韓国ドラマ 知ってるワイフ 10話 あらすじ 感想 後半
イ会長 (ヘウォン父) に紹介されて連れてきた若いCEOの六億円の融資の申し込みを、チャ・ボンヒ (ソン・ジョンハク) 支店長は、その場で快諾した。
そして本社からの決済が降りれば直ぐに連絡すると返事をして彼を見送った後、ジュヒョクに上機嫌で話し始めた。
「チャ代理のおかげだ!この契約だけで支店のノルマの1/4 が達成だぞ」
「ですが支店長、デューデリジェンス (投資の際にする企業の資産価値を適正に評価する手続き) をすべきではないでしょうか?」
「そんな必要はない。他でもないイ会長の推薦だ。これ以上の保証が必要か?チャ代理に感謝するよ。JKグループのおかげで本当に助かっているぞ」
これにジュヒョクは、不安を感じたが口には出さず「何でもありません」と答えた。
その後休憩室へ入るジュヒョクを見たウジンは、離婚について話すために中に入った。
「奥様のことですが、もしかして私を助けてくれたあの日のせいでこんな決心をされたのでしたら私から話を…」
だがこれを遮ったジュヒョクは否定した。
「ウジンさんとは何の関係もない。本当にそうだから責任を感じなくてもいい。」
そんな中、ヘウォンからの電話が入った為にウジンは部屋を去り、ジュヒョクは電話を受けた。
「どうして電話を掛けてこないの?今日時間を作ってと言ったでしょ?銀行に行って支店長に時間をくれと私から頼もうか?」
そう脅されたジュヒョクは仕方なく家庭裁判所に向かった。
「もう一度考えてくれないか?」と頼むジュヒョクに、ヘウォンは冷淡に言った。
「何を考えるの?もう考えたくないの。折を見て私の両親には自分で話すから、あなたの両親にはあなたが話して」
そして裁判所の中に入って行った。
ファン( VIXXエン) とヒャンシク(キム・ソラ)
ビョンチーム長から貯蔵物の整理を命令されたファンとヒャンシクは、二人だけで残業をしていた。
「誰のせいでこんな事してるのか分かってんの?私に悪いと思わない?」
「全ーく思ってません!こんなことなら奢るんじゃなかったな!」
「何でそんなに怒ってんの?レシートを出しなさいよ。支払うから!」
そう言って手を差しだすヒャンシクに、ファンは「いいって言ってるだろ!僕を何だと思っているんだ」と言い返した。
「じゃあ何?どうしていつも私に意地悪なの?たったの一年だけど私の方が先輩でしょ?なのに何で!」
「君が好きだからだよ!僕はヒャンソクさんが好きなんだ。だから混乱してる。分かった?」
と告白するファンに驚いて、手に持っていたゴミ袋を落とすヒャンシク。
「冗談言わないで。ドラマの見すぎよ」
そう言って落としたゴミを拾い始め始めたヒャンシクの手に両手を重ねたファンは「冗談じゃない。ドラマは見ないんだ。いつもウェブトーンを読んでる。」と真剣に見つめた。
そして「3秒でキスするから、嫌なら避けてくれ。」と顔を近づけた。
だが最後の瞬間にヒャンシクに手で叩かれてゴミの上に落ちたファンは「OK! 僕は近づいてくる女性を止めないが、離れていく女性も止めないんだ。じゃあ明日!」と叫んで去った。
そして「ああっ!ドラマではいつも上手く行ってるのに…、全くはずかしいったら!」と外で毒づいた。
*
ジョンフ( チャン・スンジョ )の家で食事会
退勤後、ウジンと食事に出かけていたジョンフは、サンシクからジュヒョクが裁判所に行った話を聞いて、自宅で料理をするために食材を買って戻った。
二人が入ってきた時、夕食のカップラーメンを食べようとしていたジュヒョクは、ウジンを見て気まずそうな笑みを浮かべた。
ジョンフが料理をしている間、居間に座っていたジュヒョクとウジンは、お互いの母親について少し話をした。
そこへ遅れて現れたサンシクは、ジュヒョクに抱きついて「突然糸を切られた凧みたいだ」と涙を流して憐れんだ。
「どうしてまるで古い靴みたいにお前をすてたりできるんだ?」
そう怒るサンシクに「ヘウォンのせいじゃない」と止めるジュヒョク。
「どうしてだ?離婚した相手をどうして庇うんだ?」と怒るジョンフ。
だがジュヒョクは「お前たちにはわからない。全て僕のせいだ。僕がイケナイんだ」
そんな三人の沈鬱なムードを見ていたウジンは「せっかく準備したんだから先ずたべませんか?」と提案した。
これにサンシクは残念だ悲しいと言いながら「食べろ、ほれっ食べろ!」とファークを突き出してジュヒョクに食べるように主張した。
*
夕食後帰宅したウジンは、過去バスの中でお尻に触れようとした男からを救ってくれたことや他のジュヒョクとの思い出を次々と夢で見た。
朝、目を覚ましたウジンは「誰の声なの?とても馴染みのある声なんだけど…」と訝しんだ。そこへ踊りながら入ってきた母親を見て、ウジンは元気に起き上がり、一緒に踊った。
*
KCU銀行が主催するマラソン大会 (多分1/4程度の長距離走?) に、カヒョン支店の行員はファンを除いて全員参加した。
準備体操をしていたウジンは、遅れて現れたジュヒョクを心配し、大丈夫かどうかを尋ねた。
「一晩中吐いてたから寝てないだぜ」とジョンフから聞いたウジンは「じゃあ眠らなきゃ。マラソンは無理じゃないですか?」と心配した。
ジョンフも「全員参加だから仕方ないが走るなよ。フリだけにしとけ。」とジュヒョクに指示した。
その後スタートの合図に一斉に走り出した途端、支店長が肉離れで倒れた。
だが駆け寄る部下に「走れ!私のことは気にするな。走って一番になれ!」と叫んで先に行かせた。
そうしてジョンフと並んだウジンは、ジュヒョクを心配して何度も振り向きながら走った。
少し走ったが直ぐに疲れたジュヒョクは、道の端に座って休んだ。
*
その頃、ヘウォンは買い物に出かける途中で、母親と話した後ヒョンスに電話を掛けた。
「丁度会いたいと思っていた所だったよ。テレパシーかな?でも今日は専攻に関係した大事なクラスばかりなんだ。だがどうしても会いたいなら君のためにスキップするよ」
「いいって!勉強に集中しなさいよ。クラスが終わったら電話して」
そう言って電話を切ったあと高級デパートのガレージに車を駐車したヘウォンは、丁度アルバイトをしていたヒョンスが同僚と自分について話をしている場面に出くわして、ゆっくりと近づいた。
「暫くおもちゃにして散財させたあと飽きたら別れるさ。その後は海外に行くかな…」
そう得意そうに話しているヒョンスに駆け寄ったヘウォンは、彼の頭をカバンで殴りつけ、激怒して駐車場から走り出た。
出会いから計画的に自分に接近していた事を悟ったヘウォンは、彼の電話番号を削除した後デパートに電話して「駐車場係のチョン・ヒョンスが客の車を勝手に乗りまわしているから急いで調査して下さい。」と通報した。
*
ウジンと並んで走っていたジョンフを見たビョンチーム長は、勝つために先に走れと彼を引っ張っていった。
その後後ろから走ってきた男性から、男性参加者が心臓発作で倒れて救急車がきたそうだと聞いたウジンは、血相を変えて救急車の方へ走り出した。
もしやと思いながらストレッチャーに近づいたウジンは、乗せられた人の時計がジュヒョクの物と同じなのを見て「代理!待って下さい」と涙を溢れさせた。
だが顔を確認して彼ではないと分かると呆然とその場に佇んだ。
その時自分の気持ちを自覚したウジンは、同じ場所に座っていたジュヒョクに「知っている人なのか?どうしたんだ?」と覗き込まれて「代理さん…」と言った後、絶句した。
*
「良くやった。とにかく支店の人間がら3位を獲得したことは良かった。」
大会後の食事会でチャ支店長は警備員のチョン・ミンス(カンヒ)を褒めた。
ビョンチーム長は「走っている時はウセイン・ボルトのようだった。これからはチョン・ボルトと呼ぼう!」と皆を笑わせた。
「だが社内旅行の費用を失ったのは惜しかった。もう少しの所でのがしてしまった。だが3位は良かった。さあ食べよう。」
その合図に食べようとしたが、支店長が又口を開いたので、皆箸を止めて彼の話を聞いた。
「だが3位には飲み物一箱だけとはな!何もないよりマシだが…。さあ食べよう!」
とチャ支店長が話を辞めると、やっと皆は食べ始めた。
その後電話をするために外に出たジュヒョクは、もう仕事に戻っているという母親に驚いて「無理をすると良くない。」と注意して電話を切った。
そしてレストランの中へ帰りかけて、膝を抱えて座っているウジンを見たジュヒョクは「酔っていません。先に中に入って下さい」と言うウジンを連れて公園へ行った。
ウジン( ハン・ジミン )の告白
酔っ払ったウジンをシーソーに乗せたジュヒョクは、買ってきた水を飲ませて「どうだ?少し酔が醒めたか?」と聞いた。
これに頷いたウジンに頼まれてシーソーに座ったジュヒョクは、少しシーソ-で遊んだ後、皆が探しているかもしれないから店に戻ろうと告げた。
だが大丈夫だと立ち上がったウジンがふらついて真っ直ぐ歩けないのを見て、ジュヒョクは捨てられていた子供用三輪車に乗せて押し始めた。
「押して下さい~。もっと強く~」
と喜んでいたが、足を引っ掛けて三輪車から落ちるウジンに、ジュヒョクは「ウジナ大丈夫か?何で強く押せなんて言ったんだ!起きて怪我してるかどうかを見せてくれ」と手を出して座った。
「 いいえ、私大丈夫じゃありません。全然大丈夫じゃありません。間違っていると分かっていたのに、最初から制御することができなかった。まるで壊れた腕時計のように、あなたを見なければならなかった。」
ウジンはジュヒョクの手を握ったまま、涙の告白を続けた。
「あなたは見知らぬ人じゃなかった。一緒にいると居心地が良くて安心した。良心?罪悪感?もうそんなことなんて良く分からない。それよりも確かなのは、私がチャ代理をとても好きだという事です。」
「だめだ。それはいけない。僕たちはダメだ」
そう言って立ち上がろうとしたジュヒョクの手を、ウジンは引っぱってキスをした。
次回のお話は ⇒ 知ってるワイフ 11話 あらすじ 感想
前回のお話は ⇒ 知ってるワイフ 9話 感想 あらすじ
韓国ドラマ 知ってるワイフ 10話 感想
ジュヒョクが離婚したとは言え、ジョンフと付き合っている状態でのウジンのキスは、衝撃的なものでした。
ロマンティックで幸せなものではない予想外のキスを、ハン・ジミンが悲哀に満ちた演技で見せてくれました。
この二人は” いつ何処で何をしていても惹かれる運命 ”なので、当人さえも逆らえないと言うことではないかと思います。
ジョンフがいい人なので可哀想ですが、止めようとしながらできないウジン、諦めることを決心したのにキスを受け入れるジュヒョク、とにかく人の力の及ばない運命には逆らえないという事なんでしょう。
このキスで二人の関係だけではなく、ジョンフとジュヒョクのブロマンスも大きな転換期を迎えましたが、他に色々謎が浮かび上がっています。
ジュヒョクが見つけられなかった謎の料金所や、ウジンとジュヒョクの家族を描いたりしてるウジンの母。
これはどういう意味なのでしょう?変わる前の世界に戻る鍵は、ウジンの母??
それから夫婦だった時のジュヒョクとの思い出を夢で頻繁に見ているウジン。この意味は?
500ウォン硬貨が登場し、2006年に戻っているジュヒョクの姿とジョンフに別れを告げるウジンの姿が予告で流れました。
変わる前の人生にもどって夫婦再生の道を歩むのか、ヘウォンと別れたジュヒョクとジョンフと別れたウジンが結ばれるのか予測が付きませんが、幸せな4人になってくれればと思います。
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