韓国ドラマ 青い海の伝説 4話 あらすじ 感想 後半
「何を言われてもあんな男に付いていったら駄目だ」
そうジュンジェが忠告していると傍を走り抜けるスケボー少年たち。咄嗟に自分を抱き避けるジュンジェに心が躍るシム・チョン。突き放された後もはにかんでいる。
その時上がった花火を銃の発砲音だと思いジュンジェに飛びかかるシムチョン。
「拳銃よ!じっとしてジュンジェ。私が守るから。」
下敷きのまま「誰が誰を守るって?」と言った後、起き上がりシムチョンに忠告するジュンジェ。
「私を信じて目を開けて。空を見て。良く聞いて下さい。他人を守るのは自分自身を守った後、それが順番です。順序を変えるのは愚かなことです。分りましたか?」
「熱くないの?」
「聞いてますか?」
「あれッ・・・触っても熱くないの?」
「初めて花火を見るのですか?」
”花火”と言う言葉でスペインでのオープンカーを思い出すシム・チョン。
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直ぐに消えるから触れないと言う花火を確かめるように空高く手を伸ばした後、嬉しそうに花火を眺めるシムチョン。
そして周りの人がこぞってしている行動が何かをジュンジェに尋ねる。
「写真を取っているのです」と言った後、本当に知らないのですか?と呆れながら撮って見せるジュンジェ。
「でも、あなたは撮らないの?皆しているのに…。」
「覚えておけばいいでしょう?」
するとジュンジェの手を取り「ここに持っておくのね」 と胸に当てるシムチョン。
子供の時母から受けた同じ仕草だ、とふとセンチメンタルになるジュンジェだが…、そんな思いを振り切るかのように…
「どうしてずっとタメ口何ですか?」 と話を切り替えた。
だが無視したまま花火を眺めるシム・チョンに「じゃあ、これから俺もそうするからな。」 と一方的に言うジュンジェ。
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花火中継を見ているチンジュとユラン。そこへトンシク(シァの兄)が来てゴルフ番組に変え様とすると、「ちょっと待って…」と止めるユラン。
ユランもジュンジェとの思い出に浸っていたようだ。だが気持ちを切り替え、「いいですもう。ゴルフを見てください」と言うと家事に戻って行った。
それを見て面白くないチンジュ。「私達の家で私達のテレビでしょ!」とトンシクの脚を蹴る。
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カン・ソラにジュンジェの調査報告をするマ・デヨン。
「後をつけたが女と一緒だったぜ。それよりどうして彼がここに来ると分った?」
それに対してソラは、幼き頃より彼の習慣は変わっていないからと答えた。
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誕生日に水族館に行こうとする幼きジュンジェとそれを阻もうとしているカン・ソラ。
「あなたのお母さんは現れないわ。だってお父さんはお母さんに沢山お金を与えたけど、もしあなたに会ったらそのお金を全部返さないと駄目なの。どうしてあなたのお母さんが何も言わず姿を消したと思うの?それはあなたよりお金の方が好きだからよ。」
「違う!僕の母さんはそんなんじゃない。」と泣きだすジュンジェ。
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思いから覚めるとマ・デヨンに頼むカン・ソラ。
「どこに住んでいるか調べるのよ。分った?私はあなたが生きれる様に生きているのよ。」
「動き出した。」と電話を切るマ・デヨン。
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車に乗ろうとするジュンジェのコートを掴むシムチョン。
「あなたと一緒に行ったたら駄目かな?」と訊かれ、「一緒に?どこへ?俺の家?」とジュンジェ。
「うん…」とはにかむシム・チョンに、断固としてジュンジェは「もちろんだめだ。大人の女性が男の家に来ると?もしお前の両親が知ったら何と言うつもりだ?」
「両親なんていないけど…」
「では答えろ。俺たち知り合いだろ?何かあったんだよな?」と訊くが、無言のシムチョンを見て言うジュンジェ。
「秘密だらけの女をどうして俺が家に連れて行くんだ?」そして、何か言える事があるなら連絡を、と言いながらシムチョンの手に電話番号を書いた。
その後、一旦は車を走らせるジュンジェだが内心穏やかではいられず車を停めシムチョンを拾う。
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助手席にシムチョンを乗せて走っていたジュンジェ( イ・ミンホ )は、まるで同じことがあった様な不思議に感覚に襲われていた。
「ソウルにいるのって素敵」の言葉で、オープンカーに乗っている光景が一瞬フラッシュバックした。
「私あなたと居るのが好きよ。」の後は、「愛している」と言う声が心にこだました。
そしてシムチョンに「愛し…」と言わせてみようとするが、止めるジュンジェ。
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その後、後方車が自分を追跡していること気付き、住宅街に素早く入り込み巻くことに成功する。
ジュンジェを見失い腹を立てるマ・デヨン。
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朝鮮白磁の壺をしみじみと眺めながら、「こんな絵模様他に見たことがある?」と訊くシア。
「ないな。朝鮮時代なのにモダンな絵柄だ。朝鮮時代なのに誰がこんな風に描いたんだ?」と思案顔の同僚。
「教授は、これを書いた絵師はタイムマシンで未来を見てきたんだろうと言ってたわね。」と笑みを浮かべる別の同僚。
「どういうものか…。私の知り合いにとても似てるわ。」と呟くシァ。
*
シムチョンが家に入って来るのを見て固まるナムド ( イ・ヒジュン )とテオ ( シン・ウォンホ) 。
部屋をきょろきょろ見た後、窓からプールが見えると出て行くシム・チョン。
最初のショックから立ち直ると「おいっ!どうして彼女を家に連れてきたんだ?気が狂ったのか?」と言うナムド。
「ここに食べ物ないの?」とプールを指して訊くシムチョンに「どうしてそこに食べ物があるんだ?こっちに来いよ」とジュンジェ。
椅子に座りテホが用意したスパゲッティを頬張るシムチョンに、「お嬢さんお家はどこですか?」と尋ねるナムド。
「とっても遠い。」
「俺の所も遠いけど…。ナムヨンジュだ。」
「私の家はほーーんとに遠い。」
「負けるのが嫌なタイプですか?それより服のセンスが酷いな…。俺には合わない。ジュンジェ」
「もし合っていたらどうするって、ヒョン?これはブラインドデートか何かか?」
「だけど、俺たち一緒に住んでいるんだろ?」
「一緒に住んでいる?お前達、今すぐ出て行けよ!」
「あー!ずるい!俺たちが出て行ったら一つの屋根の下で二人で何するんだ?」
「俺がこの子をこのまま居させるって?調べる事があって連れてきたんだ。」
そう言って翡翠の腕輪を見せるジュンジェに、「私があなたにあげた。好きだと言ったから…」とシムチョン( チョン・ジヒョン )。
「好きだと言ったからって与える様な代物ではではないが…」と言うナムドに、「我が家には似た様な物が沢山あるから」と呟くシムチョン。
だが、「腕輪は知っているが、渡した俺を知らないって?そんな訳ないだろ?」と言われまた黙ってしまうシムション。
その姿に「見ろ!おしゃべりなのに大事なことは話さないんだ!」とジュンジェは喚きだす。
*
エキサイトした場の雰囲気を和らげようと突然話題を変えるナムド。
「よう(トンセン)妹よ!名は何だ?」
「ないの。どうして名前があるかどうか皆訊くの?」
「それは、呼ぶためだろ?」
「もし名前があったら大きな声で読んでくれる?」とジュンジェに訊くシムチョン。
そうしよう、とジュンジェが答えると、「じゃあ名づけて!名前をちょうだい!」とシムチョン。
ナムドが「ローマの休日の女優オードリーヘップバーンから取って、オーデリはどうか?」と提案すると、ジュンジェは「シム・チョンだ」と言う。
「シム(とても)チョン(バカ)でぴったりだろ?」と面白がるジュンジェに不誠実だろ、と注意するナムド。
だが…「シムチョギ!気に入ったわ。」と無邪気に喜ぶシムチョン。
ケーキを持って現れるシア ( シン・ヘソン )。
睨みつけながら名を名乗るシムチョンだが、その脚に突然当たるお掃除ロボットに驚きジュンジェに飛び上がる。
「怖~い!」としがみついて騒ぐシムチョンに顔をしかめるシア。
ケーキの蝋燭に火がつけられ、皆がハーッピーバースデーを歌っている最中、勝手に火を吹き消すシムチョン。
お腹がすいてもう待ちきれず、ろうそくが取られるといきなりケーキを鷲掴み頬張って食べるシムチョンに、ジュンジェは「ゆっくり食べろ」と笑った。
ケーキを取り分け「ジュンジェ、食べる?」とフォークを出すシア。
一旦は断るがナムドに言われ仕方なく受け取るジュンジェ。
ジュンジェに馴れ馴れしいシアが気に入らないシムチョン。
玄関の外でシムチョンについて話をナムドから聞いた後、シアは釈然としない様子で言った。
「じっと家にいて、家から去らないでよ。でも・・・もう空部屋ないでしょ?どこに彼女は寝るの?」
「いや、もう一つあるんだ。」と教えるナムド。
ジュンジェの寝室の上にある屋根裏部屋に泊まることになったシムチョン。
*
翌朝、目が覚めると直ぐに起き上がったシムチョンは、天井窓を開けて下で寝ているジュンジェに「ホ・ジュンジェ朝よ!朝飯食べましょう。」と声をかけた。
そしてジュンジェが朝ごはんを用意している間、傍に座りラジオを聴きながら待っているシムチョン。
そこへやって来て冷蔵庫を開けるナムド。
「牛乳はどこへ行った?」
「お腹がすいて待ちきれないと言って、一気飲みした奴が一人いるんだ。」
「そうか…、家計は破産だな。」
とお掃除ロボットに怖がりワアワア騒ぎながらキッチンに上がるシムチョン。唖然と見るジュンジェとナムド。
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ショッピングセンターにいたジュンジェが買物を終え帰ろうとした時、次々と不思議な光景が頭の中でフラッシュバックのように蘇ってきた。
女性服売り場の前で、自分が座っている姿…
その後の靴屋で、女物の靴を選んでいる光景…
エレバーターの傍で、女性を待たせる光景…
その後車で帰宅中、ナムドから連絡があり自宅より手前で駐車するジュンジェ。
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「殺しの道具は釘とハンマーらしいな。だから絶対にマ・デヨンの仕業だ」とホン刑事 ( パク・ヘス )。
「ハンマーで人殺しをするのはマ・デオンだけですか?被害者は高利貸しだったのですから、100%復讐ですよ。」と相棒刑事。
「100%のケースなんて有りはしない。まず色々な可能性を探り捜査を始めよう。」と言うホン刑事。
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シムチョンが独りでテレビを見ている所へ鳴る玄関のチャイム。
「ホ・ジュンジェかな?」と迎えに出るシム・チョンだが、立っていたのは見知らぬ男 (マ・デヨン)だった。
現れたジュンジェに外で待機していたナムドは「近所で殺人事件があり警察が付近を取り締まっているからここから引き返せ。」と助言した。
だが、ジュンジェは独りで自宅にいるシムチョンを心配した。
そして「暫くの間一人だからって?急いで車を引き返せ。」 と繰り返すナムドに、胸騒ぎがしたジュンジェは「ヒョン退けてくれ。」 と車のアクセルを踏んだ。
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前回のお話は⇒青い海の伝説3話 あらすじ 感想
チョン・ジヒョン イ・ミンホ 韓国ドラマ 青い海の伝説 4話 感想
一つ屋根の下に暮らすようになった二人。一気に距離が縮まってきてこれから楽しそうですね。