韓国ドラマ 青い海の伝説 12話 あらすじ 感想 後半
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ベッドの上でジュンジェに言われた言葉を思い出し、あれこれと考えるシムチョンと彼女の本音を聞いて楽しんでいるジュンジェ。
ーどういう意味かしら?長期賃貸住宅へ一緒に引越しって…。結婚するっていう意味なの?ううん、違うと思う。結婚しようと言った感じじゃなかったわ…。
私物を全部持っていけって言ってたし、家具を運ぶのに私が必要なの?
「そういう意味だと思っているのか?あ~馬鹿め……」と屋根裏で笑うジュンジェ。
ー彼が誰かと結婚するから私に家具を移してもらいたいという意味なの?
「違うって!そうじゃない」と上で答えているジュンジェ。
ーでもそれなら……
「でもそれなら?それなら何だ?それで何?」と思わずベッドの上に起きるジュンジェ。
ー何故私の髪に触ったの?愛しそうに撫ぜてたわよね……
「ははっ、可愛いな」と寝転ぶジュンジェ。
ーホジュンジェ。は多分私を好きになる計画中じゃなくて、もう深みにはまっているんじゃ…。これってロマンティックラブの始まりじゃないの~~~?
どうしよう、どうしよう…。ううん私を好きな割には言い争いが多い、じゃどうして?何故髪を触ったの?髪が好きだったのよ。ということはその気になったってこと?
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永遠と続くシムチョンの心のお喋りに音をあげ、天窓を開けて抗議するジュンジェ。
「やー、寝ようぜ。」
「何?ホジュンジェ」
「寝ないのか?」
「寝るわよ」
「疲れているんだから早く寝ろよ。あれこれ考えすぎるのは止めて、ぐっすり眠れ。でないと早朝お前の好きなテレビ番組が見れないぞ」
「わかった。おやすみ」
「じゃ、おやすみ。考えるんじゃないぞ。眠れよ!」
ー何だかちょっと怒ってたみたい……。どうしてよ?
「止めろ~。やめてくれ~~~」
ーううん、そうじゃない。だって笑っておやすみって言ったわ。彼の笑顔はどういうサイン?きっと心配しているのよ。
それか、私が好きだからなの?ううん、違う。私物を全部動かせって言ったもの。それって結婚しようっていう意味なの?
迷惑そうな声だったのが、変だわ…。
と夜通し悩むシムチョンに眠れないジュンジェ。
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その翌日の朝食で…
「二人共よく眠れなかったのか?やつれた顔して……」とナムド。
「ええ、私考える事が沢山あって……」
「ああ、俺もチョンが考える事があったから……いや、動き回るから眠れなかった」
「私動き回ったの?」
「ああ、たくさん」
ー彼、私を怒っているの?何で?一夜開けたらもう私を嫌いになり始めたの?
私が何をしたの?長期賃貸住宅へ引っ越そうまではその気だったのに…。何故怒っているの?
「いいや、そうじゃない!」
と急に大声出し皆の注目を浴びるジュンジェ。
「動いた時に特にうるさかったみたいじゃなかったと考えていたんだ。さあ食べよう」
と支離滅裂な言い訳をした後、プールで泳いでいたシムチョンの姿を思い出すジュンジェ。
「ヒョン、出かけてツリーを買わないか?」
「クリスマスツリー?」
「私行きたい。私も」
「いいや、家に居ろよ」
「俺がナムドヒョンとテオと出かけるから、家にいて好きな様にしろ!」
ー好きなようにしろって?
「独りで家にいろよ」ー好きな様に水の中へ入れって言ってるんだ……
ー何で独りで家に居ろだなんて彼は言うの?独りで悩んでいろと言ってるの?何で?
「いいや、そうじゃない。いつも男三人と住んでいるから、出来ないこともあるだろ?だから、それをしろよ。
7時より前には帰ってこないからそれまで独りで家にいて好きな事をしろ。自分がこの家のオーナーだと思えよ。」
ー掃除をしろと言ってるの?家のオーナーになったつもりで掃除しろ?
「いいや、掃除とかそういうんじゃなくて!気楽にリラックス出来ることだよ。そういう事をするんだ。」とシムチョンの頬をつねるジュンジェ。
「何してんだ!痛いだろ!」と珍しく怒るテオ。
「何で頬をつねるんだ?」とナムドゥも不思議顔。
「何でか……したかった」と立ち上ってソファに移るジュンジェ。
ー何故顔が熱いの?彼がつねったから?違う?つねってなくても熱いわ。どうしたのかしら……
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「じゃツリーを買いに行こう。ワインとスナックも買ってちょっとしたクリスマスパーティだ。シアも招待しよう。」
「そうだな。」
「OK。じゃ10分後に行こうぜ。」
ー痛いわ。でもおかしい事に、それでも好きだわ。何だろこの気持ち…。私って気が狂ってるの?私だけじゃない筈よ。ホジュンジェもこんな風に感じてほしい…。
その言葉に内心慌てるジュンジェだが、上手くシムチョンをかわして出かけた。
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弁護士を事務所に呼んで遺書の書き換えについて話をしているイルジョン(チェ・ジョンウ)。
急ぐ理由を訊かれたイルジョンは、息子のジュンジェに株も不動産も全ての財産を譲りたいと答えた。
弁護士がジヒョンと母の法的相続分を指摘すると、それを除いたジュンジェの取り分だけを気にするイルジョン。
その会話をドアの傍で盗み聞いたジヒョン(イ・ジフン)は、養父の態度にショックを受けた。
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カンソヒ(ファン・シネ)と昼食を共にしているジンジュ(ムン・ソリ)。
いつも美味しいものを頂いているから奢ると言うカンソヒの申し出をにこやかに断り、ジンジュはお酒を注いだ。
そうして最初は和やかに始まった食事だったが、悪酔いして粗相をするジンジュに気分を害するカンソヒ。
運転手を呼び、さっさと帰ろうとするカンソヒに「こんな卑劣なひとだから、高校のクラスメートの夫を誘惑したんだ」と呟くジンジュ。
聞き返すカンソヒに、ジンジュはさらにゴシップ記事の内容を口にするのだった。
「高校の友達の夫を盗んだんですよね。そして、そのお友達は行方不明になり息子さんは捨てられた。その家庭を崩壊させた張本人!わあ、凄い。本当にビックリだわ~~」
顔色を変えて去るカンソヒ。
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クリスマスパーティーの準備中をしながらワインを開けているナムド。
「どうしたんだ。チョンはなぜ出てこないんだ?」
ーこの服の方がいいかな?ううんホジュンジェは短いのは好きじゃない。これは長いし……ダメダメ、これは刺激的過ぎる……
「それはだめだ!」
ーこれなら控えめかな?チャ・シアよりも可愛くなくちゃ…!
シムチョンが姿を表すと「わオー今日のチョンはパーティチョンだ!可愛いな」とナムドは歓声を上げた。
ジュンジェの視線も女神の様なシムチョンに釘付けだった。
その時カシャリと音が響き「撮るなって言っただろ」と直ぐにテオを追いかけるジュンジェ。
それを見て何故か自分が採られたと勘違いしているシア(シン・ヘソン)。
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スナックの遊び食べをするジュンジェを真似るシムチョン。
初めてなのに百発百中で口の中に入れるシムチョンに対して、全くできない不器用なシア。
ジュンジェに教えてもらうシアに気分が悪いシムチョン。
ー何故こんなにうまくできるの?こんなんじゃ、ジュンジェが教えられないわ。どうしてこんな事が得意なの?美味しいから止めたくても止められないじゃないの…。
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トイレで二人っきりになると、火花を散らし始めるシアとシムチョン。
「また来たんだ」
「ええ、ここは私の家だから出て行ったり帰ってきたりできるの。ホジュンジェが一年半後に引っ越す時は、勿論私も一緒に移るつもりよ」
「何それ?ホジュンジェと結婚するつもりなの?」
「口にはしてないけど、ハッキリしてるわ。私たちの間にそういう計画があると言える」
「計画?何の計画よ!」
「ホジュンジェが私を好きになる計画よ」
「ジュンジェがそう言ったの?」
「うん」
「ジュンジェったらまたやったみたいね。それなら何度も言ってるわ」
「心の中が読めるの? 」
「そうじゃなくて、そういうのはキープされている(オジャングァルリ)って言うのよ」
「キープ( オジャングァルリ )って何?」
オジャングァルリ※漁場管理: 日本語だと”キープ”という表現が近い。韓国で使われる恋愛用語で、意味は友達のような恋人のような微妙な関係を続けて異性を管理する事だそうです。
「餌を投げて網の中にキープして、大きな期待を抱かせ続けるの。だからあなたには対処できないって。私なら大丈夫だけど…漁場に捕まった一匹の魚、それがあなたよ」
「私、魚じゃないわ」
「いいえ魚よ。元住んでいた場所に戻りなさいよ!川か海かどちらかへ」
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パーティの後、テオを屋台へ呼び出すシア。
自分の写真を渡したり片想いの相談に乗ろうとするシアに、真実を告げようとするができない口下手なテオ(シン・ウォンホ)。
店ではお姉様っぷりをテオに見せていたシアだが、その後は道端に座りこみ酔っ払い電話でジュンジェを困らせる醜態を演じた。
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部屋に戻り自分のベッドに横たわるシムチョンに驚くジュンジェ。
「何でここにいるんだ?上に部屋に上がれよ!どうしたんだ?」
ーホジュンジェ、私を魚だと思っているの?あなたの魚を管理しているの?(漁場管理)
「上に上がらないのか?」
ーこの態度は何?私を見たくないから上に行けって言う事?消えろって言う意味なの?
「いいから、いいから気にするな俺が上がる。今日もここで寝ていいから。今夜は何も考えずにぐっすり寝るんだ。頼むよ」
ー胸がまたドキドキするわ。この漁場から逃げることは可能なの?
シムチョンの内心を聞いて、ため息をあげながら梯子を上がるジュンジェ。
「あ~~~眠れるだろうか。ただ眠りたいのに、この状態がいつまで続くんだ……」
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翌朝のジンジュ(ムン・ソリ)とシア(シン・ヘソン)。
目が覚めた途端きのうの失態を思い出し、「夢でしょ?夢だと言ってと」夫に泣き叫ぶジンジュと携帯を見て頭を掻きむしるシア。
二人の狂態に目を見張るムラン。
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シアに言われたことが頭から離れないシムチョンは、テオに助けを求めた。
テレビだと限界があるから教えてと「気を引くやり方とか、弄ばれているかどうかの見分け方とかそういう事を知りたいの……」とテオに囁くシムチョン。
それを目撃し、離れろと大声を出すジュンジェ。
「何しているんだ!」
「テオにコンピューターを教えてもらうの」
「コンピューターなら俺が教えてやるよ。」
「駄目!」
ーあなたが私を好きかどうか、ただ弄んでいるかどうか調べるんだから……
「ヤー、そんな事を俺が声に出して言わなきゃいけないのか?」とつい言い返してしまうジュンジェ。
「えっ?なんて言ったの?」
「コンピューターを教えるのに声を出す必要があるかという意味だ。横から見れば分かるだろ?まあいいさ。テオから習えよ」
心を読んでいる事がバレそうになり逃げ出すジュンジェ。
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友人の眼科医を訪れるイルジョンと付き添うカンソヒ。
薬を飲んでいるのに改善しない症状を訝しがった後、手術を進める友人の医者。
その後カンソヒが用事を済ましている間、待合の椅子に座っているイルジョン。その姿を、血圧の薬を取りに来て見かけるユラン。
その後、腕を組み去っていく二人の後ろ姿を見て、過去の出来事を思い出すユラン。
さほど親しくはなかったが、保険外交員として訪れた高校の時の友ジヨン。
夫と死別した後カンソヒと改名し独りで子供を育てていると聞いて、暖かく歓迎し保険に入ったユラン(ナ・ヨンヒ)。
だがそれが仇となり、後にユランの家庭は崩壊したのだった。
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イルジョンの薬をすり替える母親の姿を目撃し悩み、養父にも失望したジヒョンは、酔っ払ってジュンジェに電話をかけた。
「もうお前の父さんを守れると思えない。お前は自分の父さんを守れ。俺は俺の母さんを守るから。これが最後の警告でプレゼントだ。偽りから本物への…」と。
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自分のベッドに寝ているシムチョン(チョン・ジヒョン)に声をかけるジュンジェ(イ・ミンホ)。
「この部屋を取るつもりでいるのか?」
「聞きたい事があって待っていたの」
「何だ?」
「ええっと、それは…」
ー何故好きになる計画があると言ったの?どうしてハグしたの?髪に触ったのは何故?
私を好きなのか、チャシアが言った様に私を弄んでいるだけなの?
一日中インターネットで調べたけど、あなたの気持ちについての情報はなかった。結局あなたが私を好きかどうか分からない…。
「なんでもない」
「訊こうとした事を何故訊かないんだ?」
「ううん、まだ頭に中を整理してないから……」
「整理するタイプじゃない、吐き出すタイプだろ?」
「いいえ、言う前に整理したいから、一晩中考えてみる」
「一晩中考えるだって!」
「うん、夜通しそれについて考えた後整理がついたら明日あなたに話すから」
そう言って梯子に手をかけるシムチョンを引き止めるジュンジェ。
「どのくらい考えるつもりでいるんだ?」
「一晩だけ」
「一晩だけか……。頭の中にどんな考えがあるか知らないが、それが何であるかもわからないが止めてくれないか?」
ー今度は何?彼について考えるなと言っているの?この表情は何?怒っているの?何故?
そう忙しく考えるシムチョンの額にキスした後。
「さあ、いい子で静かにするんだ。今から何も考えるな。何もするな」とジュンジェは口にキスをした。
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チョン・ジヒョン イ・ミンホ 韓国ドラマ 青い海の伝説 12話 感想
ジュンジェが捕まり、シムチョンも誘拐されてどうなるか!…と思っていましたが、刑事に捕まっていたことが幸いでしたね。
シムチョンも人魚の「人間の記憶を消す」という防御能力を指摘して上手く逃げました。
テレパシー能力は便利ですが、ずっと聞き続けるのも辛いものでしょう(笑!)。 この辺りのシーンは笑えましたね。
マデオンとソヒ、ムランとイルジョンの関係がはっきりとしてきました。
ジヒョンが母側に付く気になっているのに唖然としますが、父親の危機にジュンジェはいつ気付くのでしょう?
エンディングのキスが予告しているように、これから二人のラブラインが本格的にスタートするようなので、楽しみですね。
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