韓国ドラマ 青い海の伝説 2話 あらすじ 感想 後半
詐欺仲間トーマス ( アン・ジェホン )
教会に入ってきたジュンジェ(イ・ミンホ)を「 ホ・ノア伝道師(エバンガリスト)、私の兄弟です。」と信者に紹介するトーマス 。
彼はここでトーマス伝道師と自らを名乗り献金詐欺を働いていた。
「 彼はアフリカケニアの動物愛護協会に従事し井戸を堀ったりもしているのです。」とさらに大げさな事を言うトーマスと、
「 私のワイフだが、数年前の事故で精神に異常をきたして失語症になリ...」とお涙頂戴の話をするジュンジェ。
だが「 彼女の声が聞けるのはいつだろう。」、とジュンジェが言うや否や、「 こんにちは。初めまして。暑いですね。」
と話すシムチョンに茫然とする信者達。
「 どうしたんだ?舌の贈り物でももらったのか?」、と外で尋ねるジュンジェ。
「 私の声を聞きたいと言ったでしょ?それと...ワイフって何?私があなたのワイフって言ったでしょ?」
「 何でもない。友達...友達の意味だよ。これまでずっと話せたのに口を閉じていたのか?恐ろしい女だな。」
と呆気に取られるジュンジェに、昨日もらった箱で言葉を習得したと告げるシムチョン。
「 ラップトップの事か?お前ってネチズンなのか?」
と、じっと魅入るシムチョン。
「 何を見ている?」
「 あなたの目ん玉」
「 何の玉だって?」
「 あなたの目の中の墨、きらっと光っているわ。」
「 俺の目はいつもこんな風にきらきらしてるんだ。」
「 綺麗だわ。」
「 そうだろ?綺麗だろ?俺の目はいつも綺麗なんだ。そう言えば母さんは出かけると皆が俺に触りたがって大変だったと言ってたな。でも目ん玉ではなくて目、墨じゃなくて瞳だ。いつギャングの言葉を習ったんだ?スポンジのように何でも吸い取って...。」
*
トーマスに頼まれ献金詐欺に一役買う事になり、ギターの弾き語りをするジュンジェ。
♪愛は我慢強いもの。
愛は優しさに満ちている。
信義、希望、愛、
中でも愛が一番素晴らしい。♪
と信者を感動の渦に巻き込んで、多額の金を集めることに成功するジュンジェ。
*
使徒館の一室を借りその夜を過ごしているジュンジェとシムチョン。
「 愛って何?愛が一番素晴らしいって歌っていたけど、愛は何?」
「 ああ、愛とはちょっと危険なものだ。だからお前の様な女はやめておいたほうがいい。」
すると自分のベットからジュンジェの布団へ移り「 なんで?」と身を乗り出すシムチョン。
「 例えば...お前が誰かを愛したとしたらだ。お前の降参を意味するのだ。」
「 降参って何?」
「 負けること。お前が負けるんだ。言い換えれば、お前が誰かを愛したとしたらそいつが言う事を何でも信じるという大ごとになるんだ。」
「 愛している。」と微笑むシム・チョン。
「 するなっ!言っただろ?」
「 お腹すいた…。」
*
箸を不器用に持ってラーメンを食べているシムチョンに、考えてみたんだが、と声をかけるジュンジェ。
「 お前って記憶喪失じゃないのか?だから物事を覚えていないんだ。俺の目を見ろ!深く息をついて両親について考えるんだ。」
そう言って、1.2.3と数えた跡ライターの火をつけるが「両親って何?」と訊くシムチョン。
「 馬鹿じゃないのか?両親とはお前を産んで生んでくれた母さんと父さんのことだ。」
「 私にはいないわ。」
「 まあ、皆にいる訳じゃないから・・・。」
「 あなたには両親がいるの?」
「 父さんは居るんだけど居ないようなもので、母さんは居たらいいなと思うから探しに行くんだ。世界の果てと呼ばれている所へ。とことろで名前は何だ?」
「 ないけど...」と答えるシムチョンに…、
「 ふ~ん、驚くべきことでもないか。変なことが多いから…。」とジュンジェは動じる様子も見せずに言った。
「 もし私が変じゃなくて名前があったらずっとあなたと一緒に居られるの?そうなの?」
「 いや、そういう意味じゃないんだ。この世に変な奴はごまんと居るんだ。正直言うとお前は変な人間の部類には入らない。俺の方がよっぽど変さ。」
「 あなたはいい人よ。」
「 俺がどんな人間か知らないくせに・・・」
「 私の手、そのままにしておけたけどあなたは握ったわ、何度も…。あなたはいい人よ。」ときっぱりというシムチョンをみつめるジュンジェ。
その後部屋にもどったジュンジェは、シムチョンが寝ている間にジュンジェは盗んだ腕輪を手にはめてやった。
「 盗んで逃げたことは沢山あるが、盗んだものを戻すのは初めてだ。わかったよ。一緒に行こう。世界の果てまで…」
*
翌日、詐欺の成功報酬と車のキーを受け取るジュンジェ。去ろうとするとシムチョンに声をかけるトーマス(アン・ジェホン)。
「 彼に気をつけて。あなたは私の理想のタイプなんだ。できたら又ソウルで会おう。」
だが、ソウルって何?と尋ねるシムチョンに二人は声を上げて笑う。
その後電話番号を渡そうとするトーマスからシムチョンを奪うようにしてその場を去るジュンジェ。
その直後現れた牧師から、自分の取り分をジュンジェが教会に寄付した事を知らされ笑い泣きするトーマス。
*
颯爽と風を切りながらオープンカーに乗り、トーマス( アン・ジェホン )に電話をかけその後の様子を尋ねたジュンジェは、ソウルで会おうと電話を切った。
シムチョンは、繰り返される”ソウル”と言う言葉が気に掛かり、どこにあるのかとジュンジェに尋ねる。
「本当にソウルを知らないのか?今までに行った事がないのか?」
「もう直ぐソウルに行くの?」
「ああ、そこが俺の住み家さ。」
*
ヘラクレスの塔は2000年前に建てられたときから世界の果てと呼ばれているとシムチョンに教えるジュンジェ。
「海があるのにどうして果てなの?」と訊かれ母と訪れた時の事を思い出す。
かって母はこう教えてくれたのだった。
”昔人々はここが世界の果てだと信じていたの。
あの灯台は世界の終わりを示すヘラクレス灯台よ。
その言われはね。
ヘラクレスの母さんが毎日ここへ来て息子に会いたいと切望していて…、
それを可哀想に思った人々があの灯台を造ったんだって。
ヘラクレスが灯りを辿り広い海の中でも母さんを見つけて来られるようにって。
それで伝説では、ここで別れた人は必ず再び会うとされているの。”と。
母との思い出を語り名を刻んだ石をシムチョンに見せると、「俺の名前はホ・ジュンジェだ。」と教えるジュンンジェ。
「じゃあ、ここで分れた人は必ず会えるのね?」
と訊かれ、嘘だと答えるジュンジェ。まだ別れた母には会えていないんだから、と。
「俺の母さんはさよならも告げずに居なくなったんだ。」
その時ホ・ジョンジェがあるとシムチョンが別の石を指し、それを覗き込むジュンジェ。
ジュンジェの母は、愛しているわと別れの言葉を刻んでいたのだった。
「愛しているって?じゃあ、お母さんは負けたのね?降参したのね?」
「そうだ。母さんは負けた。降参したんだ。」と笑った後シムチョンを見つめるジュンジェ。
そこへやって来るミョンドンキャピタルのチンピラ達。
フルオート(連弾)ライフルを構える彼らに逃げ始めるジュンジェとシムチョン。だが両側を挟まれ崖に追い詰められてしまう。
降参の印に両手を挙げ、見知らぬ女だからとシムチョンを逃がそうとするジュンジェ。
だがシムチョンは、私はワイフよ、と去ろうとせずジュンジェの傍に留まった。
「この期に及んで嘘をつくとは大した奴だ!」と二人に一斉にの銃口を向けるチンピラ達。
「俺は独身主義者だ!この女の名前さえ知らないのに・・・」
「うるさい!もう一言でも言うと撃つぞ!」
口にチャックをする仕草を見せた後、後ろ向きでシムチョンに向かって言うジュンジェ。逃げるべきだったのにどうするんだ?、と。
すると海に視線を移すシムチョン。
「俺は高所恐怖症で、水も怖い。ここで簡単に撃たれた方が…」
「銃は駄目!イルカみたいに死ぬわよ!」
「もちろんだ!でも溺れたって死ぬだろ?俺が交渉を…」とジュンジェがぶつぶつ言うが、手を引っ張り躊躇せず崖から海へと飛び込むシムチョン。
海の中で人魚になったシムチョンの姿を目にするジュンジェ。
ーもし変じゃなくて名前があったら、私はあなたとずっと居られる?そうなの?
ジュンジェに口移しで空気を与えるシムチョン。
次回のお話は⇒青い海の伝説 3話 あらすじ 感想
前回のお話は⇒青い海の伝説 1話 あらすじ 感想
イ・ミンホ 韓国ドラマ 青い海の伝説 2話 感想
パワーパンチにキックで人魚の怪力が炸裂! 陸地に出てきた人魚、水圧がないから体が軽いのでしょうか…?(笑)
ジヒョンさんのとぼけた表情もおかしくて笑わさせていただきました。
まだ人間語の勉強中とはいえ、シムチョンが 話せるようになったので、これから傑作な会話が出て来そうで楽しみです。
短いですが最初に写る史劇もストーリーが続いてて先が面白そう…。 TNmSソウル地区では既に20%越えの視聴率ですので全国区もそろそろでしょう。
イ・ヨンエ ソン・スンホン主演⇒『師任堂(サイムダン)』
ム・ナムギル キム・アジュン主演⇒『医心伝心~脈あり恋あり』
パク・ヒョンシクのラブコメヒット作⇒ 力の強い女トボンスン
ソン・ドンイル出演の青春時代劇 ⇒ 『花郎(ファラン)』
パク・ジイル出演の推理ドラマ ⇒『推理の女王2』
パク・ヘス出演のファンタジードラマ⇒『アルハンブラ宮殿の思い出』