンチと蹴りを奪うが、ドンマンの回し蹴りを再び受けて地面に倒れるタクス。
彼に床に来るように身振りをされるが拒否するドンマン。
レフェリーがタクスを立たせて再び開始されるが、また背中で落ちてドンマンを床に誘うタクス。
これに「惑わされるな!」と怒鳴るファンコーチ。
「ドンマンはグラウンドの戦いを、タクスはスタンディングの戦いを避けているように見える」と解説する実況アナウンサー。
その後、新たな戦術を試みたタクスは、ドンマンが蹴った時に脚をつかんでリングの壁まで押し、もう一方の足を蹴って倒れさせようとした。
だが両足をしっかりと地面に戻すことに成功したドンマン( パク・ソジュン )は、タクス( キム・ゴヌ )の誘いを防いだ。
だがそこで、「妹が座ることしかできないから立って戦うのが好みなのか?」とドンマンを挑発するタクス。
これにコーチの警告も聞こえないほど怒ったドンマンは、怒声を上げてタクスを床に投げつけた。そして落ちる時に二人の頭は激しくぶつかった。
故意の頭突きはルール違反だが、偶然に見せて” 無判定 ”のルール引き出せばいいとヤンマネージャーから入れ知恵されていたタクスは、それを完璧にこなした。
そうして、タクスは痛む額を手で押さえて地面に横たわり、ドンマンの目の上の傷から血が流れた。
目を開けたエラは、怪我をする可能性のあるドンマンの体中にキスをしていた前夜のことを思い出しながら、凍りついた様に立ち竦んだ。
ドンマンの手と膝と目にキスをしてから、彼が指差す頬、額、さらに唇にキスしていたエラ。
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会社の食事会の後、バスを待っているジュマンとソリ。
バスに乗り込むと、一人分だけ払えばいいのに、反射的に二人分の料金を払ってしまうジュマン。
バスが険しい道のりで急ブレーキすると背中が座席に当たり、痛みに声をあげるジュマン。その様子を後ろの席で見ているが反応しないソリ。
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医師にパッチを受けるドンマン。医師は彼の負傷は深刻だと宣告した。
ドンマンが大丈夫だから戦うと主張するが、医師は戦いを止めさせるようにレフリーに指示した。
ドンマンがファンコーチにそれを阻止するように嘆願し、最後までやらせてくれと切望するが戦いは無判定で終わった。
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ボクヒとナムイルは、一緒にアリーナを立ち去った。
「もはや”母さん”と呼ばれるのを好きではないと知っている。犬が捨てられる理由は色々あるが、最も美しく汚れた理由は、赤ちゃんだ。子供を愛する親は育てた犬を放棄するものだ」
廊下でそう言うナムイルに「何を言おうとしているの?」と尋ねるボクヒ。
「誰かが自分のものを取った時に噛むのは当然だ」
これにボクヒが子供に触れないようにと言ったことを思い出させると「あの携帯で何をしたんだ?」と尋ねるナムイル。
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家に戻りベッドで寝ようとして痛む背中に跳ね上がるジュマン。
その時ドアベルが鳴りドアを開けたジュマンは、外に立っているソリを見て何をいいに来たのかと緊張した。
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記者たちに囲まれたタクスは「戦いに主導権を持っていた事を誇りに思っている。無判定に終わったが、ドンマンの負傷は彼の能力が欠けていることを証明するものだ」とコメントした。
だがその後、鼻から血を流し倒れるタクスと一緒に救急車に乗り込むチェコーチ。
聞こえなくなる耳
その後傷を治療したあと外に出て来たドンマンは、睨みつけて行こうとするエラを抱きしめ、怖がらせてすまないと謝罪した。
だがエラは「コーチが言ったように床を避けず、自分が言ったように降参しなかった!」と叫んでドンマンを責めた。
台無しにしてしまったことを認めて再び謝ったドンマンは、負傷は酷くないと主張した。
だが突然大きな耳鳴りに襲われて、エラの怒り声が段々と薄れて耳鳴りを残して消えると、恐怖に包まれたドンマンはエラ( キム・ジウォン )の名前を叫んだ。
エラが止めるまで耳を叩いたドンマンは「なぜ声が聞こえないんだ?」と泣き叫んだ。
「なぜ、そんなに静かなんだ?どうしてだ?」
そんなドンマンを驚愕して見つめると、嵐が過ぎた後、世界は暗くなった…と思うエラ!!
次回のお話は ⇒サムマイウェイ 15話 あらすじ 感想
前回のお話は ⇒サムマイウェイ 13話 あらすじ 感想
キム・ジウォン パク・ソジュン 韓国ドラマ サムマイウェイ 14話 感想
怒涛の展開の14話!
遂にタクスとの対戦が叶って10年間の苦しみをぶつけたドンマンですが、タクスとマネージャーの汚いやり方で残念な結果に…(涙)
ドンマンの負傷だけではなくタクスが倒れたことに驚きましたが、 自業自得かもしれません。
もし彼の負傷が深刻なら、最初の試合だけでなく、この試合もドンマンのトラウマになるかもしれません。
これにどう打ち勝つつもりなのか耳の負傷はどうなのかが、後2回の視聴ポイントですね。
そしてエラの方は、とうとうヘランを打ち負かし リングアナウンサー に合格しましたね。
数々の意地悪をしてきた彼女が敗退する姿をみるのは爽快でした!
離婚した夫に今度は虐められる側になってしまったヘランですが、今までの自分の行動が全て引き起こしたものと真摯に受け止めるべきでしょう。
彼女の辛い背景も描かれていましたが、エラやドンマンへの仕打ちを見ていると同情はできないですよね。
終盤になって本物の”ナムイル”探しが、じわじわと話の中心になっていますが。 エラ、ドンマンどちらでしょう…か。そして妙に冷たいナムイルも謎です。
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