韓国ドラマ 黒騎士 9話 あらすじ 後半
麻雀セット
チョルミンが結石症で倒れた時、シャロンを見て「 姉さん 」と呼んだのを自分のことだと勘違いしていたスクヒは、世話は要らないと言われてもチョルミンの元へと通っていた。
そんな中、スクヒは煎じた漢方薬を持って骨董品貯蔵室に入り込んだ時に、希少な麻雀セットの箱を壊した。
これに怒ったあと、当時作家だったシャロンが語った麻雀セットにまつわる物語を思い出すチョルミン。
群山( クンサン )でのシャロン(ソ・ジヘ)とベクヒ(チャン・ミヒ)
ある冬の間、麻雀が盛んだった群山( クンサン )に謎めいた男が二人( シャロンとベクヒの事 )現れ毎晩勝負に勝ち続けた。
100年もの間、中国語を学び饅頭を食べ麻雀修行をしてきた二人に勝てる者がいるはずもなかった。
二人はそうして荒稼ぎしたお金で土地を買い、民間人に寄付をしたりしていた。
そして時が流れると二人はギャンブラーから密輸業者に転向し富を増やした。又土地を買い新しい生活を始めた。
とシャロンは自分の体験談を過去チョルミンに語っていた。
そして白日夢だなと呟く高校生のチョルミンに麻雀セットを譲り「 何でもできることをして金持ちになれ 」と告げたのだ。
チョルミンは床にばらまかれていた麻雀牌を掴んで「 金持ちにならなくては!もっと、もっとだ!」と終わりのない金銭欲を表した。
*
その日ヘラは、モードツアー主催の国際旅行博へ着ぐるみを着て参加していた。
そこへ現れたスホは、ヘラの旅行会社と社員のボーナス旅行の契約を結んだ。
スホは「何度も無駄足をさせたのに文句一つ言わない親切な人だ。今月のトップ社員に推薦する。もしチャン・ヘラさんを選ばないなら私はスカウトするつもりだ。」とチーム長に話した。
これを隠れて聞いてたヘラは、帰ろうとしているスホ( キム・レウォン )の前を塞いで着ぐるみのまま彼を抱きしめた。
その後ヘラだと気づいたスホは、傍の花輪からバラを一本抜き取りヘラに渡し、着ぐるみの頭を外したヘラとまるで時が止まったかの様に見つめ合った。
その後「 愛しているよ 」と告げ笑いながら去るスホに、ヘラは胸がいっぱいになっていた。
*
ジフンと取引を成立させたシャロン( ソ・ジヘ )は、ヘラを誘惑するためにジフンの改造を始めていた。
彼を洋装店へ呼び出し「 これからはもっと良い服で勝負して」と自分が作ったスーツを着させたり「ムン・スホからチョン・ヘラを奪うんでしょ!」と歩き方も練習させたりした。
そんな中シャロンは、ジフンに特別仕立てだとしてスーツをプレゼントした。
「 一針づつ心を込めて縫ったこの服にはパワーがある。この服を通じて私の意思を伝えているの。でもチェン・ヘラさんには効かないけれど...」
そう言うシャロンに、ジフンは「 とっぴなだな。実に魅力的だ 」と吹き出した。
これに「 私、魅力ある。でしょ?」と覗き込むシャロンに「 もちろん!」とジフン( キム・ヒョンジョン )は引きつった笑顔で同意した。
さらに、スホに作っているシャツができたら届けてほしいというシャロンの頼みも「 もちろん!」とジフンは承知した。
( シャツ諦めてなかったの? )
*
スーツを貰ったお礼としてジフンがシャロンを連れて行った高級レストランに、ゴン( パク・ソンフン )も父チョルミンと来ていた。
二人を見たゴンが挨拶に来てジフンの新しいスーツを褒めると、ジフンはチョルミンと共に同席を勧めた。
スホに関心を寄せているチョルミンと知り合いになるチャンスだと思ったからだった。
チョルミンの元に戻ったゴンは、スホが手に入れようとしていたクムソン洞の空き地を手に入れてきたと自慢そうに報告した。
だが所有者ユン・ダルホンの名を聞いたチョルミンは、顔色を変えて第三者に売却しろとゴンに指示した。
ダルホンは、チョルミンがラボに放火したことを知る唯一の目撃者だったからだ。
これにゴンが「 したくない。これは僕が自力でした仕事です 」と拒否したため、チョルミンは腹を立てて席を去った。
その後ゴンは、ワインを持ってジフン達に同席した。
そうしてワインでノリが良くなったシャロン( ソ・ジヘ )は、食事の後二人を誘ってお気に入りのLPバーへと向かった。
*
その夜遅く帰ってきたヘラに、スホは寝ずに待っていたと声を掛けると肩を手で示した。
「考えたんだけど家を出るわ。ムン・スホがどんどん好きになってるから。このままだと頼って寄りかかってしまいそうで嫌なの」
ヘラが肩に寄りかかったままそう呟くのを、スホは静かに見守っていた
「 頼ったらいいんだ 」
「 でも人生何があるか分からないし、結局は間抜けで終わるのよ 」
「 君の家庭教師だったから言うが、君は間抜けには決してなれない 」
これにヘラが顔を上げて睨みつけ「あなたって時々辛辣よね。まだ全面的に信頼する気にはなれないってことよ」と立ち上がったが、スホは腕を伸ばして座らせた。
「子供の頃君が好きだったから僕は傷ついた。でも君のためにお金を稼ぎ君のためにここに戻ってきたんだ。信頼できる男がいるってことを僕の傍で学べよ」
真剣な表情で告白するスホに、ヘラは引き寄せられる様に唇に軽くキスをした。
そしてばつが悪そうに体を離し「 おやすみなさい 」と立ち上がったヘラ( シン・セギョン )を引き戻したスホ( キム・レウォン )は、抱きすくめてキスをした。
KBS 画面 キャプチャー
韓国ドラマ 黒騎士 9話 感想
目線とか表情を見ているだけで他に説明がいらないスホの一途な愛は、ヘラの心だけではなく、ドラマ全体にじわじわと染み込んでいます。
揺るぎのないシンプルな愛がドラマの中心で光っていて、惹き込まれていく感じです。
それをキム・レウォンとシン・セギョンの二人がうまく演じてくれています。
悪女のはずのシャロンですが、最近コメディ風に変わっていますね。
嫉妬女よりも愛嬌があっていいのではないでしょうか?
変身に失敗したりフライパンポーズをしたり、少し抜けているジフンとシャロンは何だかお似合いです…。
200年も続けた(笑!)報われない片思いは卒業して別の男と楽しい人生を始めたり、ヘラとスホを祝福すれば案外呪いから抜け出せる様な気もします。
ですがシャツのことを口にするシャロンは、未だスホを諦めていないのでしょう。
今回シャロンとチョルミンはすれ違いに終わりましたが、もし2人が会えばシャロンの秘密が暴かれてしまうのでしょうか?
呪いを解こうとしているベクヒのその先も気になりますね。
KBS 黒騎士ドラマリスト
イ・ヨンエとソン・スンホンの純愛ドラマ ⇒ 師任堂・サイムダン
人魚と詐欺師のロマンス、イ・ミンホ主演のドラマ⇒ 青い海の伝説
キム・ナムギル 主演のメディカルロマンス ⇒ 医心伝心 脈あり恋あり
キム・ヒョンジュン出演のパク・ソジュン主演青春時代劇 ⇒ 花郎・ファラン
キム・ビョンオク出演 パク・ソジュン主演のラブコメ⇒キム秘書がなぜそうか