韓国ドラマ 青い海の伝説 最終回20話 あらすじ 感想 後半
再会
玄関に出たチョ・ナムド ( イ・ヒジュン )は、前に立っているシムチョンを宗教の勧誘か販売訪問かと勘違いして追い払おうとしていた。
だがそこへ帰宅したユラン ( ナ・ヨンヒ )は、ジュンジェの客だとしてシムチョンを暖かく家の中へ迎え入れた。
家の中に入ると懐かしそうに部屋を眺め目を赤くするシムチョン。
慣れた様子で歩き回りトイレに行ったりするシムチョンに、一度家に来ていると確信したナムドは「ロングヘアで綺麗な女性が来ている。急いで戻れ!」とすぐにジュンジェに連絡した。
電話を切った後、シムチョンの翡翠の腕輪を見て歓声を上げるナムドに「人ってあんまり変わらないわね。そういうのっていいわ~」とシムチョンは微笑んだ。
*
そこへ現れて「今日プロポーズをするつもりなの」とナムドに話すシア。
これに驚いたシムチョンが「結婚するの?誰と?」と尋ねるとシアはカップルリングを自慢そうに見せて「この家の住人と!」と答えた。
「三人いるでしょ!誰と?」とシムチョンがさらに尋ねると、「ジュンジェなら諦めなさいよ。彼の思い出の人に勝てやしないから」とシアは助言した。
これじほっとして微笑むシムチョン。
*
そうしている内にやっと帰ってくるジュンジェ( イ・ミンホ )だが、「誰ですか?」とシムチョン( チョン・ジヒョン )に覚えていない様子を見せた。
そんなジュンジェを見ながら心の中で呟くシムチョン。
ー前よりもっと颯爽としているわね。ホ・ジュンジェ。元気そうでよかったわ。
「誰かと訊いているんですが?」
「ええっと…」
ーあなたの時間よりもあなたの愛は長いと言った相手よ…。
「どうしてここに来たんです?」
「それは…」
ー今はこれでいいわ。私が元気になったのをあなたに知らせたかっただけだから…。あなたに会えなくて寂しかった…。
「俺を知っているのですか?」
ーええ、世界で誰よりもあなたの事を知っているわ。
「いいえ、そんなに良く知っているわけではないの…。」
「何かを言うことがあってここに来たのですか?」
「いいえ、ちょっと…」
ー愛しているわ。
「何も言う事はないわ。元気にしている様だから安心した」
ー愛しているわ。ホ・ジュンジェ。
皆がいるため話のできないシムチョンは、心の中で必死で自分の気持ちを伝えた。
だが心の声が聞こえていないジュンジェは反応せず、約束があるとあっさりと家を出て行った。
ジュンジェの後を涙を浮かべて追いかけるシムチョン。
だがジュンジェは見つからず、降り出した雪の中で座り込み、”心地良さそうで幸せに見えたわ。私戻るべきじゃなかったの?”心の中で呟くシムチョン。
そこへ現れるジュンジェは「どうして?また行ってしまうのか?」と手を差し出してシムチョンを立たせた。
「俺がお前を忘れるようにこの世界を完全に消し去ったのか?どうしてだ?俺はするなと言ったのに…」
「本当に覚えているの?どうやって?」
「ああ、この世界では俺だけがお前を覚えている。馬鹿だよ。俺がお前を忘れるかどうか100回消してみろ!」
そう言ってシムチョンを抱きしめ気持ちを打ち明けるジュンジェ。
「俺たちが何処へ行ったか何をしたか何を食べて何を言ったか、いつお前が笑ってどんなに綺麗だったか、俺から消す事はできなかった。お前は僕の身体が覚えていて心に刻まれていたんだ。」
その後、シムチョンが去る前から記憶がなくなった時の用心のために記録していた事、それを読んで忘れないように努力していたと続けるジュンジェ。
さらにジュンジェは、シムチョンが居そうな海を見つけ通った事、その海の傍に一緒に住める家を探し準備をした事、そうやって3年間待ちわびた日が今日来たと告白した。
「戻れなかったかもしれないのに…、そうだったらどうなっていたの?」
「そうしたら、俺がこの地球でただ独り一生涯お前を覚えていただろう。俺独りでお前を愛し続けていたよ」
そうして抱きしめ会う二人。
*
その後シムチョンを家に連れて帰るジュンジェ。
屋根裏部屋へ入ったシムチョンは、部屋を懐かしそうに眺め「以前のままで変わっていないけど、リースの期間は終了したんじゃないの?」 と尋ねた。
すると家を買い取ったと告げるジュンジェ。
「当然期限は切れている。だが引っ越しを手伝う筈だった人が来なかったから買ったよ」 と冗談を言うジュンジェに、「待ってくれてありがとう」 と笑いながら言うシムチョン。
「お前だって諦めず遠路はるばる戻ってきて、頑張ったよな。」
そう言う彼にシムチョンが近づくと、急に体を離し「記憶を消さないよな?」と念を押すジュンジェ。
それを聞いてむくれるシムチョンに「今言った言葉は消せよ」 とキスをしようとするジュンジェの体を、今度はシムチョンが避けた。
そんな具合にふざけながら再会を喜ぶ二人。
*
ホームレス(江南乞食)の姐さん ( ホン・ジンギョン )に会いに行き「会えなくて寂しかったわ」 と声をかけるシムチョン。
だが、シムチョンの記憶が全くない姐さんが「初めて見るから、会えなくても寂しくなかったけど」 と困惑すると「人生は偶然のつながりで溢れているの。この繋がりを大事にしましょう」
シムチョンは、以前姐さんから教えてもらった人生哲学をそのまま引用した。
その上さらに「ラブには、ロマンティック、ホット、ダーティと三段階あるけど、私の場合、ロマンティクは終ってホットかな。近いうちにダーティへ発展するかも…」とにっこりした。
「私達って気の合う同士かな?仲良くしようね」とすっかりシムチョンに打ち解ける姐さん。
*
ジュンジェ( イ・ミンホ )とシムチョン( チョン・ジヒョン)の結婚生活
大検の勉強をシムチョンは頑張り、優れた成績で検事になったジュンジェは地方の検察官を希望した。
そして家を買った束草(ソクチョ)市に赴任され小さな田舎の村で幸せな暮らし始める二人。
買い物を一緒にした後、海岸沿いを散歩する二人。
「食べすぎじゃないのか?」
「私が食べていると思っているの?」
ジャケットを広げ大きくなったお腹を見せるシム・チョン。
「すまない。あんまり痩せているからつい忘れてしまう…食べろ!いくらでも食べていいぞ」
「いいわね~」
「大食いを検察官の俺が支えられるのだろうか…食費の出費がすごいぞ」
「心配しないで!私の涙が乾くまで一生懸命泣くから!」
「確かに!最近泣いてないから。もっと試したらどうだ?」
浜辺にあるベンチに寄り添って座り海を静かに眺めている二人。
ー沢山の回り道の後、俺に来た愛を大切にして…、
俺たちは、美しさと神秘から大きく外れた俺たちの伝説を覚えていよう。
ジュンジェが家を買った場所
束草市(ソクチョ):江原道の東北部に位置し、東は日本海に面し、南は襄陽郡、西は麟蹄郡、北は高城郡に接している。南北軍事境界線から約62km南にある。市域西部は雪岳山(ソラクサン)国立公園が占めており、良い海水浴場もあって韓国国内では有数の観光地となっている。
テオはブラックハットハッカーからホワイトハッカーに鞍替えしたようですね。(ハッカーにはブラック→グレー→ホワイトと色々ある)
ホワイト (ハット)ハッカー (IT用語)
コンピューターコンピューターやネットワークシステムにテストなどの目的で侵入し、セキュリティー上の欠陥を調べたり、悪意をもったハッカーやクラッカーによる不正侵入を監視したりする善玉ハッカー。
了
最後まで読んでくださってありがとうございます。
前回のお話は⇒青い海の伝説 19話 あらすじ 感想
イ・ミンホ 韓国ドラマ 青い海の伝説 最終回20話 感想
ジュンジェの記憶を消したシム・チョンが暫くして戻ってくるパターンかな、と最終回の展開を予想していました。
ですが[頭の記憶は消せても、身体が覚え心臓に刻まれていた]と言ったジュンジェの努力、記憶を忘れないようして、海の近くに家さえ用意していた彼にブラボー(脚本家?)と言いたいですね。
人魚と詐欺師という少し突飛な二人が、普通の愛し合うカップルとなって終了しました。
最終回で、また初回のように傘を差し出し手を結び合う所から海岸で幸せそうに海を眺める所まで、「海の伝説」と言う題にピッタリと綺麗にマッチしたハッピーエンドでした。
人魚のコスチュームでの泳ぐシーンは、見た目の優雅さと違い凄~く大変だっただろうと想像できるので、トップ女優ながら チョン・ジヒョン 頑張ったなと思いますね。
彼女の不思議な魅力と現世と前世との絡み、サスペンスタッチの逆襲撃と変化があり飽きずに視聴できました。
そして私見ですが3年前の高校生役が今一歩(高校生には見えなかった…笑)だったので、このドラマでプリンス イ・ミンホ の魅力を再発見しました。
除隊後[信義-シンイ]のような史劇か[シティハンター]のようなアクションサスペンス等々、次回どんな役を演じてしてくれるのかを楽しみにしています。
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