おいしい初恋 ゴハン行こうよ3 最終回第14話 あらすじ 感想 後半
昨晩落としたと思って墨湖港の店のゴミの中まで探した指輪を、浴室のタオル棚の中で見つけたク・デヨン( ユン・ドゥジュン ) は、置き忘れた自分に嫌気が差して近所で飲んでいた。
その姿を窓越しに目撃したソンウ・ソン ( アン・ウヨン ) は、驚いて店に入り「 シクシャ様が食事もせずに何でこんなに飲んでいるのです?」とデヨンに合流して暫く一緒に飲んだ。
「 二年前に事故で亡くした大事な人との思い出のカップルリングをいつどこで外したかを忘れたんだ。未だニ年しか経っていないのに、すまなくて...」
と自責の念に駆られているとデヨンに「 故意に忘れたんじゃないでしょう?時が過ぎて忘れていくのは自然の成り行きだから自分を責めないで下さい。ク・デヨンさんのせいじゃない。」とソンは慰めた。
ソンから、時間を戻る事はできないので時間の流れに身を任せて前へ進むしかないんだと助言されたデヨンは、その後指輪を引き出しの中にしまった。
*
帰宅したソヨンは、ベッドから起きてデヨンのシャツをアイロンしているイ・ジウ (ペク・ジニ) に、彼が指輪をしていないと話した。
「 デヨンに告白したら?きっと元カノの事を克服したんじゃない?」
だがジウから、道に置き去りにした日に指輪を失くしただけだ、と聞いたソヨンは激怒して、ジウからデヨンのシャツを取り上げて放り投げた。
「 何でこんな事してんの?墨湖港よね?夜にあなたを通りに放っといた日?もう止めなさい!ク・デヨンは一生過去を引きずって生きるのよ!私がいい人を見つけてあげる!」
「 いいのよ。彼に再会してから前よりも私の人生は楽になったんだから...」
「 何がいいの?ク・デヨンが可哀想なの?私と母さんの事で十分苦しんだんだから、もう彼の事は忘れて幸せになってよ!」
*
その後帰宅したデヨンに、ジウはついでにアイロンしたと言いながら、彼のシャツを返した渡した。
これに感動したデヨンが大変なことがあれば何でも解決すると豪語すると、ジウは「そんな約束しない方がいいわよ。後悔するから」 と忠告した。
「 お前のためなのに何で僕が後悔するんだ?今、何か大変なことがあるのか?」
「 私あなたが好きなの。それが大変なの。あなたが私の20歳の時の初恋だった。」
「 ジウ、僕は...」
「 でも何かを望んだり期待している訳じゃないの。大変な事があれば話せなんて言うからよ!そんな約束しない方が良かったでしょ?」
「 辛かった...のか?」
「 ただ一度気持ちを伝えたかっただけ。だからそんな深刻な顔しないで。泣いたりしないから...負担にさせて悪いけど、少しはあなたにも責任があるから耐えてくれる?」
これに同意して家に入ったデヨンは、ジウがアイロンしたシャツを眺めながら、再会してからのジウを思い浮かべて悩んだ。
一方のジウは、デヨンに告白して拒否されたことをソヨンに打ち明けて「 34歳で20歳の時と同じように拒否されることはないと思ってた。でも同じ様に胸が痛い」と泣いた。
「 よくやったわ。乗り越える最初のステップよ。できる限りのことはしたんだから...」と背中を撫ぜるソヨンに、ジウは「 どうしてデヨンがくれた物を大きくしたんだろう。コンアリも好きな気持も...」と後悔して泣いた。
その後、デヨンを外で待っていたソヨンは、彼が帰宅した時、ぺ・スジ( ソ・ヒョンジン )についての真実をジウに話した事を打ち明けた。
( ペク・ジニ ) ジウを公園に呼び出すデヨン ( ユン・ドゥジュン )
ビールを手渡したデヨンは、なぜスジに何が起こったのか知っていたのに、まだ生きているように行動し続けたのかと尋ねた。
「気まずい思いをさせたくなかったから。あなたが持ち出さない事を知って悪いと思ってた。でも知ってたから好きだと言わなかった訳じゃないくて…。」
「ありがとう。今まで知らないふりしてくれて。それから隠していて悪かった。事故の後、時間が氷のように固まったままだったが、ジウに会って少しづつ勇気を取り戻して前進した。今は事業を成功させることが一番重要なんだけど…」
「 言いたいことはわかってるから、遠回りして言い訳を探して拒絶する必要はないわ」
「 拒絶しているんじゃないんだ。僕に少し時間をくれないか?思っているより時間がかかるかも知れないが...」
「 いいわよ。でももし誰か他の人を見つけても私を責めないでね。」
そうして笑顔で見つめ合った後、二人はでビールで乾杯をした。
*
ソン、ジウ、ソヨンをコノシロの食堂へ招待するデヨン (ユン・ドウジュン)
デヨンは会社「ゴハン行こうよ」の設立を手伝ってくれた感謝の意を表すために、ソンとソヨンを招待した。
塩焼き、塩辛、刺し身と並べられた料理を見ながら、コノシロ ( コハダ ) について丁々発止のやり取りを始めたソンとデヨン、そしてジウ
これに呆れたソヨンは「 シクシャ様が何人いるの?「 もうコメントはいいから!さあ食べましょ」 と遮った。
そして箸を持つソヨンに、やっと他の三人も箸を持ち、コノシロ料理の数々に舌鼓を打った。
そんな中、酔ってもいないのに食べ物でシャツを汚すソンに、ソヨンはナプキンをすかさず手渡した。
そして、普段食の細いソヨンは、ソンから魚の骨を取って身を渡してもらって嬉しそうに「美味しいわ」 とパクパクと食べた。
そんな二人に視線を合わせて微笑むジウとデヨン。
「 ソヨンの食欲を取り戻させるなんて、さすがのデヨン、シクシャ様!素晴らしい選択だわ~」
とデヨンを称賛するジウに、ムッとしたソンは反論した。
「 どうしてク・デヨンさんを褒めるんです?イ・ソヨンさんが食べているのは僕が魚の骨をとったからだろ?」
「 そうだ。全てお前のソヨンへの献身的な愛の賜物だ!」 とジョークを言うデヨンに、ジウとソンは笑った。
その後締めのご飯を注文して、コノシロ刺し身のビビンバと塩焼きを丸ごと入れたチゲを作り、四人は美味しいと食べながら和やかにお喋りを続けた。
了
最後まで読んで下さってありがとうございました♪
ゴハン行こうよ3の放送情報は⇒ キャスト・登場人物・視聴率
前回のお話は⇒ 食事をしましょう3 第13話 あらすじ 感想
ゴハン行こうよ3 最終回第14話 感想 シクシャルル ハプシダ3 ビギンズ
結末について
「少しだけ時間をくれないか?」と未来に期待をもたせるデヨンの台詞が全てでした。
ジウとデヨンがはっきりとした形でカップルとなってハッピーエンドとなって欲しかったのですが、そうではなく少し残念な結末でした。
大学時代に初恋に破れて涙ぐんでいたデヨンに、恋人を亡くした痛手から抜け出して幸せになってもらいたかったのですが…。
拒絶ではなく待ってくれと言われたジウの菩薩の微笑みに脱帽ですね。
本当はここまで待っていたんだから、もう少しご褒美があっても良かったような気もしましたが…。
もしかしたらカットしてしまった最後二回分に、もっとキュートな二人のシーンがあったのかも知れません。
とにかく消化不良の結末の続きを、二年後除隊したドゥジュンにシクシャ様に復活してもらってシーズン4を作ってもらいたいです。
出演者について
奇皇后で見たペク・ジニ、これで5作目のユン・ドゥジュンはどちらも次の作品をみたい俳優さんです。
豪快に食べまくるドゥジュンが頼もしくて、口に食べ物を入れたあと幸せそうに微笑むジニが可愛かったです。
大学時代のタクアン3人組は面白かったし、お坊ちゃま風のアン・ウヨンとクールなイ・ジュウも其々の持ち味が出ていて良かったと思います。
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